マイチェン版ヴィッツはWRC仕様と似た顔つきに…

現行のトヨタ・ヴィッツがきょう、2014年春以来2度目となるフェイスリフト込みのマイチェンを受けたようです。

マイチェン版最大の目玉は、初代から代々“ヤリス”の名で売られている欧州市場向けには以前から設定のあったハイブリッド車が国内でも展開されるようになったことのようですが、同じプラットフォームとパワートレーンを使うアクアの人気で下降線に行きつつある現行モデルの販売台数をふたたび引き上げるためと、ライバルの日産ノートが昨秋のマイチェンで（ハイブリッド車とEV車各々の長所をミックスさせた）“e-POWER”グレードを新設定したのを受けて、それにも十分対抗できるモデルをなるべく早いタイミングに出そうという狙いが今回の展開の背景にあるのかもしれませんね。

ただ残念なニュースもあり、それは初代のモデル中期から一貫して設定されてきた“RS”と現行よりラインナップの“G'z”仕様が揃って姿を消したことなんですが、どうやらこの状況は一時的らしく、2グレードの後継は早くて今秋ごろに新ネームを名乗り登場させるという噂があるそうですね。RSとG'zはギアボックスでCVTのみならずMTも選べたスポーティグレードなので、双方の後継は2グレードの意思をしっかり受け継いだモデルとしてデビューすることを切に願います。

それにしても今回の顔つき、画像を見て「どこかで見覚えがあるなぁ…」と思っていたら…
















今シーズンからのWRC（世界ラリー選手権）参戦マシンで、VWから移籍のヤリ-マティ・ラトバラもドライブすることになったヤリスWRCと概ね共通のフロントマスクになっていますね。あのデザインはいま思えば今回の国内向けのイメージを先取り採用していたことになるので、トップ画像のと見比べて「ああよく似てるなぁ…」とつくづく感じました（笑）