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2019年03月23日

家族の車(1)・・・初代ヴィッツ

家族の車(1)・・・初代ヴィッツ 模型カテゴリの中に一つ新しいシリーズを立ち上げます。それは”家族の車シリーズ”。
その第1回目は女房の前の車である初代ヴィッツ。念のために言っときますが、前の女房の車じゃありませんよ。女房の前の車。そこんとこ間違えないように。一応、まだ1回しか結婚してませんから。

軽く実車を振り返り
初代ヴィッツの発売は1999年1月。ギリシャ人デザイナーのソティリス・コヴォスによるデザインは良い意味でトヨタらしくなくて、ヨーロッパのテイストが感じられて室内も広くて国内でもバカ売れ。個人的な見解ですが、バブル崩壊の痛手から立ち直れていなくて節約志向の国内事情ともマッチしていたような気がしてます。で、当然のようにカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

我が家のヴィッツ
かなり曖昧な記憶ですが、女房は発売の年の内に買ったような気がします。色は今回の作例のメタリックのピンク。正式には「ペールローズメタリックオパール」と言うそうです。この色は初代ヴィッツのイメージカラーような扱いをされていましたし、実際、街中でもよく見る色でした。後で触れますが、この色の再現には苦労しました。
で、女房はこれで通勤し、10年以上乗っていて壊れるまで乗り潰すつもりでいました。その内に長女が大学に入り、免許を取り、時々ヴィッツを運転するようになりました。そしてある日、長女が運転するヴィッツは近所の見通しの悪い交差点で他の車と衝突・・・廃車に。幸い双方にケガはありませんでしたが、当然、女房は怒っていましたね。長女の方が非優先路から安全確認を怠って交差点に入ったために起きた事故で、過失のほとんどは長女だと言える事故でした。
ただ、既にエンジンの出力が十分に出ないときもあったようだし、買い替えもそろそろと考え始めていた時期ではありました。
この事故の後、仕方なく女房が買ったのは現行の3代目ヴィッツ。
私に言わせると、ヴィッツのデザインは退化しましたね。やはり初代が一番美しかった。ただ、乗り心地はお世辞にもいいとは言えず、軽に毛が生えた程度ってのが私の感想。

キットのご紹介
初代ヴィッツのキットはフジミから出てる一つしかありません。他に選択肢は無し。その点で迷う必要はありません。2代目、3代目についてはミニカーはあるようですが、キットはありません。



当然、私もこれを作ります。

製作記
まずはいつもようにボディーのパーティングラインをペーパーで消します。その後にパーツを眺めていると幾つか気になるところが出て来ます。
まず、ラジエターグリル(?)の丸い穴が貫通しておらず、くぼんだだけの表現になっている。



そこでピンバイスで貫通させます。



と、言うのは簡単ですが、くぼみの中心を狙って穴を開けるのは難しいし、端の方は欠けてしまいます。
そしてフロントバンパー下のメッシュ部分。



モールドで表現されていますが、これもちゃんとメッシュにしたい。
で、くり抜きます。こんな時は超音波カッターが役立ちます。



シルバーを吹いた後ですが、くり抜いて周囲をペーパーで均すとこんな感じに。
で、そこに何を持ってくるかと言うと・・・



タミヤのGTR用のエッチングパーツ。これの左下の菱形の網目のやつを貼ります。800円くらいだったかな。小金持ちはこの程度の出費はケチりません。ま、あとは使わないわけだから、ちょっと勿体ないことは確か。

アンテナ
このキットには似つかわしくない、これだけで100円くらいかかってるんじゃないかと思うような真鍮のアンテナパーツが入っています。こんな立派なアンテナパーツは他のキットでも見たことがありません。しかし、これが太い。主張し過ぎる。



そこで0.2㎜の金属線でアンテナを製作。基部はランナーを加工。
右がキットのアンテナ。左が自作アンテナ。

室内に移ります。
実はキットは我が家の実車が廃車になる前から買ってあって、女房が乗り換えを決めたら、実車を参考に製作しようと考えていました。ところが突然、その実車が失われてしまい、仕方なく、ネットで検索して我が家のヴィッツと同じ内装の画像を探してきて、それを参考にして作りました。



キットのキャビンは、いわゆるバスタブ形式の一体成型。ところが、このままではドアの内張りなどが塗装しづらい。そこで面ごとに解体。ここでも超音波カッターが活躍。切断線は組み立てるとどうせ見えないので汚くても大丈夫。
で、それを塗装するとこんな感じに。



側面は解体しないと塗装しづらいことがお分かりいただけると思います。

インパネ。



初代ヴィッツの速度計はセンターメーターにデジタルで投影されたんだよね。これよりちょっと前のソアラのように。(キットの方はアナログメーターのデカールが貼ってあります)
あ、今回の画像は実物より大きく見えるのもアレなんで、全ていつもより小さめにしてあります。

で、室内の完成。





シートベルトは省略。

外装へ



まずは透け防止と下地としてシルバーをボディー全体に吹き付け。
それから仕上げの色に悩むわけです。

まずは、楽そうな既存のスプレーを試してみました。



タミヤのパールライトレッド。色名はズバリな感じなんですが、紫が強い感じがして却下。(この色はホンダのフィットにぴったりの色でした)
あ、実車のタッチアップ用の塗料を使えばいいじゃん!と気づいて取り寄せてみましたが、希釈が悪かったのか表面がザラザラになってしまい、ペーパーで落としました。
いろいろ試している内に、これ1色でいけるやん!とたどり着いた気になったのが、カッパー(銅色)



メタリック感はかなりいい感じだったんですが、眺めてるうちにコレジャナイ感が強くなって捨てました。
そう、何色も塗り重ねている内に筋彫りも埋まってきて、そのまま進む気も失せる状態になり、仕方なくキットをもう一つ買って出直し。私の場合、よくあることです。

で、二つ目のボディーを塗装した仕上げ色は、カッパー、クリアレッド、シルバー、ルビーレッドを適当に混ぜて作り上げた色。メタリック感はイマイチ物足りませんが、色調はまあ近づけたのではないかと思っています。ホント、色の道は奥が深いよ。
初めてガイアのクリアーを使ってコートして、研ぎ出しして完成!















ラジエターグリルとバンパー下のメッシュはどうなったかって?



報われない努力は得意とするところです。











ブログ一覧 | 模型 | 趣味
Posted at 2019/03/24 01:37:18

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この記事へのコメント

2019年3月24日 21:56
おお、こういう色のヴィッツありましたね。
この初代には私の父も亡くなるまで乗っていましたから、多少の思い入れはあるところであります。
で、これが前の奥様のクルマだった、ということですね ? (笑)
コメントへの返答
2019年3月24日 22:54
この色の初代ヴィッツ、まだたまに見かけますね。ヴィッツは丈夫なところも褒めるべき点だと思います。まあ、数が多かったから残ってるだけなのかな?

お父さんも乗っていらっしゃったんですか。どちらかというと女性受けがよかった気がしますが、確かに年齢・性別を選ばない車種でしたね。

ええ、今の女房が乗ってるのは・・・、違うっ!

よその奥様がお乗りのフィアット500ちゃん(のキット)に手を出そうかなと思っています。
2019年3月26日 19:42
完成おめでとうございます!
以前のオフ時に半完成状態で拝見しましたが、改めて完成状態を見ると、さすが巨匠と言いたくなります。
実物を見ながら模型を作ることができれば、さらに工作や塗装が楽しかっただろうとは思いますが、記憶を呼び起こしながらというのもまた乙なもんですよね。記憶補正機能で美しい車に変換される部分もあるかもしれませんし(笑)

シリーズ化したということは、今後の制作予定もある程度イメージされてるんですよね?
次も楽しみです!
コメントへの返答
2019年3月26日 22:18
ありがとうございます。
直近で完成した車のキットは2011年のアルファ・ロメオですから、実に8年振りの車のキットの完成でした。

そう、昨年の模型合宿で見ていただいたんですよね。あの時との違いは、アンテナが付いてるかどうかだけ。たったそれだけのためにこんなに時間がかかってしまいました。

本当は車の乗り換えに合わせて完成させるつもりだったんですけど、思わぬ事で予定が狂いました。

今後の予定は下の方への返答欄に書きますので、読んでやってください。
2019年3月26日 20:54
こんなに丁寧に、こだわって作られるんですね。
フロントグリルとか色具合とか…、そりゃ山積みの在庫は作りきれない訳だ。

初代ヴィッツは、兄の前の奥さん(笑)が乗ってました。この色ではなかったですが。

ホントによく売れてましたね。私は当時は何乗ってたんだろう?
パジェロミニかなぁ。

この前代車がかなり古いヴィッツだったけど、失礼ながらデミオに比べるとその走りには落胆しました。
でもやっぱりトヨタの車は壊れませんね。

このシリーズ、あとはご主人のBMWしか知りませんが続きを楽しみにしてます。
コメントへの返答
2019年3月26日 22:30
まあ、気になるところで手に負えそうな改良なら手を加えることになりますね。当然、それによって製作時間は伸びることになります。

本当に前の奥さんの車だったんですね。(笑)
販売台数としてはこの色ではなくて、シルバーが一番多かったそうです。ちょっと意外かな。

走りや乗り心地を語る車じゃありませんよね。

パジェロミニ!
いつになるか分かりませんが、実は次回の家族の車はパジェロミニにしようかと思ってるんですよ。妹がかつて乗ってました。完成させたのはみんカラを始めるより前のことですから、サクッと作っただけですが。

今後の予定ですが・・・
まずは、その妹の車。
後は順番がどうなるかは未定ですが、私の BMW E39 (ミニカー改造)。そして初めて所有したと言える三菱ランサー・セレステ(ミニカー改造)。弟の三菱デリカ、てところです。
さて何年先になるかな?

プロフィール

「この後の展開を見て子供たちは何を学ぶのか。結局、正しい正しくないではなく、「長い物には巻かれろ」が賢い選択であるという処世術を学ぶんだろうな。」
何シテル?   03/03 09:31
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
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