
A3/S3(スポーツバック&セダン)の日本仕様もようやくマイチェンされました。
このマイチェン版が本国で発表されたのは(車とは関係ありませんが)欅坂46のCDデビュー時期と重なる昨年4月前半なので、本国とのタイムラグは今回の日本仕様が出るまで約9ヶ月半掛かった格好になりますが、多分これはVWグループ一連の不正問題の影響が大きいでしょうね。同じMQBプラットフォームを使う新型ティグアンに至っては本国発表から日本導入まで約1年半掛かったので…。
従来同様1.4TFSIが販売の主力になりそうなのは本国発表時から予想していたんですが、同エンジンはCOD付きの150馬力仕様ではなく、本国ではマイチェンと同時に廃止されたCOD非搭載の122馬力仕様になっているとのことなので、まさかそれをマイチェン後の仕様にも載せてくるとはちょっと意外に思いましたね。
また、上述の1.4TFSI搭載モデルも、エンジン排気量が1.8リッターから2リッター
(すでに現行A4に縦置き搭載されているものと同じミラーサイクル式を採用しているらしいですね)になったクワトロ搭載モデルも、標準系グレードはすべて無印版と“スポーツ”の2種に統一されたみたいですが、Sラインはマイチェンと同時にグレード昇格する戦略は取らず、これまでどおりパッケージオプションとして設定(ただし“スポーツ”グレードのみ選択可能)されているようです。
そしてS3。搭載される2.0TFSIエンジンはマイチェン直前の285馬力から5馬力アップの290馬力となった模様ですが、310馬力の本国仕様に対し若干のパワーダウンを余儀なくされた点は変わっていないという…(涙)ただSトロニックは6速から7速に多段化されたことで、燃費向上などに一役買っていることでしょう。こうなると、同じマイチェン版で共通のメカニズムを積むVWゴルフ(Ⅶ)Rの日本仕様は、今回のS3にほぼ準じたスペックが与えられそうな気がしてきましたね。
なお、今回は発表されなかった
e-トロンのマイチェン版は今夏をめどに導入されるそうです。これはひょっとして、サイドアシストなどの安全装備が付いた“セーフティパッケージ”が同時期生産分のグレードから選べるようになっている点と関係しているのでしょうか…?
Posted at 2017/01/27 06:48:12 |
ドイツ車(アウディ) | クルマ