
イギリスの旅行ネタをここまで引っ張るとは、自分でも予想していませんでした。今回は、やっとここまでたどり着いた感の、イギリスの野鳥編。
今回の旅のメインの目的は言うまでもなく、飛行機だったわけですが、あわよくばイギリスの見たこともない野鳥も撮りたい!と野望も抱きながらの渡英でした。
まずは、2,3泊めで泊った宿の窓から撮ったこの鳥。
イギリス2泊目、つまりマックループの近くの宿、Gwesty Minffordd Hotel で1泊した翌朝、コイツの鳴き声で目が覚めました。そっと2階の部屋の窓を開け、カメラを取り出して撮りました。奥にいる別の個体と重なっています。
その別の個体。雌雄で外観の差はないそうですが、この二羽はつがいだったかも知れません。
帰国してから調べてみるとカササギですね。大陸には広く分布しています。日本では主に九州北西部に生息。もちろん、見るのは初めて。九州のカササギは朝鮮半島から人によって持ち込まれたとする説が有力で、秀吉の朝鮮出兵の時ではないかとも言われているようです。
宿の敷地内で撮ったカケス。カケスは私も何度か撮ってますが、どこがどう違うのかうまく説明できませんが、微妙に日本のカケスとは違うような・・・・。幼鳥なのか?
カケスのすぐ近くで撮った鳥ですが、検索して姿が近いのを探すと、おそらくコマドリの幼鳥? そこそこ大きかったんで、幼鳥ってのはどうかなぁ? 自信がありません。
以前のイギリスの宿をご紹介した時にも触れましたが、この宿の隣地は国立自然保護区。
あまり広くはありませんし、中では放し飼いの羊が闊歩して、「どこが自然やねん!」と突っ込みたいところですが、小川と高い樹木があって、リスもいて野趣は感じられる公園です。
で、ここで何が撮れたかと言うと、こいつだけ。
コマドリですね。暗い葉陰にしかいなかったので、画質的に苦しい。
コマドリもヨーロッパではありふれた鳥と聞いていましたが、その通りでした。
他には kingfisher 、つまりカワセミの看板も出ていて、イギリスのカワセミが見られるのかと期待しましたが、この時は出会えませんでした。何しろここで粘るわけではなく、朝飯前の1時間くらですから。
再び宿の敷地内と言うか、道路との境あたりで見つけたのがこれ。
全身が黒いのでカラスの仲間かと思いましたが、英語名はBlackbird、和名はクロウタドリ。
そう言えば、Beatles のナンバーに Blackbird って曲があったな。
比較的最近のポールが歌っています。
歌詞は単に「黒い鳥」と訳されていますが、この鳥と見るのが適切なような・・・。
↑こちらは、すぐ近くにいた幼鳥。
上記の宿を発つ日の朝、マック・ループに寄る前に海に行ってみました。そこで見つけた鳥。
初めて見る水鳥だと思っていましたが、何のことはない、ユリカモメの夏羽。日本には冬に渡ってくる鳥ですから、この姿は確かに初めて見たことには違いない。
5泊目に泊った The Golden Hotel - Relaxinnz の近くで撮った野鳥。
人相じゃなくて鳥相が悪い鳥。和名はニシコクマルガラス。日本にもまれに迷鳥として飛来することもあるようですね。ご覧のようにこの時は屋根の上にいて、よく煙突の中に巣を作って人を困らせるそうです。食性は見た目と名前の通り、カラスそのもの。
日本で見るのとほぼ同じような全身真っ黒のカラス、スズメ、シジュウカラもいました。ただ、スズメ、シジュウカラは何となく違和感を感じたんだけど、気のせいかな?
どこで撮ったか忘れましたが、イギリスのシジュウカラ。
ドライブ中に風景を撮ろうと停車したところ、きれいな鳴き声が聞こえてきて追いかけて撮ったのがこいつ。
遠かったのと、逆光の補正を考えてなかったので、これも画質的に苦しい。
調べてみると和名ゴシキヒワ。なるほど、五色ありそうですね。後ろ姿もきれいなようですが、すぐに飛び立ってしまい、撮れませんでした。
最後はロンドンのバッキンガム宮殿の向かいのセント・ジェームズ・パークの池にいた野鳥。
左端は日本にもいるオオバン。あとのはマガンでいいのかな? Wikipedia によると、ロシア北部で繁殖して冬季にイギリス南部に飛来して越冬するようですが、7月にロンドンにいるってことは越冬ツバメならぬ、越夏マガン? マガンじゃないのかなぁ?
こうしてまとめてみて驚いたのは、日本にいない鳥にもちゃんと和名が付いていること。必ず和名も付けなきゃいけないなんてルールがあるのかなぁ? 英語、あるいは現地語の音のままカナカナ表記にしても不都合はないような気がするんですが。
さあ、イギリス旅行ネタもあと一回で終了。ラストを飾るのは「イギリスで一番驚いたこと」。お楽しみに。
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Posted at
2018/10/27 12:43:03