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A5/S5スポーツバックの新型が、先ごろドイツ本国で公開されました。

新型は先にデビューしているクーペや（シリーズ全体のベース車である）A4と同様、ボディサイズが先代に対しさらに拡大され、全長：4733mm、全幅：1843mm、全高：1386mm、ホイールベース：2824mmとなったそうで、これにより室内空間も先代比で広くなり、とくに室内長は20mm近く伸ばされたようです。



エクステリアデザインは概ね先代からのキープコンセプトですが、全体的なプロポーションはボディサイズの拡大でさらに美しくなったというか、先代の売られている間にBMWから4シリーズグランクーペという強力なライバルが登場したために、それを少なからずは意識しているのかな？という感じもします。私的にグランクーペをかなり意識しているなぁ…と思ったところはサイドのデザイン処理ですかね。

本国仕様に当初搭載されるエンジンとギアボックス、それに機能面や安全面の装備（オプションのものも含む）はクーペおよびA4・S4シリーズにほぼ準じているので、紹介は割愛させていただきます。

新型はまもなく開幕のパリサロンでワールドプレミアを飾るほか、来年初頭に本国を含むヨーロッパ市場で発売が開始されることも決まったようです。

恐らく日本仕様は（本国などでの販売スケジュールから）早くて来夏には発表されるでしょうが、当初の導入グレードは様子見も兼ねて、先代（現行）と共通の2.0TFSIクワトロ（252馬力）とS5の2本立てになるんじゃないかと予想しています。ただ価格はA4などと同じように、先代比で大幅に高くなりそうな気がしてなりませんが…（苦笑）

先日、日本仕様のGLCクラスに“350e”と“AMG 43”が追加されました。

（C350e譲りのメカニズムを積んだPHVである）350eの追加は、先に発表している250系の導入時から予告されていたんですが、AMG 43は本国デビュー以来導入時期が判らず、てっきり上陸のタイミングは（先ごろ本国で正式発表された）クーペ版と同時進行になるんじゃないかと予想していたので驚きがいっぱいです…。

350eはグレードが（AMGラインなどを標準装備した）スポーツで、しかも左ハンドル車のみの設定なのが少々残念ですが、これは4気筒エンジン搭載の最上級グレードとして位置付けられたからなのと、日本以外の左側通行国への販売がまだ行われていないことによる苦肉の策でそうなったのでしょうね。私的にはAMG C43やマイバッハ-Sクラスなどと同じように、いつかのイヤーチェンジで右ハンドル車も追加されることに期待したいと思います。

逆にAMG 43は右ハンドルのみを用意しているみたいですが、価格は他モデルのようにキャラクターごとで上下関係を与えず、両モデルとも8,630,000円に設定してきたのが凄いなと感じた次第です。