
このほど本国で
現行2シリーズクーペがフェイスリフトまで行わないLCIを受けたのに伴い、同車派生のM2クーペもメカニズム中心の改良が施されました。
今回のLCIがメカニズム中心の改良と綴ったのは、搭載されるS58系直6が従来より20馬力増の480hp、8速AT車に至っては最大トルクが50Nm増の600Nmとなったのが主なトピックだからで、同系エンジンかつ480hpと聞けば、コンポーネンツの多くを共有している観点から兄貴分である現行M4クーペの6速MT車、要は“コンペティション”じゃない方のベースグレードに積まれたのと同一ということになります。
おまけに0-100km/h加速がATで4秒フラット、MTで4.2秒とLCI前からは0.1秒ずつの短縮に止まったことからも、それが“コンペティション”系では3秒台に縮まるM4の弟分的ポジションが維持されたのは歴然です。
ちなみにM4のベースグレードは、1月の本国LCI後に更新されたジャパンHP上のティザーサイトに情報が出ておらず、通常モデルはエンジン出力が従来比+20馬力の530hpとなった“コンペティションM xDrive”のみの掲載に止まってしまいました。これまでギアボックス別の販売比率で“コンペティション”専用の8ATが圧倒的だった、そのぶんMTは'21の導入時から供給量が少なく選ぶ人は限られていた事情から廃止に踏み切ったのだろうと思っていたら、M2に積まれたS58系が上述どおりのスペックに引き上げられたため、結局ヒントはM2に隠されていたのが分かるとともに、そこでサイズ感や価格差も絡んだキャラクターの違いを明確にしたい狙いもあったのではと感じるようになってきました。
ティザーサイト…といえば今回のM2に関してもすでに開設されており、LCI後はまだ発売前であるもののキャプチャしたサイト画面の表示からして、仕様は8AT・6MT、
(ルーフ、前席バケットシート、インパネトリムがカーボン製になり、読んで字の如くレーシーな印象を与える)M レース・トラック・パッケージも引き続き導入させるよというニュアンスに読み取れました。
なおLCI前は今年4月時点でギアボックス問わず1000万を切る9,880,000円という価格になっています。しかしながら最近の円安による為替レートの関係や上述どおりの性能アップ諸々により、ファン視点で考えればLCIでついに1000万を超える!?なんていう致し方ない不安を抱きたくなりますが…どうなるのでしょうか?
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2024/06/17 21:29:02