標準モデルには(現状)装着不可となった装備まで付いて…

（各サイトによって）情報の載った記事が少なかったぶん発表済みなのを気付かずに終わるところでしたが、新型AMG C43 4マチックの日本仕様が満を持して正式デビューしました。

年内導入という噂は一部サイトに海外試乗記が出回ってから耳にしていたものの、半導体不足による生産遅延で予定どおりに発表できるどうか怪しい予感はしていました。しかし先ごろ、そのセダンのみが東京・大阪で行われたイベント「Mercedes-Benz Brand Exhibition」にサプライズで参考展示されていたらしいので、結局それは時期的に正式発表まであと少しという伏線だったという訳ですね。

気になっていた日本仕様は参考展示車に準じているようで、タイヤ／ホイールは19インチが標準、さらにドアミラー等がグロスブラック塗装されるAMGナイトパッケージを纏ったものになっています。とくにタイヤ／ホイールは本国HPや海外試乗記に出ていた個体を見ると20インチ推しのようですので、それが日本仕様になったときにどうなるか考察が難しかったんですが、19インチ装着は単純に国内の道路事情やAMG RIDE CONTROL（＝前後コイルばねを基本とする電子制御サスペンション）との相性も考えられたうえでセットアップされたのかな？と解釈しています。

万国共通のリア・アクスルステアリングもそうだし、何とブルメスター3Dサラウンドサウンドシステムまで標準（！）とのことで、現状半導体不足の余波からガソリン200かディーゼル220dの標準モデルには装着不可となってしまった装備がC43になると付くというのは、（表現が悪いかもしれないけれど）仕様変更後の標準モデルをオーダーされた方にとって嫉妬心を抱きたくなるほどの気持ちになったのではないでしょうか？