
新型コロナウイルス感染拡大による影響から、予定より4ヶ月遅れで開催された今年のニュルブルクリンク24時間レースは、ROWEレーシングの99号車BMW M6 GT3(N.キャッツバーグ/N.イェロリー/A.シムス組)が総合優勝、2位はアウディスポーツ・チーム・カーコレクションの3号車R8 LMS(M.ボルトロッティ/C.ハーゼ/M.ヴィンケルホック組)、3位にはBMW・チームシュニッツァーの42号車M6(A.ファルフス/M.トムジク/J.クリングマン/S.ヴァン・デル・リンデ組)が入りました。
※ROWEレーシングは昨シーズンより、ポルシェ911GT3RをGTワールドチャレンジ・ヨーロッパにおいて2台体制で走らせている関係から、M6での参戦は昨季限りの自然な流れで終了するのかと思っていたんですが、今季もニュル挑戦にあたりBMW側との契約は締結されていたらしく、今回に至ったようです。
決勝レースのサマリーは
こちらの記事に詳しく載っていますので割愛させていただきますが、BMW車にとっては2010年(ファルフス/J.ミューラー/P.ラミー/U.アルツェン組のE92 M3 GT)以来10年ぶり20回目の総合優勝であり、M6としては2016年の投入から4年勝てずにいた
(これは本戦の話であり、今季は一連の理由で開催中止となった予選レースでは昨年1-2-3フィニッシュを達成しています)ニュル24時間をようやく制すことが出来たために、メーカー“神推し”
(「AKB48っぽく書くな」というツッコミは無しで…)の私としてはこの上ない嬉しさでいっぱいになりましたね。
悪コンディションのなか、強豪たちがトラブルなどで次々と姿を消し、レースを優位に進めていった99号車の逆転劇は、何年か前にも似たようなシチュエーションで見せたような…と思い記憶を辿ってみたら、M6の参戦初年度だった
4年前のスパ24時間がそうで、今回のニュルでステアリングを握った一人のシムスは、偶然ながらそのときの優勝ドライバーでもあったんですよね。あれから4年、マシンの技術面もドライバーのメンタル面も著しく変わっているのは当然ですから、彼にとってはスパのときと違う“勝利の重み”を感じたことでしょう。
次回(来年)は6月開催を予定しているそうですが、今はコロナパンデミックがいつまで続くか分からない状況になってますし、今年は残念ながら参戦取りやめとなった日本勢(とくにTOYOTA GAZOO Racing)を含む各メーカー・チームの動向も気になるところですので、懸念多しな面がファンとして実に気がかりな思いもあります。
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ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | スポーツ
Posted at
2020/09/29 22:48:29