すでに海外発のスパイフォトが度々公開されていた現行A・BクラスのMC版が、ついにドイツ本国で正式デビューしました。
このMCではAMGライン装着車にスターパターングリル、そちらとAMG A35 4マチック/A45 S 4マチック+にもダブルスポーク型のステアリングホイールを奢るなど内外装で先に登場した現行C・S等々に準ずる意匠が施されたほか、大半のガソリンエンジン搭載車はベルト駆動の48Vモーター(14hp)が付くようになり、そしてPHEV車はエンジン・モーターの出力を微増させるとともに性能アップが図られたようです。
なお最新世代にアップデートしたMBUX採用もあり、MC前に備えられていたセンターコンソール内のタッチパッドはとうとう廃されてしまいました…直近ではBMWのFF車においても、新型2シリーズアクティブツアラーやX1でダイヤル式のiDriveコントローラーを廃しスッキリした印象にはなった反面コストの都合…?といえば聞こえは良かないが、そのぶんUIが新しくなりディスプレイ操作と音声コマンドだけで十分なほどの精度を得ましたよという事なんですかね。
A・Bとも本国ではまもなく受注開始となっているようですが、日本導入は(いま現在、半導体不足による生産体制の都合で未知数ではあるものの)早くて来夏までに決まりそうな予感で、恐らく導入グレードはA/B200dや180など各々完成されたラインナップゆえ、MC前からの変化は少ない気がしています。
双方をベースに造られ、次期型登場は後述の理由から確実視されているCLA(4ドア/シューティングブレーク)およびGLA・Bの現行MC版フォトデビューにも期待したいところです。
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実はここ最近、A・Bクラスの存在を聞くとファンとして実に鬱々たる気持ちが…。
その理由は
こちら で触れた(“各国市場のお許しが出れば”という条件付きである)2030年までのラインナップBEV化やC・E・S相当の中~最上級車種に注力させる将来の販売計画で、Aを筆頭とした小型エントリーモデルを縮小していくというもの。
上記の記事投稿時点では、現行ラインナップから何が残り何が消えるのかをまったく把握できていなかったんですが、その後すぐA/Bは2025年までに現行限りで生産終了となる一方、CLAとGLA・Bはプラットフォームに新アーキテクチャー
(内容は現行のMFA2プラットフォームと同じ、HVにもBEVにも対応したものだそうです) を用いたうえでの設定継続という本国機関紙発の報道がありました。
それゆえAで4世代(W168→169→176→177)、Bで3世代(W245→246→247)に亘り続いたモデルライフのフィナーレを飾る“かもしれない”ため、各々の現行MC版登場にはブランドの今後を占う決定が下された最中にあり『どうなってしまうんだろう…』と感じているのです。なので今回施された改良点が、ある意味大盤振る舞いといえる内容なのかな…?
Posted at 2022/10/10 08:44:00 |
ドイツ車(Mベンツ/スマート) | クルマ