
今回は日本からイギリスへの往復を振り返ってみます。まずは往路から。(復路のお話の伏線ありです)
自宅からセントレアまで。
朝8時45分の便ですから、2時間前までにセントレアの中国国際航空(以下CA)のカウンターまで着こうとすると公共交通機関では無理。てことで、空港までは車でってことに。1週間以上、空港に車を停めておくことになりますが、調べてみるとセントレアの駐車場は7日間以上1か月までは一律¥7,500。これに高速代も足すと往復の電車賃よりかなり高いが、致し方ない。
駐車場の予約はネットでできますが、もっと日程が近づいてからでいいやと、おっとりと構えていたら、7日間の内の海の日の前日が満車に。これには困った。
途方に暮れて、検索してみると空港の近くにいくつか民間駐車場もある。空港まで送迎してくれて、しかも7,500円より安い! 探してみるもんだ。
てことで、9日早朝に家を出て、予約した民間駐車場に車とキーを預けて空港に到着。
CAのカウンターに着くと、チケットを見た職員に帰りの便の注意を受けました。
「帰りの北京での乗り換えは走ってくださいよ。そして、荷物は諦めてもらわないといけないかも。」
「え? 走る? 諦めるって?」
と言うのも、往路は北京国際空港での乗り換えは3時間近くあるのに、復路は1時間しかない。乗り換えのセントレア行きの便に間に合うように空港内を走ってゲートに行けということらしい。そして、荷物の積み替えが間に合わないまま離陸することがよくあるので、その場合は荷物は翌日に宅配便で自宅に届くとのこと。はぁ、そんなことになるんですねぇ・・・知らなんだ。でも、まあ、今悩んでも仕方ない。
他の国の状況を知った後で振り返ると、よ~く分かるんですが、日本のセキュリティーチェックはホント、緩い。あっと言う間に終わるし。
搭乗ゲートに向かう長い廊下の途中に小さな書店があって、機内の暇つぶし用にビッグコミックを買うとお釣りに一円玉が。こんな端数の定価ではないはずと怪訝な顔をしていると、書店のおばちゃんが「税抜き価格です」と。なるほど、もう出国してたんだ。

出国の日のセントレアはこんな夏空
セントレアから北京までの便は737。小型機ですね。通路を挟んで左右3席ずつ。私の席は早めに予約してたんで窓際。隣は空席で通路側は赤ちゃん連れのお母さん。中国人かと思っていたらそうでもなかったみたい。
CAのCAさんは、割と別嬪さん揃い。(写真なし)
搭乗前から滑走路のこれが気になってた。アントノフ124。イギリスに行く前から珍しい機体が見れて得した気分。調べてみると、愛知県で製造されている小型ビジネス機の部品を、カナダの航空機メーカーまで空輸しているそうです。
(ガラス越しなんで室内の照明が映り込んでます)
こんなんもいました。R2-D2のANA機。
朝の離陸ラッシュ。
離陸してからもう一枚。機体の振動でブレてます。
左翼のエンジンと伊勢湾洋上のタンカー。
何せ、27年ぶりに乗る旅客機ですから、機内エンターテインメントの変遷を知る由もありませんが、CAの小型機でもヘッドレスト裏に液晶モニターが付いてました。映画で時間を潰せるかと思ってたんですが、中文、English は分かる。でもあと一つがフランス語って・・・。フランス人より日本人の利用者の方がよっぽど多いんとちゃうの? あえて日本語を避けるのは中国のプライド?
仕方なく英語で映画でも観て時間を潰すかと、作品のラインナップを見てみましたが、劇場やレンタルで観たものやつまらなさそうなものばかり。
昔の機内で観た映画が懐かしい。乗客全員が小さなスクリーンに映し出された映画を好き嫌いに関係なく一斉に観せられたわけですが、日本で未公開の映画が上映されたりして、それなりに楽しみだったのになぁ。
機内食。まあ、こうして振り返ってみても、とても豪勢とは言えませんが。まあ、エコノミーだし仕方ないよね。しかし、ブラックサンダーがごろんて。中国人には受けるのかな?
(実は、私、この時初めてブラックサンダーを食しました)
小雨降る北京国際空港に到着。
北京国際空港でのセキュリティーチェックは、言われてるほど時間はかかりませんでしたが、職員のやる気がない。みんな疲れた顔してる。
ま、何とかこれらをこなして空港内を歩き回る。
以前のブログで触れたように、イギリスの建築家フォスターの作品です。
いろいろとお店も揃ってまして、別にここで買わなくてもとは思うものの、最初の孫へのおみやげ。
退屈しながらも3時間を潰してヒースローへ向かう便へ。機体は777。
イギリスまでの機窓(なんて言葉あるのかな?)の風景。
モンゴルの上空。CAの便でなければモンゴル上空を飛ぶなんてことないかな?
2回の機内食もせっかく撮ったんで上げときますか。こんなもんです。
模型との合成用の雲海もたくさん撮れました。
ユーラシア大陸を横断してヨーロッパに。上の写真はオランダの海。海上に規則的に発電用の風車が並んでるのがお分かりいただけるでしょうか。
ヒースローの近く。イギリスの都市近郊の町並みはどこも都市計画の教科書に載ってそう。
ヒースロー到着は現地時間7月9日の午後6時頃。セントレアの出発から17時間ほど経過しているのに、日付的には同日の朝にセントレアを発って夕方にヒースローに着いたことになります。日本時間で言うと10日の午前2時頃ですね。
入国チェックのカウンターは、英連邦・ユーロ圏とそれ以外に分けられていて、私たちが着いたときは、英連邦・ユーロ圏はガラガラ。それ以外は私たちの便の乗客で激混み。見かねた空港職員のリーダらしき人が、アメリカ人と日本人はこっちだと空いてる方に誘導してくれてスムーズに入国。ちょっと優越感。
次回はトラブル満載の復路を。
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2018/09/17 02:19:23