
日本語、特に最近のテレビや雑誌などのマスコミが使う日本語は常に刺激に富んだ新鮮な表現を求めてますね。中でも程度の大きさを形容することばに飢えてる気がします。昔だったら「とても・・・」とか「大変・・・」とかで済んだんですが、今じゃそれくらいの形容じゃ誰も注目してくれない。
ちょっと前なら「ちょー・・・・」とか、英語まで混ぜて「チョベリ・・・」とか。最近だと「・・・・過ぎる」て表現もありますね。
「過ぎたるは尚、及ばざるが如し」って言うくらいですから、いくらいいものでも「過ぎ」てはいけないはず。好ましい範囲を超えているってことですからね。なのに、結構使われてますよね。最初に聞いたのは例の「
美人過ぎる市議」あたりだったでしょうか。
前振りが長いですね。ここからが本題。トップの画像は、私が名古屋の中心部を歩いていて、偶然見つけたハーレー。これが私にとって「渋い」と「渋過ぎる」のちょうど境界線あたり。
撮影は今や驚異の低画素のiPhone3。ぼんやりした写真しかとれなくて残念。こんな出会いのためにコンデジでいいから持ち歩くべきなんでしょうね。
我社にもハーレーライダーがおりまして、その人にこの写真を見せたら「お、渋いですねぇ、ナックルヘッドじゃないですか」とのお言葉。
ナックルヘッド、調べてみますと・・・
ナックルは1936年に登場したエンジンです。ハーレー社は1929年に、現在のVツインエンジンの基礎となった「フラットヘッド・エンジン」を主力にモーターサイクルを生産していました。しかし、当時アメリカ国内のライバルメーカー「インディアン」や英国「BSA」などが相次いで、当時の最先端技術であるOHV(オーバー・ヘッド・バルブ/現行のハーレーも同じOHV)方式のエンジン搭載の新型車をリリースしたために、ハーレーは危機を迎えていました。そこでライバル社に対抗する形でリリースしたOHVエンジンが「ナックル」というわけです。ちなみに、ナックルは1947年までの約11年間作られました。
ロッカーアームのカバーが「握り拳」に見えることから、ナックルと言う愛称で呼ばれるようになったんです。ちなみに、ロッカーアームのカバーはアルミでできています。
ハーレー初心者サイト より
渋いわけだ。これが生産最終年の1947年製だとしても64年! 普通に乗り回す車を60年以上使うことはまず不可能ですよね。バイクだとそれができるってことでしょうか? しかし、修理の部品とかあるのかなぁ? 多分、今でもあるんでしょうね。
持ち主であるライダーが近くにいなかったから撮った写真ですが、きっと破れたジーンズを履いてるはずです。でなきゃ似合わないもん。彼にとっては渋い愛車に違いないと思います。
もう少し他の画像も
フォト にあります。
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Posted at
2011/08/20 14:47:06