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現在、MINIハッチバックは先月のIAAモビリティ2023で新型BEV版をデビューさせた一方、こちらは（前期型登場から約10年で熟成が進んだ）現行譲りのメカニズムを踏襲するという次期ガソリンエンジン車版も開発が急ピッチで進められています。

そんなエンジン車版に飛び込んだ衝撃のニュース、なんと現行の「クーパー」または「ワン」向けに搭載しているB38系1.5直3が継続採用の計画すらなくディスコン。従ってクーパーも次期型ではクーパーSやJCW（ジョンクーパーワークス）と共通化したB48系2.0直4に置き換えられそうだとの情報が入ってきたのです。

2リッター置き換えの建前としては開発コスト抑制を図ったユーロ7排ガス規制への適合が挙げられているようですが、エンジン出力は現行B38系の136hpから20馬力ほど引き上げられるそうです。ただ逆に本音として考えるなら何が理由だと思いますかね？例えば古くからモアパワー嗜好が強い北米市場からのリクエストにも応えたかったとか、時節柄で48Vシステムによるモーターアシスト採用も前提に入れたかったとか…。

現行に対し上述したエンジン出力はもちろん、1気筒ならびに500cc上昇でダウン…ならぬアップサイズ化されると来れば、UIやADAS関係含む各デバイス搭載分も追加しての重量増加ですら避けられない事態になってしまいます。参考までに日本仕様の現行クーパー3ドアは車重が1210kg（“ワン”も同様）、同・5ドアは3ドア比＋50kgの1260kgなので、それを思うと次期型のクーパーは1.3t台をギリギリ切るか若干オーバーするかの値にはなりそうかなと予想しています。