
久しぶりにキットを完成させることができました。大体、年に一つのペース。はい、自分でも情けないと思ってますよ。新たに買うキットはその10倍以上。あの世には持っていけないのに、どうすんだ? オレ。
ま、つべこべ言わずに、せっかくできたんだから、ご覧いただきましょう。
キットは ハセガワ 1/72 F-15J MSIP Configuration Ⅱ Aircraft (近代化改修機 形態Ⅱ型)。
岐阜基地の機体ですね。
ここで先日の航空祭で私が撮った写真も並べておきましょう。
似たアングルですね。おそらくキットのボックスアートも空の森公園で撮ったものでしょう。
実は私、長年飛行機のキットを作りながら、F-15を完成させるのも、岐阜基地の機体を作るのも初めてです。
航空自衛隊のF-15が、最初に引き渡しを受けたのは1981年。既に30年以上が経過して性能の見劣りは否めません。そこで一部の機体は、あれこれと近代化改修を受けるわけですが、それとても莫大な予算が必要ですからおいそれとは進みません。既にアメリカも予算の圧縮から、F-15を2040年代まで使い続けるための改修を決定していますが、同じF-15でも日米の性能差は開くばかりと言われています。ま、それでも改修しないよりした方がいいわけで、この改修形態Ⅱ型もその一つってことですね。
このキットは既存のF-15Jのキットに、形態Ⅱ型に改修するための、いくつかのプラパーツとエッチン
グパーツを追加したものです。
その一つが機首レドームのライトニングアレスタ(避雷設備)。細いエッチングパーツを瞬間接着剤で取り付け。接着剤がはみ出てみっともない。
いつものように、AIRESのレジンパーツのコクピットとエジェクションシートを組み込みましたが、これまたいつものように、収めるのに一苦労。シートの後ろの電子機器室も塗装に失敗してお見せできません。
HUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)のリフレクターは2枚。
コクピット右の丸い穴はパテで埋めます。インテイク横にセンサー取り付け。
垂直尾翼の上の方に補強板のパーツを瞬間接着剤で貼り付け。
排気ノズルもレジンアクセサリーを使用。上が実機のそれ、下はキット。割と実感はありますが、繊細過ぎて作るそばから壊れていきます。
ほぼ完成させてから塗装に入るわけですが、最初にエレベーター(水平尾翼)を塗装して気づきました。こりゃパーツが薄くて透ける。
私はいつも下塗りだとかサーフェイサー塗りとかせずにいきなり仕上げ塗装に入ることがほとんどですが、今回ばかりは全体にシルバーを吹いて、透けを防いでから仕上げ塗装に。
①ライトニングアレスタ
②点検パネルの開閉で生じた汚れを再現(ボックスアート参照)
③インテイク横に追加されたセンサー
背中。詳細なデカールが「これでもか!」っていうくらいあって、貼り終えるのに一苦労。ただ実機と比べると、こんなに目立たないんだよね。貼らない方がいいのかも。
背中のエアブレーキが周囲より一段盛り上がっているのはいいんだけど、キットはちょっと違うね。この辺もよく調べて作るんだった。もう遅い。
下面。
⑤下の写真を見てもらうと一目瞭然ですが、主脚庫より後方はそこから漏れたオイルのせいでかなり汚れていますが、主脚扉やその前方は汚れていません。その辺を表現したつもりですが、汚し方が少し足りなかったかな。
④ドロップタンクもかなり、しかも不自然に汚れてますね。私もタンクは少し汚してみたんですが、これも足りなかったかな。
⑥写真を眺めるとここがギラッとしてたんで、メタルテープで表現。
⑦実機の写真を眺めるとこの辺が汚れてる。
⑧ここはラダーのヒンジ部分のオイルで汚れるんだと思います。
⑨補強板
あとはいろんなアングルからご覧いただきましょう。
最後にいつもの合成。
まあ、キットの出来も合成写真もイマイチ。更に精進します。
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Posted at
2016/11/26 00:02:23