
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
12月30日に、実家の隣家のおばさん(85歳だったので、客観的にはお婆さんですが、私の父母と同世代で私の幼い頃から馴染みのある人ですので私にはおばさん)が亡くなり、元日からお通夜、二日は葬儀と、今までで一番「おめでとうございます。」を言わない正月でした。
それはさておき、今年一発目のブログネタですが、鳥さんも撮り溜めてはいますが、めぼしい成果もなく、こちらも撮り溜めてアップの機会をうかがっていたドクターヘリで行くことにします。紅白の機体でめでたくて正月にふさわしい・・・?
そもそも岐阜大学病院のドクターヘリを撮り始めるきっかけは、みん友のkumi1961さんから岐阜大学と岐阜大学病院の間を流れる新堀川にカワセミがいると教えてもらったこと。この川に面してドクターヘリのヘリポートがあり、カワセミのついでに撮り始めました。
なかなかカッコいい機体です。この機体の原型のBK-117は、当時の西ドイツMBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム社:現ユーロコプタドイツ社)と川崎重工が高性能多用途双発ヘリコプタとして共同開発し、1982年国産ヘリコプタとして初の型式証明を取得したものです。しかも最終組立工場は地元の各務原市。
そんなことから、2011年4月1日付けの岐阜大学病院の広報誌「うぶね」にはこんなことが書いてあります。
運航が開始されたドクターヘリの機種は川崎重工岐阜工場で制作された(地産地消です!)BK-117型機です。
う~ん、ちょっと普通の地産地消とは意味が違うような気がするが・・・。
そしてある日、こんなものが我家の郵便受けに。
岐阜市内の家庭に配布されるフリーペーパー「こるも」の2014年10月1日号の表紙です。
フライトナースなんて職業があるんですね。しかもかわいい。ドクターヘリになんてお世話になりたくありませんが、この人にお世話になるなら・・・。
いや、大変なお仕事をされてるわけですから、不謹慎なことを考えちゃいけませんね。
上の写真、キャビンのアップですが、何かお気づきになりませんか? そう、JAXAのロゴがありますね。JAXAと言えばあのロケットを打ち上げてるところ。JAXAとドクターヘリに何の繋がりが?
JAXAのホームページで調べてみると、このドクターヘリは、JAXAの関連企業であるナビコムアビエーション株式会社が製品化した「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)」に対応した搭載性向上型ヘリコプター動態管理システムによって運航されているようですね。これによってヘリの位置がPCやスマホでも確認でき、航空機による救援活動が効率的かつ安全に実施できるそうです。
もう一つの「GEMITS」のロゴも気になりますね。
これも調べてみると、
「特定非営利活動法人 岐阜救急災害医療研究開発機構」のホームページに説明がありました。
GEMITS(ジェミッツ)とは、Global Emergency Medical supporting Intelligence Transport System の略で、県内6市の二次・三次医療機関8拠点を「GEMITSネットワーク」で連携し、患者情報を共有することで転送等緊急判断の迅速化・適正化を図ることができるそうです。これで患者のたらい回しなどもなくせるんでしょうね。
しかし、Gがglobalの頭文字とは恐れ入りました。今のところ岐阜のGレベルとしか思えませんが。ゆくゆくは世界中を相手にってことでしょうか?
エンジン部のロゴ「
セントラルヘリコプターサービス」は、県営名古屋空港を拠点とする、ドクターヘリ、防災ヘリコプターの運航、整備事業、教育事業を展開する会社のようです。
ま、病院や自治体がパイロットやヘリを抱えるよりは、外部委託の方が何かと都合がいいでしょうね。
上の写真は、2014年8月に撮ったものですが、似ていますが更に上の機体とは機首の形が違います。おそらくはいつもの機体が定期整備点検か何かで使えず、その代替機ではないかと思われます。こんなことができるのも外部委託ならではでしょうね。
どうやら、岐阜大学病院ドクターヘリはいろんな新規開発システムのプラットフォームにされてるようですね。これで成果が上がれば他のドクターヘリにも広がって行くんでしょうか?
冒頭でカッコいい機体と言いましたが、塗装のデザインもそこそこ行けてるでしょうか? でも世界には同型機でこんな塗装もあります。
スイスの山岳救助隊。
フランスの憲兵隊。
こんなの見ちゃうとドクターヘリも一気にダサく見えちゃいますね。せめてDoctor Heli のロゴが何とかなんないかなぁ。あの佐野研二郎にでも頼んでみたらどうだろう?
ドクターヘリの写真を撮り続けている私のことを知ってか知らずか(知る訳ないと思うが)、ハセガワからこのヘリのキットが発売されました。
発売元はハセガワですが、製造はドイツのレベル社。そして生産国はポーランド。3機セットと言うか抱き合わせとのキットで4000円強。ボックスアートの3種の機体が作れます。岐阜大学病院の機体は一番下(BK-117C-2)のです。キットのできはちょっと微妙です。透明プラスチックは厚くて厚みも一定とは言えず、細部の表現もイマイチと言ったところ。
しかし、これ以外にこの機種のキットが出るとは思えず、1/72で岐阜大学病院の機体を再現したければ、これしかないでしょう。(1/32でもキットは発売されています)
キットには当然デカールも用意されていますが、岐阜大学病院の機体にしようとすると、機体番号が違うことの他に、上で触れたJAXAとGEMITSのロゴマークがキットには入っていません。そうなると自作と言うことになるわけですが、ちょうど自作を考えていた頃、mixiでお友達になった 青の6号 さんが作ってくださることになり、お願いしました。出来上がりがこちら↓。
実機のロゴの寸法を測るわけには行かないので、数段階の大きさで作ってもらいました。持つべきものは友ですねぇ。
さあ、これで準備はできた。あとは重い腰がいつ上がるかだな。
細部のクローズアップを含めた同機の写真をアルバムにまとめました。
そちらもどうぞ。
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Posted at
2016/01/03 23:31:26