
1年間のアメリカ留学から、近所に住む次女の友達Mさんが帰って来た。一緒に名古屋でランチするから岐阜駅まで送ってと、またアッシーをさせられた。
その車中、Mさんが次女とウーバー(UBER)の話をしだした。
「ねぇ、日本ってウーバーないの?」
たった1年で日本のタクシー事情が大きく変わるわけないだろ。たった1年でアメリカかぶれか? などと心の中で突っ込みながら聞いていると、もうアメリカではウーバーなしの生活は考えられないくらい浸透しているらしい。特に車を持っていない留学生ともなれば尚更だろう。彼女の話では現在のアメリカで既存のタクシーを使うのは、新しいものに馴染めない年寄りだけらしい。
私も興味があったので後ろの二人の会話に加わった。
「危なくないの?」
「全然危なくないですよ。」
犯罪社会アメリカ。にわかドライバーが乗客を脅して金を奪うくらいのことは頻発しそうだが、少なくとも彼女は危ない目には遭っていないらしい。
「チップは?」
「いりませんよ。渋滞があっても料金が上がることはないし、タクシーより安いですよ。」
30代の頃、一度だけニューヨークに行ったことがあるが、慣れないチップに戸惑ったもんだ。
調べてみると、車を呼んだ客のスマホに、到着までの待ち時間や運転手の顔写真、車の外観まで瞬時に表示されるらしい。しかもドライバーは乗客に評価されるので、スマホでそれぞれのドライバーの評価を見て選べるらしい。であれば、犯罪は起きにくいな。しかも、登録済のクレジットカードで支払いを行うので現金も不要。チップを払わなくていいのも人気の理由とのこと。
これを知ったら、誰もが、どうして日本にはウーバーがないのかと言いだすわな。
客としてだけでなく、誰でも空いた時間にドライバーとして稼げるわけだし。
しかし、この日本て国はだなぁ・・・・。既得権益を守ろうとする輩とそいつらと組んだ政治家がはびこってるからなぁ。そう簡単にそっちの方向には行けないわなぁ。二種免許の存在意義も問われることになるし。タクシー業界が不景気でリストラされた人達の受け皿になってる事情もあるし、ウーバーなんて流行ったらまた失業者が・・・。
しかし、世界中でウーバーが普及してるのに、日本だけは・・・なんてことになったら、また一つ日本がガラパゴスることに。
既に成田空港あたりでは、中国人ドライバーが中国人観光客相手にウーバーのようなことをしているらしい。もちろん、現在のところ違法だが、観光客の方は違法と知らずに利用しているらしい。
知人にも親戚にもタクシー業界の人がいない私にとっては、タクシー業界がどうなろうが知ったこっちゃない。是非、日本でもウーバーを普及させてほしい。そういう人たちを組織化すれば、それはそれで議員も乗っかってくるんじゃないか?
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2017/12/30 00:05:28