
今回のブログは大きな声での音読をお控えください。(そんな奴いねーか)
沖縄の二日目は野鳥撮影に充てるつもりで下調べもしておりました。
最初は那覇市の都心からもほど近い・・・漫湖公園。
いやね、沖縄の人はもう平気なんすかね、コレ。車中でラジオを聞いているとちょうど漫湖公園の桜まつりの話題をやってまして(沖縄ではもう桜が咲いてます)、ラジオの女性アナウンサーが平気で言うんですよ。「漫湖公園で桜まつりが行われました」なんてね。しかし、ここでアナウンサーが照れちゃったりしたら、かえってアレだしね。
いや、待てよ。九州は方言で別の呼び方するってから、沖縄も全く別の呼び方があって、恥ずかしくも何ともないとか・・・?
一度ネイティブのウチナンチュウに、その辺どうなのか聞いてみたい。
ここで地図。沖縄本島の南部です。
漫湖公園が那覇市都心からすぐのところにあることがお分かりいただけると思います。
そこにある施設が上の漫湖水鳥・湿地センター。
このセンターからマングローブが茂る湿地帯に伸びる通路が設置されていて、水鳥やカニなどが観察できるように設えてあります。
すぐ上の写真はマングローブを伐採した箇所です。漫湖水鳥・湿地センター内にあった説明によると、マングローブの林がどんどん広がって湿地が浸食されていくとのことで、伐採したとのこと。
ここで、建築と言うか土木的な考察。
通路を支える基礎の部分の写真です。
通路が動かないように固定しなければならない。しかし、こんな湿地に大きな重機を持ち込んで杭を打つことはできないし・・・。てことで、どうやら石膏ボードにフックを取り付けるときに、石膏ボードに数本の細いピンを向きを変えて固定しますよね。あの要領で固定しているようですね。
さて、ここで撮れた鳥さんですが、先に言ってしまうと大したもんは撮れませんでした。
イソシギでいいのかな?
チドリの1種には違いないと思いますが、種の特定には至っていません。
分かる方、教えてください。
これはコサギ。
そしてミサゴ。先程のマングローブが伐採された湿地の隅の枯木にとまって湿地を見下ろしていました。
漫湖公園はこれ以上変化がなさそうなので、がっかりして三角池へ。
三角池は、名の通り三角形の池でしたが、予想以上に小さな池で脇の道路では盛大に工事中。確かにオオバンとカモはいましたが、一度もシャッターを押すことなく移動。本当にしょーもない池でした。
そして米須海岸。
入り口にはこんな看板が。
車から降りると、他にも一人カメラマンを抱えたオジサンが。少し話してみると横浜から出張で来ている方だそうで、三角池には行ったかと聞かれました。その方によると、かつては小さな池なのにいろんな種類の野鳥がいて撮影しがいのある池だったそう。余計な開発なんてしないで欲しいよ、ホント。
で米須海岸ですが、鳥の数は多い。ただ、ここもこの時はオオバンと数種のカモだけ。
オナガガモは久しぶりに見ましたが、珍しいものではないし、それでもハシビロガモは本格的に野鳥撮影を始めた年以来なので重点的に撮影。
ここで予定していた野鳥撮影ポイントは終了。まだ午後2時くらい。帰るには早い。で、上の地図を見ていただくと分かりますが、”ひめゆりの塔”がすぐ近く。そして走っていて案内看板で気づいたのが”ジョン万次郎上陸地点”。すぐ近くにいるのに見ない手はない。思いついたらすぐに行けるのがレンタカーでの一人旅のいいところ。
ジョン万次郎って帰国した時に沖縄に上陸したんですね。知らなんだ。
そして、ひめゆりの塔。
塔って言うけど、塔というより碑だね。地下壕の名残の上に建ってるってことを初めて知りました。
傷兵の手当てや看護、遺体の処理などに狩りだされた彼女らが、本当に悲惨な目に合うのは、むしろその場で解散を命じられてからだったんですね。統率を失った撤退で多くの死者が出た実態の概要を知ることができました。
次女は高校の修学旅行で沖縄に行っていますが、いわゆる”語り部(かたりべ)”のお婆さんから聞いた戦争の悲惨な話がトラウマとなってしまって、沖縄にいい印象を持っていません。そりゃ遊びに行ったわけじゃなくて学習の一環ですから、学んでももらわないと困りますが、観光面から考えるとリピーターを遠ざけてしまう一面も。一考の余地はあるかな?
後編へ続く。
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Posted at
2020/02/19 22:34:15