
先週末、長女一家が11月に生まれた孫2号もつれて里帰りし、18日の土曜日に我家と長女一家も総出(総勢7人)でマツダのディーラーに行ってきました。
マツダのディーラーと言っても、「今更ミニバン?(1)・・・リストアップ編」で訪ねたディーラーではなく、遠くではありませんが別のマツダのお店。実は次女は昨年の3月に大学を卒業して4月から損保会社に就職しまして、その商売上のお付き合いのあるお店です。当然、私はそのコネで値引きも期待できると踏んでいたのですが・・・。その辺は最後の方で触れさせてもらいます。
では、順を追ってCX-8の細かいとこをどう決めて行ったかをご説明します。
<駆動方式>
AWDも選べますが、最近は雪も少なくなったし(今年なんてまだ一度も降雪がありません)、スキーに行く予定もないので迷うことなくFF一択。
<グレード>
CX-8のグレードは下から S → PROACTIVE → L Pacage → Exclusiv Mode の4種類。最上級の Exclusiv Mode は6人乗りしかありませんから、私が希望している7人乗りだと3種類ということになります。
L Pacage だと、全席ナッパレザーでハンドルウォーマーだとか2列目もシートヒーターだとかBOSEスピーカーだとかが標準装備。ただし、私には不要なルーフレールも付いてきちゃう。一方、サンルーフはレスオプションにもできます。
ま、やっぱこれだねってことで、グレードは L Pacage ですんなりと決定。
グレードについては事前に調べていた私だけがその違いを理解できていて、他の家族は口の出しようもありませんから当然と言えば当然。
因みに PROACTIVE と L Pacage の価格差は、¥562,100 也(税込)。結構大きいな。私の場合、サンルーフの8万円が引かれますので差額は約46万円。
余談ですが、PROACTIVE と言えば私が思い出すのは女の子が使う洗顔薬品。積極的とかいう意味らしいですが、洗顔薬品名として広く浸透してますよね。それを知らないマツダではないとは思いますが。グレード名としてよく選んだな。ま、ホント、余談です。
<エンジン>
いよいよ試乗。
最初に乗ったのは期待のディーゼルエンジン車。事前に人様のブログだとか、最近だとYouTubeでもたくさんCX-8の試乗記が上がってますが、ディーゼルエンジンに関しては誰もが口を揃えるように、「モリモリと湧き上がるトルク」だとかトルクの太さを語っています。
で、実際に乗ってみての私の率直な感想は「えっ? こんなもんなの?」。
試乗はディーラーの付近を10分ほど走るコースで、途中に自動車専用道に上がる登り坂もあるので、そこでアクセルペダルを踏み込んでみましたが、期待したような加速は得られませんでした。
納得できず、2.5Lノンターボのガソリンエンジン車を用意してもらいました。しかし、これもたるい。2.5Lターボ車を試してみるしかない。ところが、2.5Lターボ車の用意が無い。暫くしてCX-5のAWDの2.5Lターボ車ならあるということで、それに試乗。
乗ってみると「コレ、コレ!」って感じのトルク感。それでもAWDのCX-5とFFのCX-8では90㎏もCX-8の方が重いので、実際にCX-8の2.5Lターボエンジン車に乗った場合のトルク感と同等なのかどうかは疑問も残りますが。
3台の試乗車から降りて思ったのは、私がここまで加速が気になるのは、現在の愛車を基準に考えているからだということ。
ちょっと文字が小さくて見にくいかな。エンジン諸元の比較表をこさえてみました。25Sが2.5Lノンターボエンジン、25Tが2.5Lターボエンジン(タイトル画像)、XDがディーゼルエンジンのことです。表の一番右は現在の愛車のエンジンの諸元。
25TとXDとの比較では、確かにトルクはXDの方が高いようですが差はわずか。最高出力は25Tの方が明らかに上。現在の愛車であるE39のエンジンと25Tとの比較では、最高出力はほぼ同じですが、トルクは25Tの方がかなり高い。そして最高出力も最高トルクもE39より低回転で発生しています。
E39に慣れた私は25Tでないと納得できないってことのようです。
因みに25TとXDの価格差は ¥81,400(税込)でXDの方が高額です。でも、すぐに燃費の差で追いつかれそうな僅差ですね。
燃費のいい車に乗り換えて支出を減らすことも今回の乗り換えの目的としていました。レギュラーガソリンの25TはハイオクのE39よりは確実に燃費はいいと思いますが、CX-8の3種のエンジンの内、最も燃費の悪いエンジンを選択することになってしましました。しかし、納得できるのは25Tしかないということですから仕方ない。
これまた動力性能について評価できるのは運転した私だけだし、エンジンの選択によってお高くなったとしても燃費が悪くなろうとも、それを払うのは私ってことで、他の家族から文句は出ません。
<シートの色>
実は、私に決定権があったのはエンジンまで。ここからはただ敗退のみ。
L Package を選択するとシートはナッパレザーのシートになりますが、色は2種類。ディープレッドかピュアホワイト。
テスラ・モデルXにあこがれていた時から、白いレザーシートにもあこがれていたんですよ。非日常感がありますしね。白にしたいと言ったら、家族から予想通りの反発。「子供が何かこぼしたら汚れが目立つでしょ!」
おっしゃる通り。その未来が私にも見えます。仕方ない、ディープレッドで手を打つか。
<ボディーカラー>
余計なお世話だと思うんですが、CX-8の人気色だとか不人気色をランキングして並べてるサイトが複数あります。それによると、人気があるのはマシーングレープレミアムメタリックかスノーフレイクホワイトパールマイカ。
たしかに両方ともよく見ます。ディーラーで聞いてみたところでは、一番人気はやはりマシーングレープレミアムメタリック。
3位から5位までは、ジェットブラックマイカ、ソウルレッドクリスタルメタリック、ディープクリスタルブルーマイカあたり。
マツダ車らしいソウルレッドですが、某掲示板にも「ソウルレッドはCX-5の大きさまで」なんてことが書いてあって、これには私も同意。ブラックは似合わない気がするし、ブルーは主張が弱い気がする。
不人気色はチタニウムフラッシュマイカかソニックシルバーメタリックだそうな。サイトによってはブルーマイカとシルバーが入れ替わるようです。
またまた某掲示板の書き込みですが、チタニウムフラッシュマイカはオジサン色だなんて言ってましたが、確かにそんな感じはある。
私もマシーングレーがこの車には一番似合うとは思うものの、世間にあふれてる色は避けたいし・・・ということでシルバーを押しましたが、次女の強硬な押しに負けてオジサン色のチタニウムフラッシュマイカに。
そもそもCX-8という車種にしてからがそうですが、今の私にはもはや自分の車に対して「どうしてもこれでなきゃ!」という拘りが弱い。だから流されちゃうんですね。若い頃はそんなことなかったのになぁ。
<値引き>
値引きについて無難な(?)話からしておくと、現在の愛車の下取りはリサイクル料の2万円を含めて5万円。つまり車の価値は3万円也。分かってはいたつもりでしたが、いざ提示されると寂しいものがありますね。
次女の紹介による値引きは3万円也。正直、「たったそれだけ?」と思いましたね。
天井のモニター、ETC、ドライブレコーダーなど純製のオプションもたくさん付けました。金額にして50万円くらい。そこからたくさん値引いてもらえると思ったからです。総額で400万円台の後半ですよ。その値引きがたった20万円。
確かに最近のマツダは昔と違って値引きは渋いとかいった話も聞くようになりました。”マツダ地獄”などと揶揄された状況から脱しようとマツダも必死なのかもしれません。
家族7人で事前にアポを取って行けばおいしい客と思われたのかも知れません。これが何のしがらみも無かったら、席を立って他のマツダに向かったかも知れません。しかし、次女の顔を潰すわけにも行かない・・・。実際、週明けに次女は会社でこの件で大変に感謝されたとのこと。
値引きには全然納得してませんが、仕方ないのかなぁ・・・。
ま、納車を楽しみに待つことにしましょう。