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昨年行ったフェイスリフトとともに消滅していたAMG GT 4ドアの“63”グレードが、このほど本国で設定復活となりました。

なおラインナップに帰ってきた“63”とは、すでに先行発表されているハイパフォーマンスPHEVのS Eパフォーマンスから強力な電気モーターとバッテリーを省いた、すなわち純エンジン仕様のことです。

海外サイト等で確認したところ、M177型4.0V8のエンジンスペックは従来どおりのため、メインたるS 4マチック＋では639hpを発揮しています。

“63”は今後を占う電動化戦略に基づくS Eパフォーマンスが発表されたことで純エンジン車版の行方がどうなるか気になってましたが、思えばMC後には直6搭載グレード（43・53）とEパフォーマンスの性能や価格差を埋めるモデルが皆無でしたし、発表の後回しは主に半導体不足や近い将来施行予定となっている騒音規制への対応を理由に生産できる体制が整わなかったのも考えられるのではないでしょうか。

1月に発表されたMC後の日本仕様は（本国ラインナップとの関係から）43/53 4マチック＋のみという展開でスタートしております。そのためAMGらしい獰猛なパワーが自慢だった“63”の再導入に向けたリクエストはMBJやディーラー側にも届いていると思いますが、純エンジン車版とEパフォーマンスで同時発表か片方のみの導入か予測出来てませんので、MBJがどういう販売戦略を立てるか注目しておきたいところです。