ポルシェもプロトタイプ新規定「LMDh」参入へ！

今月最初のアウディに続き、なんとポルシェもACO（フランス西部自動車クラブ）/米・IMSA主導のプロトタイプカー新規定「LMDh」参入を明らかにしました。

ポルシェにおけるプロトタイプカテゴリー参入は、'14～'17シーズンのWEC（FIA世界耐久選手権）を戦い、このうち'15～'17のル・マン24時間ではアウディやトヨタなどの強豪を総合力で破り、各年のAKB総選挙における指原莉乃さん（当時：HKT48メンバー）のごとく3連覇を果たした919ハイブリッド以来ですね。

すでにLMDh参入は5月にACO・IMSAが技術レギュレーションの草案を連名で発表する前から検討していたようなので、単純に予定調和な印象がしなくもないんですが、911 RSRを2台体制で走らせたIMSA選手権へのワークス参戦を今季限りで取りやめたのは「新型コロナ感染拡大による経済打撃によるもので、LMDhとは無関係」と言いつつも、今回の参入声明が出されたことにより、導入が決まった2023年シーズンまでの開発期間を十分設けるために活動縮小するのが狙いだったのでは？という裏事情が改めて分かってきた気がします。

また、LMDh車両はワークス参戦するだけでなくプライベーターへの供給も検討されているらしく、ポルシェは量産車派生のGTマシンに限らずプロトタイプカーにおいても、（ドイツ各社の中で）このレース車両の販売形態を半世紀以上に亘り続けてきたプロですので、ブランドイメージと信頼性を拠りどころに選んだチームが一つでも多く出てくれれば…とファン心理で切に願いたいですね。