(９９２.２型・ω・カレラＳ発表！)

『新型「Porsche 911 Carrera S」の予約受注開始』

ポルシェとして新年最初のニューモデル発表は、これまでデビューしていなかったぶん待望の992.2型（MC版現行911）カレラSで幕を開けましたね。

搭載エンジンが3.6シングルターボ＋T-HEVになったGTS用のディチューン版を積むのかと思いきや、純ICEの3.0ツインターボなので素カレラ用をハイチューンした内容に変わりはなかったですね。思えばGTSの新開発ユニットはデビューして間も無く、それゆえ各国から集まった初期トラブルのデータ収集の完了に加え、量産効果でコストが下がるまでに時間を要すのは確か。なので991.2型でお目見えして以来、熟成の進んだ3.0ターボを排ガス対策も施しつつの継続搭載は必然だったのかもしれません。

それでも最大トルクは従来どおりの模様ですが、MC前のGTSと同一出力（480hp）に引き上げたのはグレードごとのヒエラルキーを考えても確かに大きな進化といえますね。

素カレラのときと同様、クーペ・カブリオレともグローバルで2駆のみの発表なので「“4S”は？」と疑問に思われた方も少なくないでしょうが、恐らくは（MC後で一足早く発表したGTSも含め）現行の駆動方式が4駆しかないタルガとの整合性を取るべく、3バリエーション一斉に遅れて加わるだろうと予想しています。