
A4・A5シリーズのスーパースポーツ、RS系の新型はまずRS5クーペから発表されましたね。とはいえ、これは先代も同様だったんですが…。
デザイナー曰く「(かつて米・IMSAのカテゴリーに参戦していた)90クワトロのレース仕様からインスピレートを得た」というエクステリアは、先代同様A5・S5譲りの美しいボディラインを基本としつつ、専用エアロやアルミホイールの装着で見た目の過激さをアピールさせたのが印象的ですね。なお、本国仕様でマトリックスLEDヘッドライトは標準ではなく、オプションで設定可能になっているようです。
インテリアはご覧のとおり、A5・S5のそれと殆ど変っていませんが、ステアリングやナッパレザー仕立てのシート、ドアトリムに至るまでレッドのステッチが奢られているところはRSモデルの証だとわかりますね。あと、バーチャルコックピットは本国でも標準装備されていると思われますが…。
先代の4.2FSI(V8 NA)から2.9TFSI(V6ツインターボ)に大きく変わったエンジンは、一部メディアで「アウディ+ポルシェの共同開発で生まれた」と噂されている新世代のダウンサイズユニットで、最高出力は4.2から不変の450馬力、0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は280km/h(オプションパッケージを装着した場合)をそれぞれ誇る俊足ぶりに仕上がったそうです。このエンジンに組み合わせられるギアボックスはなんと、先代から譲り受けたSトロニックではなく、現行S4・S5と共通の8速ATが搭載されることになったらしいです。
ドイツ本国などのヨーロッパでは6月からデリバリーが開始される模様なので、日本導入はそれから半年以降までの辛抱となるでしょうね。
話変わってRS5といえば、こちらもついに発表されました!
今シーズンからのDTM(ドイツツーリングカー選手権)を戦う、RS5 DTMの新型です。
新型は先代に比べ、4リッターV8エンジンなどのメカニズムこそ共通であるものの、空力性能の向上や今後適用される新レギュレーションにも対応して造られたようです。
この新しくなったマシンを、チャンピオン経験者のマティアス・エクストロームやマイク・ロッケンフェラー、日本でもお馴染みで今シーズンから参戦のロイック・デュバルら6名がドライブすることを思えば、何だかワクワクしてきますね。
なおすでに6名の所属チーム割り当ては発表されており、チームアブトスポーツラインにはエクストロームとニコ・ミューラー、チームフェニックスにはデュバルとロッケンフェラー、そしてチームロズベルグにはデュバルと同じDTMフル参戦初年度ながら、過去に数戦エントリーしたことのあるレネ・ラストに加え、今やチームの顔といえるジェイミー・グリーンがそれぞれのシートに座ることになりました。
昨シーズンはメーカーとチームの両タイトルを制覇したアウディ勢ですが、シリーズチャンピオンも合わせた3冠達成は叶わなかったため、今シーズンは生まれ変わったこのマシンとチーム体制で悲願の3冠達成なるか!?大いに気になるところです。
ブログ一覧 |
ドイツ車(アウディ) | クルマ
Posted at
2017/03/11 09:20:33