
トミカの12月発売分に関する一部情報が解禁されました。
レギュラー品からは新型リーフと現行スペーシアギア。どちらも事前に海外リークで確認済みなので驚きはないものの、とくに前者は詳細解禁直前の
先週8日に日本国内仕様が正式発表されたばかりなので、(先月発売の新型プレリュードの一件も思い出される)実にタイムリーな製品化だと感づかせた印象を受けますね。
装着されたワイドタイヤは実車の履く19インチホイールに見立てて採用したと思われ、さらにリア画像を見てみると、メーカー名と掛けた「Ⅱ三(ニッサン)」デザインのLEDコンビランプをタンポ印刷で再現していることが確認できたため、新型リーフのトミカはそれらの該当する条件から、現時点で発表されているトップグレードの「B7 X」を再現したとみて間違いなさそうです。
ちなみにリーフのトミカは過去2世代も通常・初回をラインナップしており、新型の通常カラーはルミナスターコイズ/スーパーブラック 2トーンの再現ですが、同じ通常でも
2011年発売の初代・ZE0型はモノトーン色のアクアブルー、
2017年発売の2代目(先代)・ZE1型はブリリアントホワイトパール/オーロラフレアブルーパールの2トーンでした。つまり実車デビュー時のイメージカラーがそのまま通常色に選ばれたのは3世代連続ということになります。
初回特別のカラーも通常と同じ2トーンですが、こちらはボディ下部がボルドーレッド的な色味なので、ディープクリムゾン/スーパーブラックですね。てっきり2トーンでもプリズムホワイト/スーパーブラックの組み合わせか「ダークメタルグレー」あたりのモノトーン色を予想していたので、ディープ…の選定にはとても意外でした。
一方のスペーシアギアは
先代に続いて2度目の製品化、それでいてスズキの軽が今月のスーパーキャリイ、
来月のジムニー多目的災害対策車に続いて3か月連続・初回なしという共通点で登場する運びにもなりました。
しかも現行スペーシアはいま、(私事ですが)ジムニー同様に現職場で実車の部品組み立てに携わっている車種のため、リークで情報を得た際は内容に驚きながらも親近感すら覚えてしまいました。
先代のトミカ発売当時を振り返ると、他社のスーパーハイト型軽で製品化されたのは
標準系のN-BOXしかなかったものの、先代ギアはアウトドア需要をとくに意識したSUV“調”モデルの先駆者であったことから、トミカ化の対象バリエーションが標準系やカスタムで無くとも話題性を重視して選んだのだろうと強く感じました。
しかし今回はすでに同ジャンルのラインナップに24番のデリカミニがおり、加えて通常:標準系・初回:カスタムと金型を造り分けた現行N-BOXのことも思うと、現行スペーシアで何を製品化対象にすべきかはタカラトミー側とスズキ側で相当議論したに違いないだろうとも感じた次第です。そのなかでギアが選ばれたのは、「新型(現行)になっても引き続き発売してほしい」というファンの声も後押しになったほど、先代製品化時の反響が高かったことの裏返しかもしれませんね。
こちらもボディカラーはリーフ同様に2トーンですが、リークで存じ上げた際は先代に準じた黄色のそれ(現行でいえばミモザイエローパールメタリック/ガンメタリック)を予想していたものの、水色っぽいのでオフブルーメタリック/ガンメタリックを纏った仕様が商品化されたようです。恐らくイメージ的に
実車CMの登場色であることが、カラー選定の決め手になったっぽい気がします。
そしてプレミアムは2代目以来の登場のソアラ。実は確認したリークにも、商品名に「4.0GTリミテッド」と具体的なグレード名まで載っており、それから想像するに
レギュラー品でも製品化されていた3代目かな?と思っていたら、案の定その通りでしたね。
なお「4.0GTリミテッド」は1994年のMC(中期型移行)でグレード名を「4.0GT-L」に改称しているため、今回のプレミアムは前期型が再現された格好になります。
通常色は濃緑っぽい色味なので、実車登場時のイメージカラーだったブルーイッシュグリーンMIOを再現したと思われます。逆に発売記念はカラー違いの白色なのでスーパーホワイトパールマイカの再現ですが、2つの搭載ギミックも相まって、実車発表翌年の1992年から8年間発売されたレギュラー品のオマージュであることを感じさせる仕様なのが、実際にそちらを持っていた私からすれば感涙ものだと思った次第です。
Posted at 2025/10/13 20:17:38 |
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