
“X”シリーズの旗艦モデルたるX7が、コンセプト版公開から1年
(昨秋のフランクフルトショーでデビュー)が経ち、ついに本国発表されました。ちなみに市販版に与えられた開発コードは“G06”だそうです。
市販版は先に登場した新型X5(G05)をベースに、全長:4922→5151mm、全高:1745→1805mm、ホイールベース:2975→3105mmへ拡大させた一方、全幅は前後の意匠変更も関係してか2004mm→2000mmに僅かながら短縮されています。
「7シリーズの持つ豪華さをSAV(SUV)に…」というワードが似合いそうな外観は、コンセプト時代の意匠を概ね踏襲していますが、それ故キドニーグリルは他モデルのよりもデカく威圧的な印象を受けますね。
ただこの手の怖そうな顔つきは“強い高級車”こと某国産ミニバンのイメージとオーバーラップしてしまうので、個人的に好きと言えるレベルではないです…(汗)
ちなみにヘッドライトはLEDが標準、レーザー式はオプション(現行7シリーズ、新型3シリーズセダンなどと同様)となっているそうです。
インテリアはこんな感じで、パネル全体をパッと見すれば、ベース車のそれをより豪華に仕立てた雰囲気がしますね。しかしベース車と大きく異なるのは…
運転席から後方のシート配置です。これもコンセプト版に準じたものですが、配置は2-3-2が標準ながら、オプションで2-2-2の6人乗り仕様に変更することも可能だそうです。
最初に発表されたラインナップと搭載エンジンは、直6を積んだグレードがガソリンの「xDrive40i」とディーゼルの「xDrive30d」および「M50d」、本国を含むヨーロッパ以外の市場で売られるというV8搭載のグレードが「xDrive50i」となっています。なお、本国でM50d以外に用意されたデザイン・ラインは、ベースグレード/ピュア・エクセレンス/Mスポーツの3種らしいです。
また、先のパリサロンで鮮烈なワールドプレミアを飾った新型3シリーズセダン同様、音声認識機能の「インテリジェント・パーソナル・アシスト」(BMW版のMBUX)やドライバーの持つスマホで施錠が行える「デジタルキー」も装備されているようです。
市販版は(
2014年の時点で発表されていたとおり)米・スパータンバーグ工場で造られ、モーターショーお披露目は来月開幕のロサンゼルスショーで実施し、海外では来年春、日本では同年夏に販売を開始することも明らかにした模様です。
奇数を名乗るモデルであるため、日本仕様はお馴染みの直6ディーゼル(30dから35dに改称?)とガソリン2種(40i、50i)も加えた3グレードに各デザイン・ラインを設定しそうな予感がしますが、価格は全グレード共通で、メルセデスGLSクラスなど多くのライバルに合わせた10,000,000円オーバーのプライスタグが付けられるでしょうね。
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ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | クルマ
Posted at
2018/10/20 19:52:54