『新会社『メルセデス・ベンツ・ハイパワー・チャージング日本合同会社』が設立。EV用急速充電ネットワークを設置・運営』
本国メルセデスグループ100%出資という新会社設立は、すでにG580 with EQテクノロジー(まずは発表記念車「エディション1」からの導入)の日本仕様発表とともにニュースで流れており、つまりそれがMBJからのプレスリリースを返し改めて公表されたことになります。
現在本国側は今後10年以内に全世界で2000か所以上の充電器と1万か所以上の急速充電ポイントを設置する計画を立てていて、新会社もMBJ同様に本国出資を受けたのはそういった将来性込みの背景があるからに他ならないでしょう。
もし仮にMBJも、現在はポルシェ・アウディ・VWの3社連合となっているPCAプレミアムチャージングアライアンスに(VWグループ外ながら)サービスの一部共通化を目的とした合流が実現していたら、
メルセデス・VWグループ以外ではBMWグループ/フォード/ヒョンデ(ヒュンダイ)も参画する欧州向け相互充電ネットワークの『アイオニティ』みたいな夢物語を描きすぎじゃないの?と言われそうですが、オーナーもファンもどう騒いでいただろうか…。
ちなみに今春に欧州以外で初めて(≒アジア初でもある)オープンした
Audi charging hub紀尾井町に設置されたものや今年6月にオープンした“車を売らない”ブランドショールームの
「FREUDE by BMW」がある麻布台ヒルズ内の地下駐車場に設けられた超急速充電器も、今回新会社がパートナーに選んだパワーエックス社製と言われています。もしもの災害時も安心の蓄電池型で国内最強クラスを謳う充電器の性能に信頼を寄せての締結でしょうが、'21の設立から3年でドイツ高級車御三家それぞれの日本法人と関係を深めることになるとは、私もいろんな意味で驚きましたね。
※トップ画像は昨年11月、欧州初の本国・マンハイムに完成した「Mercedes-Benz Charging Hub」なる急速充電ステーションです。建物は日本でいえば前述のAudi紀尾井町と同じ造りですね。どうやら日本展開は補助金制度諸々でBEV需要が高い東京など大都市圏が中心らしいですが、そこには商業施設“など”に展開という記述すらあったので、例えば正規ディーラーの新規オープンや既存店舗のリニューアルまたは移転と並行し、屋外のお客様駐車場や認定中古車展示スペース横にこのようなステーションが建つ可能性も無くはないかもしれません。
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ドイツ車(Mベンツ/スマート) | ニュース
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2024/12/12 21:05:51