「イギリス行くぜ!」の第2段です。
今回はどうやって、イギリスまで行って帰ってくるかって話です。
現時点で、航空券、現地でのホテル(ってか宿)、レンタカーは予約済です。
基本的にケチケチ旅行です。飛行機の席はもちろんエコノミー、ホテルも朝食付きで1泊8千円台から1万2千円台まで、レンタカーも ボクスホール コルサ と同等クラス。今は無き、トヨタ コルサなら知ってるけどという声が聞こえてきそうですが、大差ありません。エンジンは多分1000cc。もちろんマニュアルです。レンタカーとイギリスでの運転の不安についてはまた別の機会に書きます。

ボクスホール コルサ
もう、27年くらい前のニューヨーク旅行が私の直近の海外旅行。その時はANAのジャンボ(ボーイング747)で行きました。ジャンボは乗ったから、どうせイギリスに行くなら、せっかくだからこの機会にA380 に乗ってみたい! A380はご存知ですよね? エアバス社の総2階建てのジャンボ以上の巨人機です。で、試しにH.I.S.でA380でイギリスに行くような便はあるかと尋ねてみました。すると、エミレーツ航空で、ドバイで乗り換えるつもりなら、ドバイからロンドンまでA380の便ならあるとのこと。もちろん成田からの出発です。ところがこれがもの凄く時間がかかる・・・諦めました。

エミレーツ航空 A380
そもそも、どの空港から旅立つかもはっきりとは決めていなかったんですが、成田だとすると、そこまでの往復の交通費がかかり、前泊か帰国後の後泊が必要になる可能性も高い。ひょっとすると前後泊が必要なんてこともあり得る。これではケチケチ旅行になりません。それでもA380に乗れるならと考えていましたが、その可能性が消えれば、もうセントレア発着の一択ですね。
で、RIATに行く日を決めて、その日を核にして大まかな全旅程を組み、出発の日と帰国日を決めました。それに合う航空券を検索してみると、便利な時代に時代になりましたね、安い順だとか時間が短い順だとかで候補が表示されます。
時間が短いのは、言うまでもなく直行便ですが、セントレア発の直行便はおそらく無い。成田経由ならありますが、日本の航空会社かイギリスの航空会社に限られますね。つまりJALかANAかBA(British Airways)。時間は最短で12時間30分前後。でも高い。それ以外の航空会社の便はその母国で乗り継ぎってことになります。耐えられるのは片道15時間前後までかな。ひどいのになると片道30時間以上の便もあります。安くてもさすがにそれは耐えられない。
これらの条件で改めて検索すると、最有力候補は中国国際航空の便。乗り継ぎはもちろん、北京首都国際空港。
往路が17時間で、復路は14時間5分。17時間はちょっと辛いですが、安さには勝てない。我慢します。
中国国際航空に決めたと腹を据えて、改めて評判を検索すると、あまり芳しい評価はありませんね。
機内設備が古く機内食が残念な感じ(搭乗便にもよる)
遅延するも何のアナウンスも無し
もちろん、肯定的な意見もありますが、「安いから仕方ない」を前提にした意見ばかりです。
また、「機内でスマホを弄っているとCAに注意された、タブレットだと怒られないのはなぜ?」てな内容の書き込みがいくつかありましたが、どうやら今年の2月あたりから、スマホも解禁されたようです。
この航空券は、結局H.I.S.のサイトで申し込みました。そのサイトで席の予約についてもできるようなことが書いてあったんですが、よく分からず、平日のお昼休みに中国国際航空の名古屋支店に出向いて予約しました。
支店は桜通りという大通りに面したオフィスビルの1階にあります。ところが、私がそこを訪ねたとき、入り口のガラスのドアに鍵がかかっていて開かない。「えっ? 休業日?」と戸惑いましたが、そんなはずはない。暫く待つとおばちゃんが奥から表れて開けてくれました。そう、その時の従業員は彼女一人。おそらくは昼休みを取っていたと思われます。お昼休みに窓口を閉じるなんて、数十年前のお役所。おばちゃんは名札から察するに日本語が達者な中国人。従業員と言うより店番てな感じの人でした。お陰で私のお昼休みは潰れましたが、予約が早かったこともあって、行き帰り全て窓際の席を確保。まあ、旅慣れた人は通路側にするのかな? 私はどうせ旅慣れてないから窓際でいいのだ!
ま、中国国際航空が実際どうなのかは帰国後に書かせてもらいます。
で、中国国際航空の評判とごっちゃにして語られているのが、北京首都国際空港の評判。ここの評判がまたよくない。
建物自体はノーマンフォスターの設計で、この目で見られるのを楽しみにしています。
ノーマンフォスター設計の建物は世界中にいろいろとありますが、入ったことがあるのは香港上海銀行。↓
新婚旅行で行ったロンドンで中に入ろうとしてガードマンに止められた、ロイド保険本社ビル。↓
日本でも、現在は順天堂大学の施設になっているセンチュリータワーなんてのがあって、これは目にしてる方も多いはず。↓
そして最近の話題では何と言ってもこれ。
ドーナツ型のアップルの新社屋。↑
2000年にロンドンのテムズ川に架けられたミレニアム・ブリッジも彼の作品で、今回の旅行で見ておこうと思っています。↓
こんなハイテクな建築が彼の持ち味。
北京首都国際空港(以下「北京空港」)の話に戻ります。
北京空港に関する評判を検索すると、トランクを勝手に開けられて持ち物を没収されたと、怒ってる日本人が大勢いるようですね。持ち物とは主に電池。そんなことされたら私も困ります。以前にも書きましたが、私のD500の電池の消耗は早くて、純正電池は高いので
中国製の予備電池を買って持っていくつもりだからです。
ですが、冷静な方のブログをじっくりと読むと、没収される理由もその対策も分かってきます。
同空港のHPには出国旅行者の荷物についてこう書いてあるそうです。
(三)荷物として託送することが禁止されかつ携帯に規定条件のある物品
充電池、リチウム電池は、荷物として託送することが禁止され、携帯の際に以下の条件を満足しなければなりません(電動車椅子に使用されるリチウム電池については別途規定がある)。
1.明確な標識があり、定格出力は100Wh未満または等しい。
2.定格出力が100Whを超え、160Wh未満または等しい時は、航空会社の許可を取得し、1人につき最高携帯数は2つとします。
これだけでは分かりにくいかも知れませんが、一言で言うと
「予備バッテリーは定格出力が分かるような表示があるものを機内持ち込みにせよ」ってことなんです。
スマホやタブレットの電池から出火した事例があることは皆さんご存知だと思います。それが飛行中に荷室で起こったらどうなるかは誰が考えても分かるはず。どうやら北京空港はこの危惧に非常に敏感で、荷室に入れる荷物をX線でチェックして電池らしきものがあれば、持ち主の了解なくトランクを開け、電池に定格出力の表示が無ければ、どんなに小さな電池でも没収してしまうようです。
調べてみると、定格出力100Whを超える電池というのは、例えば電動アシスト自転車用の電池とかスマホを10回充電できる電池とかだそうです。つまり、普通の人が持ち込みそうな電池ではない。ただ、十分にそれ以下の出力の電池だとしてもサードパーティーの出力のシールがないようなものは、機内持ち込みにしてもやはり容赦なく没収されるので、
「予備バッテリーは定格出力が分かるような表示があるものを機内持ち込みにせよ」ってことになるわけ。
他の空港でもほぼ同様の規定があるようですが、話題にならない・・・てことは、他の空港は手抜きしてる・・・・? いや、むしろ北京空港の方が安全重視?てな気もしてくるわけですよ。
で、改めて私の非純正の予備バッテリーを見てみると、ちゃんと出力のラベルが張ってありました。
これで一安心。
こんなことを含め出国審査にやたらと時間がかかることも多くの方にぼやかれていますね。ただ往路は北京空港で4時間も待たなきゃいけないので、時間のつぶし方が問題。さてどう潰そうか。
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2018/05/20 21:41:36