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先週24日、新型メルセデスAMG SLの日本仕様がワールドプレミアから約1年でついに正式発表されました。

しかしながら一連の生産遅延による影響と、今から数か月前に拝見したブロガーさんの記事で概ね想像出来ていましたが、本国で一足先に発表済みのV8搭載モデル（SL 55ないし63 4マチック＋）は初期導入が叶わず、日本仕様はまず新型AMG C43と同じM139l型直4×48Vシステムを積むエントリーグレードの“43”のみがラインナップされることになりました。

つまりそれを先代ならびに先々代の頃に例えるならば、当時はV6搭載だったSL350（400）が、V8搭載の500（550）または55（63）AMGより一足早く国内導入を開始したのと同義だと思えば良さそうでしょうかね。

新型は過去のブログでも度々触れてきたとおり、パワートレーン含む車両開発をAMGに委ねるなど初めて尽くしな点が多く、直4搭載は（約60年前に遡って）190SL以来であるが過給機付きかつ電動化されたものとなると時代背景もあって当然ながら史上初なので、MBJはそれらの観点から伝統あるブランドの新時代を予感させる販売戦略で組み立てようとしたのだろうと、私的にはそう解釈をしました。

ただ（強烈的なパワーとサウンドに多くのファンを持つ）V8搭載グレードは導入計画が無くなったわけではなく、上述した生産遅延に伴うスケジュールの見直し以外に、構造上の問題で排ガス適合か騒音規制か何かに引っかかってしまったのも理由と考えられるので、ゆくゆくの年次改良とともに問題解決が進み次第、待望のラインナップ追加も叶うのではと推測していますが如何でしょう？

[New!] Audi F1のパートナーはザウバーに https://t.co/LSM2VwePNj pic.twitter.com/M5dz6wMl3a

— 8speed.net (@8speednet) 2022年10月26日

2026年シーズンよりF1パワーユニットを供給するアウディが、そのパートナーに選んだのは（現在「アルファ・ロメオF1チーム」として参戦中の）ザウバーのようですが…同チームの持つ過半数株式はすでに取得済みと、8月のパワーユニット供給発表時点で一部メディアに報じられていた噂どおりなので驚きはそこまで感じませんでした。

思えばザウバーは、1980年代からしばらく（プロトタイプカーとF1活動で）メルセデスとの結びつきが強かったほか、2006年から4シーズンのF1ではBMWとパートナーシップを結んでいたので、今回のアウディ製PU供給も含め、ドイツ高級車御三家とそれぞれご縁が生まれる結果になりましたね。

先日より海外サイト経由で次期X2のスパイフォトが公開されているので拝見してきました。

次期型も現行に準じてX1をベースとするものの、ボディ形状はスポーティーなキャラクターラインを与えつつ、先月末にワールドプレミアされたXMにも通ずる現行のハッチバッククーペ的スタイルを捨て、ルーフからストンとキックアップされたテールゲートを持つ意匠に見えます。

それはイメージ的に長男たるX6や次男のX4との共通性を感じるほど、SAC（＝スポーツ・アクティビティー・クーペ、BMWにおけるクーペSUVの俗称）ファミリーとしての性格がより分かりやすくなるのを意味する一方、デザイン上の都合からベースの新型X1に対して後方視界が悪くなったりラゲッジ容量減は避けられない事態になるでしょうね。

気になるボディサイズですが、現行は日本仕様の数値で4375×1825×1535mm（全長×全幅×全高）となっており、こと国内においては全高1550mmまで対応している旧式のタワーパーキングにも収まる絶妙な値が自慢でした。しかしX1は新型になり、本国数値で4500×1845×1642mm（全長×全幅×全高）へとサイズアップされたため、次期型もその値から考えると若干大きくなりそうな予感がします。反面ホイールベースの延長分で後席に座ったときの広さは現行を遥かに凌ぐものになりそうでしょうか。

生産開始は一部情報で来年11月を予定しているそうなので、恐らく同年の今ごろまでにはフォトデビューされることでしょう。

すでに一部でMC間近と噂の現行911に、先代モデル末期以来の“カレラT”がラインナップ復活を果たしました。また日本仕様もワールドプレミアと同日の先週水曜に正式発表されています。

ベース車は文字どおり先代と変わらずエントリーグレードの“カレラ”クーペ。なので385hpを誇るエンジンスペックに変更はなく、カレラからの装備見直しと軽量化メニューも先代と概ね同じのようですね。

先代の日本仕様は左右ハンドル選べてもミッションがPDK一択でMTは導入されず仕舞いだったぶん、今回満を持してMT車も設定するようにしたことは、とくに走り好きや旧来のファンからしても朗報と言えるトピックではないでしょうか？



そのMT車の重量は1.5トン切りの1470kgらしく、カレラのPDK車に比べて35kg軽くなっているそうなので、走行性能に磨きをかけてストイックに軽量化された効果をどう評するか、国内外さまざまな方のドライブレビューを楽しみにしたいと思います。

ちなみにジャパンからのプレスリリースには設定ボディカラーの情報も記載されており、画像のシャークブルーやパイソングリーンのほか、レーシングイエローにガーズ（およびカーマイン）レッドなどお馴染みの色を揃えてきたなかで「アイスグレー」と「ルビースターネオ」の聞き覚えがない名前もあり各々新色かな？と思っていたら、'23モデルより設定とあったこちらのブログ記事どおり新色でBINGO！でした。なおカレラT以外のグレードにおいては、上述2色の新設定と引き換えにメタリックの「ドロマイトシルバー」が廃止になったとのことです。

【VW広報】

新型「Golf Variant TDI」を発表✨
多くの荷物を積める、ロングドライブに最適なモデル。
伸びやかな加速と高い静粛性を実現した最新世代の「TDI」エンジンを採用しています。

ぜひお近くのディーラーでご体感ください🚙#Volkswagen #新型GolfVariantTDI pic.twitter.com/fu4RtYOJoI

— Volkswagen Japan (@VW_JPN) 2022年10月25日

きょう、現行ゴルフ（Ⅷ）ヴァリアントの2.0TDI搭載グレードがようやく国内販売を開始しました。事情は色々あれど、ハッチバック・ヴァリアント共々の新型“R”に対してはちょうど3週間遅れての発表となりましたね。

先ほど確認したところ、日本仕様の内容は予てより想像付いておりましたが、尿素SCRのデュアル噴射によりクリーンな排ガス処理と低燃費を実現した150hp版ユニットの搭載、一部グレードにパッケージオプションの主要装備（Discover Proナビゲーションほか）が標準となる「Active Advance」などのラインナップは先に導入済みのハッチバックとまったく同じでした。

上述のツイートで述べられたとおり、ワゴンボディ×ディーゼルエンジンの組み合わせなので長距離移動にピッタリなヴァリアントが満を持して導入され、選択肢の幅がより一層広がるかたちとなりました。しかしながら、先代・Ⅶですと導入されていたハッチバックの“GTE”やヴァリアントをベースとする“オールトラック”の追加に関する噂が未だに聞こえてこない印象なので、とりあえず日本仕様の現行ラインナップはハッチバックを含めて完成形になったのかなと感じております。