実に2年ぶりのミニカーカテゴリです。
2年も前に
「私のミニカーコレクション プロローグ(ミニカーを集め始めてしまったことの長い言い訳)」 で、長々と書いたわけですが、モデラーを自認する私としては、完成品であるミニカーを買ってしまうのは堕落に他ならないと思っているわけで、コンビニのブラインドボックスに入った安いミニカーをつまむ時も、忍び寄る後ろめたさと戦いながらだったりするわけです。それが今回のような高価なものになると、尚のこと・・・・。かなりおバカな買い物だと思いますよ。ミニカーに2万以上ですから・・・・。
言い訳を重ねるなら、ショーウィンドー越しにそれほどこのミニカーは光り輝いて私に微笑みかけたと言う事です。
ブガッティ 57sc アトランティック。この車について、よく知らないまま、ただただ形に惚れて買ってしまいました。
最初の画像では分かり難いかもしれませんが、キャビンの真ん中を立ち上がった板が前後に走り抜けています。まるでウルトラマンの頭部みたいに。どうやら、キャビンの屋根を構成するパネルを左右に分割して、それをセンターで縫い合わせているようです。そしてその縫い目を隠そうともせず、逆に露出させ、アイデンティティーとしている! 何と言うセンス! 普通じゃ絶対有り得ないデザイン。よく見ると、前後のフェンダーにも同じような縫い目が。まさにデザインのためのデザイン。
買った後に調べてみると、その情報はかなり私のうしろめたさを緩和してくれました。
第二次世界大戦前の最も美しい自動車の一つとして賞賛されているのがタイプ57SC・「クーペ・アトランティーク」である。
Wikipediaの該当ページにはこんな形容が載ってました。
側面も美しいでしょ。また、サイドウィンドーの形状が特徴的。何から取った形だと思います? 何と、人間の腎臓の形。ね、尋常な車じゃないでしょ。
同時代のタイプ59GPカー同様、当初のプロトタイプの車体にはエレクトロン(マグネシウム合金)とデュラリウム(アルミ合金)が多用されていた。 材質が可燃性であったため溶接が出来ないので、車体は外部からリベット留めされ、その継ぎ目がこの上ないデザイン上のアクセントとなっていた。車体デザインはジャン・ブガッティであった。(同じくWikipediaより)
そういうわけだったのね。
このミニカーのメーカーはAUTO art 。同じ1/18でCMCというメーカーからも出ているようですが、そちらは3万円以上。さすがに手を出せません。
で、比較的新しい商品なので、画像はネットのあちこちにあって、このブログ用の画像もそこから拝借してくればいいんですが、今回は黒バックの物撮りに挑戦してみたくて、自分で撮影してみました。
ま、フォトギャラリーに誘導すればそれで事足りるわけですが、せっかくですのでご覧ください。
1/18ともなると、実車で動く部分はたいてい、同じように動きます。ドアはノブを下に下げると開きます。当然、ドアの内張りも再現されています。シートはレザー風の仕上げ。三角窓も可動。
ステアリングは少しの範囲ですが前輪と連動して動きます。
もちろん、エンジンも再現されていて、左右のエンジンフードを開けて見ることができます。
リアにトランクはなく、スペアタイヤが納まります。
↓動画もあります。途中の他の車だと何台買えるかの計算が面白い。と言うのも・・・
このモデルは、現存数僅か2台の超希少車で、一台は有名デザイナーのRalph Lauren氏のコレクションに納まっており、もう一台は2010年に北米カルフォルニア州オックスナード マレン自動車博物館に売却されて収蔵されている。その売却額は驚愕の30,000,000~40,000,000ドル(25億~33億円。正確な額は公表されていない)。これにより、この1936年型ブガッティ タイプ57SC アトランティックは世界最高額で売却された自動車となった。
・・・なんだそうです。因みに、この私には高価なミニカーも軽く10万台以上買えますね。
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ミニカー | 日記
Posted at
2011/10/25 23:40:38