
「何シテル?」でちょっと触れましたが、先週の日曜日、陸上自衛隊富士駐屯地開設61周年記念行事に行ってきました。
昨年8月24日の総合火力演習の模様はブログで御報告させていただきましたが、今回もその時と同じ友人の岩井君(仮名)のお誘いです。
総合火力演習ではその行き帰りに大変苦労しましたが、今回の学校祭は大した混雑もなく、スムーズに観ることができました。ただ、お天気はよくありませんでした。例年、この時期だそうで、つまり梅雨のさ中の開催なんですよね。一時はコンビニで500円で買ったポンチョ型のカッパを着ながらの観覧でした。
開式(?)前の様子。椅子席は関係者や地元用の来賓用。当日のお天気の様子もお分かりいただけると思います。
おそらく前日から並べられていたと思われる装備品。こうして望遠で撮ると圧縮効果で模型のよう。
155㎜榴弾砲など。
74式。開式前でまだリラックスムード。
10式アップ。
8輪の車体に10式の砲塔を乗せたような、機動戦闘車が見られるかと期待していたんですが、それはまだだったようです。
いよいよ開式。
61周年の記念行事ですから、校長を始めとする方々の挨拶があるのは当然としても、校長の後に「7名の方から御挨拶を」と場内アナウンスが流れた時には、聞く前から場内はうんざりした空気に包まれました。
ところが、これも吟味しながら聞いてみるとそれなりに興味深かった。
まず校長ですが、陸上自衛隊の幹部候補を育てる学校長として海外の情勢に触れるのは当然のことですが、「核開発や弾道ミサイルの開発を進める北朝鮮・・・」と北朝鮮は名指しだったのに対して、「海を埋め立て領土拡張を図る国家・・・」と誰が聞いても分かるのに中国の名指しは避けていました。この辺が官僚なんですね。
その後に続くのは国会議員。意外に自衛隊出身の議員て多いんですね。当然、自民党議員。で、話の内容はどうしても安保法案の話になります。「どうしても成立させなければならない・・・・」。言うまでも無くここで憲法違反なんて言う人は招かれてません。
ところが民主党の議員からも挨拶が。そいつも同様のことを言うのには驚きました。まあ、自民党内にもこの法案に反対派がいるわけですから、民主党に賛成派がいても不思議ではないのかも知れませんが。しかし、山本モナと路チュウした細野の口からそれを言われてもなぁ、説得力ないよなぁ。
安保法案、今週中にも審議を打ち切り、可決に・・・などと報道されておりますが、もうどうしようもないんでしょうか?
式典が終わり、それぞれの装備に乗りこむ隊員。総合火力演習では装備に乗りこむ場面は見られませんでしたから新鮮。
入場行進に向けてエンジン始動! 私が感じた総合火力演習と比べて一番の大きな違いは、妙な着眼だとは思いますが、排気。装備の密度が濃く、エンジン始動から間近に見られたため、各装備も建設現場の重機と同じディーゼルエンジンで動いてるってことがよく分かりますし、かなり排気が出ることも実感できます。
軍楽隊(とは言わないのかな?)の行進。真中に女性隊員がいるのが分かるでしょうか? 一緒に行った岩井君の話では、陸上自衛隊は音大卒の女性の有力な就職先になっているそうで、その意味でこの女性もある意味エリート?
89式装甲戦闘車。こいつの排気も凄いでしょ。ダンプカーと変わりない。
82式指揮通信車。先日、仕事で移動中に名古屋市内でこいつが走ってるのを見かけました。
87式偵察警戒車。
軽装甲機動車。
89式装甲戦闘車。
もうもうたる90式の排気。体に悪そう。
10式。
もはや旧式の74式。
ここから模擬演習。ヘリ多めで。
AH-1S。最初に攻撃ヘリで敵を制圧し、その後に兵員を降ろすという設定は昨年の総合火力演習と同じ。
203㎜自走榴弾砲。発砲もあるんですが、もちろん空砲。周りは民家ですからね。タイミングがわからなくてこんな写真しか撮れませんでした。
空砲の硝煙と排気ガスでこんな感じ。これがより実戦に近い雰囲気?
車両から降りた兵員の射撃も実演。
最後にもう一度89式装甲戦闘車。跳ね上げた泥が機動性を物語っています。
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2015/07/12 11:24:16