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イイね!
2020年04月15日

CX-8ってこんな車です(前編)

CX-8ってこんな車です(前編) 早いもので新車の納車から一月以上経ちました。
受け取ったのは3月8日。家族3人でディーラーに出向くと、すぐに外に私の車が停めてあるのに気づきました。それを横目に見ながら店舗に入って長い説明を聞いた後、やっと新車と間近にご対面。
その時、私だけでなく家族も以前に試乗して分かっているはずなのに、これから我が家の車になるCX-8を前にして、改めて3人とも同じことを感じていました。

でかい。

全長もですが、やはり高さというか厚みでしょうね。今更ながら、持て余しそうなでかさを感じました。

タイトル画像は松尾池の手前の一本道。両岸の土手の桜がきれいに咲いていたのでCX-8を停めて撮影。

ファースト・インプレッションなんて言うと、評論家みたいで大袈裟ですが、とりあえず一月乗って感じたことを項目ごとに評価してみます。
で、その評価基準ですが、基本的には前に乗ってた BMW E39 と比べての話になります。

イグニッションボタン



「何を今更」とおっしゃいますな。一月経ってもいまだにこの始動ボタンに慣れません。運転席に座ると、まずハンドル右側のキーホールを探してしまいます。
しかし、何でハンドルの左側なんだろ?

アイドリング・ストップ
信号停止などで停止するとエンジンも止まります。いわゆるアイドリング・ストップ。
今までの車では体験していません。最近の車はセンサー類が多くてバッテリーには過酷な環境だと、ネットの記事で読んだことがあります。その上にアイドリング・ストップ。かつてマツダの整備士だった中学時代の同級生は、アイドリング・ストップのスイッチはOFFにしておけと忠告してきますが、営業さんは問題ないと言う。ま、燃費のことを考えたら使わない手はない。
エンジンの停止と始動はわずかな振動を感じるだけ。ただ、エアコンを使っていると始動時にはやや大きめのショックが発生します。
普通のアイドリング時の振動は、6気筒エンジンだったE39に比べるとやはり大きく感じます。



アイドリング・ストップになると左のタコメーターにこの表示が点灯します。
停車してエンジンが動いていても、ブレーキを強く踏み込んだりシフトをニュートラルに入れたりするとアイドリング・ストップに入ることが多いです。

加速感と言うかトルク
3種のエンジンを試乗して選択した甲斐あって、トルクについては満足しています。特に低速域はE39を凌ぐ加速感。踏めばスッと出る、巨体を感じさせない余裕があります。

乗り心地
サスペンションは硬めです。突き上げも感じるが不快になるほどではない(などと”ちょうちん評論家”風に言っておきます)。もう少し柔らかめでもいいのでは。

静粛性
もう慣れてしまって感動もなくなりましたが、エンジン音やロードノイズを含めて外部の音をかなりシャットアウトして、室内の静粛性は高いレベルです。
以前に読んだ開発者のインタビューでは、スライドドアでもよかったんだが、静粛性を高めるために普通のドアにしたようです。

ブレーキ
これもE39との比較になりますが、効きが甘いと言うか、効き始めが遅いと言うか、好印象ではありません。予想していたよりも制動が効かず、前走車に近づいてから慌ててブレーキペダルを強く踏み込むことがあります。まあ、慣れれば解消されることかも知れませんが。

電動パーキングブレーキ


これもいまだに慣れない。手応えがないから効いてる感じがしないし、押すのか引くのかも迷う。ま、ランプが点灯するから間違いはしませんが。
その後ろに付いてる AUTO HOLD は更に慣れない。停車中にブレーキから足を話してもブレーキを保持してくれるんだそうだが、使ってません。
(カッコ悪い話ですが、まだ保護シートを剥がしていません)

燃費


ご覧の通り、9.3㎞/L。20㎞/Lを上回る車も珍しくない昨今では、10㎞/Lを切る車は燃費が悪いなと感じられるんでしょうね。でも、E39は7㎞/Lでしたから。それもハイオクで。それに比べたら満足してますよ。因みに走行距離のほとんどは通勤と家の周りです。ま、こんなもんでしょ。しかし、ガソリン、安くなりましたね。これならハイオクのままでもよかったかも。
ついでに上の画像のセンターメーターについて触れておきますと、アナログの機械式速度計のように見えますが、実は液晶表示。ハンドルのINFOボタンを押すと表示する情報を切り替えることができます。こんな風に。



CX-8のリアビューの両側に2本線のラインが見えますが、それが白く塗りつぶされて表示されていると、車が道路の白線を認識していることを示していることになります。その状態であればレーンキープアシストが働くってことですね。
もちろんレーンキープアシスト機能がある車に乗るのは初めてですが、自分が握ってるハンドルに機械が介入して来てそれを回転させようとする力を感じるのは、ちょっと気持ち悪いです。

快適装備
このグレードを選んだ理由の一つがここにあります。



①はハンドルウォーマーのスイッチ。E39にはなかった装備です。寒い朝にはありがたい。すぐに温まります。ただ、ハンドルから遠い側にあるのはどうしてなんだ? 



上の写真の赤いカッコの範囲が温まります。
ついでにここでハンドルを握った感触について触れておくと、ハンドルもレザー巻きですが、サラッとした手触りで特殊な加工がしてあるのかも知れません。

②はシートヒーターのスイッチ。レザーシートの車ではよくある装備で、E39にもありました。しかし、E39のシートヒーターは立ち上がりが遅く、温まると今度は熱くなるという困ったシロモノでした。このCX-8のはその辺が優秀。すぐに立ち上がり、ずっと適温。私のグレードだと1列目と2列目にこのシートヒーターが装備されています。

③はシートベンチレーション。1、2度試してみただけなので効果のほどは実感していませんが、シートで通風させる機能。シートの中にファンでもいれてあるんだろうか? もちろん夏場に使うわけですが、きっと快適なんでしょう。これは1列目のみの装備。最上級グレードだと2列目にもこの装備が付きます。

ここからは安全装備の数々をご紹介。この辺の充実もこの車を買った理由です。
CX-8は全グレードでこれが標準装備なんですよね。

アラウンドビューモニター



これも以前からある装備ですが、我が家の狭い駐車場に停めるには大変重宝しています。また、スーパーなどのタイヤ止めの無い駐車場に後ろから停める時も、どこまで後退していいかはっきりと分かって便利です。
ただ、前のE39には付いていた、バックギアに入れると自動的に左のドアミラーが下を向くという機能はありません。あれがあると便利なんですよねぇ。私はモニターで全周が見えていても、手動で左のミラーを下に向けてバックしています。

で、このアラウンドビューモニターを使うためには4つのカメラが必要で、フロントのカメラはここ。



フロントグリルのマツダのエンブレムの下。



リアはゲートの手掛けのところにカメラがあります。
因みにリアゲートは電動でボタンで開閉します。
あとは左右に一つずつあるはずですが、まだ見つけられません。ピラーが怪しいとは思っていますが・・・。
フロントのカメラは他にもいろいろな機能で役に立ってくれるはずですが、3月のある寒い朝にはこんなことに。



カメラに霜が付いて機能できず。暫く走ってから使えるようになりましたが。

1回で書ききるつもりでしたが、長くなってしまいました。続きは次回。
ブログ一覧 | CX-8 | 日記
Posted at 2020/04/15 22:21:52

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この記事へのコメント

2020年4月16日 9:09
興味深く拝読しました。
そうですか、やはり見た目は大きい感じなんですね。
でもそれだけ存在感があるということでもありますし、快適性は抜群そうですよ。
しかしハイテク装備の数々はやはり素晴らしいですね。
全周囲のカメラは私も欲しいなぁ。
ちなみにブレーキのオートホールドは超便利に使ってます。
ただ、解除するためにアクセルを踏むと、グンと出てしまうのがちょっと怖いですけど。
(ゴルフの場合)
だけど新しいクルマはうらやましい〜
コメントへの返答
2020年4月16日 22:58
段々と慣れてはきましたが、やはり大きく感じますね。通勤で一人だけで乗ってるときは、空間がもったいないと感じます。

ハイテクの方は後編の方が濃い内容になると思います。

オートホールドは慣れなくて、すぐにやめました。後続車が無い時に練習してみます。

いろいろな装備が付いてますが、今は目新しくていくらか誇れるのかも知れませんが、すぐに陳腐化していくんでしょうね。

2020年4月16日 23:00
デミオ乗りの私は、CX-3をおにいちゃん、CX-5をおとうさんと呼んでます。
5でさえでかいと思ってたけど、更にでかい8を私は何と呼べばいいのでしょう。
デミオでも怖いその桜道でのすれ違い、キズ付きませんように。

でもほんと、憧れの車なのですっごい羨ましいです。
いろんな機能がありますけど、安心が一番ですよね。
それに乗って日本一周一人旅がしてみたい。車中泊も楽そう🎵
リッター9はキツいけど😆そのサイズなら割りきれる(*^^*)
コメントへの返答
2020年4月16日 23:09
おにいちゃん → おとうさん と来たら、「おじいさん」しかないじゃないですか。「おじいさん」とは呼ばれたくないなぁ。
フロントはCX-5とほぼ共通ですから、「おじさん」?

細い道でのすれ違いは気を使いますが、そんな時こそアラウンドビューモニターで路肩ギリギリまで寄せることができますから。

上にも書きましたが、ハイテク(?)機能に関しては後編で書きます。

車中泊は楽々でしょうね。多分、私は一度もしないと思いますが。
2020年4月17日 19:22
快適機能はかなりよさげなものが沢山ついてますね。
やはりお金を出しただけのことはありますね~。ハンドルを暖める機能があるとは知りませんでした。今や当然なのでしょうか。
アラウンドビューモニターは、狭い道では大活躍でしょうね。私も一度借りた車でお世話になりました。

プレマシーもブレーキが甘いと感じた記憶があります。MAZDAさんの伝統かもしれませんね(爆)
コメントへの返答
2020年4月18日 0:15
まだこの車で夏場を経験していないので、夏場も快適であって欲しいと思います。

ハンドルウォーマーは私もこの車で初めて知りましたが、いいですよ。

そうでしたか、プレマシーも。ブレーキが甘いのは不安ですよね。1か月点検で遊びを小さくできないかな。
2020年4月22日 0:53
おじゃまします。
興味深く読ませていただきました。

センシングカメラの霜問題は対策されているメーカーがまだまだ少ない印象です。以前、マイナス2℃の日の出前に30分ほど走る機会があったのですが、最高温度の最大風量でも霜は解消されずカメラ異常状態のままでせっかくのアダプティブハイビームも作動できませんでした。現在は10mm厚の小型ブロワーをオーバーヘッドコンソールに仕込み細いホースダクトでカメラのあたりに直接送風できるように対策しました。私が確認した限りではボルボやBMWの一部車種にカメラデアイサー(カメラ前のフロントガラスに電熱線)がありました。

ちなみに、シートベンチレーションの効果を温湿度計とサーマルカメラで観察したのですが、真夏日の快晴日向で熱くなったシート表面約60℃がこれの作動後数分で体温以下にまで下がりました。汗で衣服身体が湿っているほど気化熱で体感しやすいので、気温20℃を超えてくると効果がよくわかるはずです。
コメントへの返答
2020年4月22日 21:40
初めまして。コメントありがとうございます。

なるほど、既にカメラに付着する霜に対策してるメーカーがあるんですか。初めて知りましたが、考えてみるとあって当然のような気もしますね。

シートベンチレーションについてかなり突っ込んだ実験をされてるなと思いつつ、wazantaさんのブログ等を拝見して納得。シートベンチレーションの後付けなどをお仕事にされてるんですね。私はCX-8が選択肢に入ってからようやくシートベンチレーションなるものの存在に気付きましたが、その取り付けをお仕事にされてる方の存在にも驚いています。

と言うことで専門家にお尋ねしたいのですが、座面で吸気した空気は座席の下に抜けて室内に放出されるという解釈でいいですよね?
2020年4月23日 0:50
ご返信ありがとうございます。

おっしゃる通りで吸引された空気は座席外の車内に出されています。よく疑問として挙げられるオナラは何処へ行くのかについては、勢い良く撹拌されて車内に充満します。撹拌されるので臭いは薄まります。←聞かれてもいないのに失礼しました、、、

現行マツダ車のシートベンチレーションはおそらくMAZDA6、CX-5、CX-8ともに同様のファンと設置方法で内蔵されていると思いますが、現物確認をしたMAZDA6の場合は直径約90×厚27mmほどの遠心ファン(ブロワー、シロッコファン)が座面は臀部下外側(右寄り)に、背面はヘッドレストすぐ下あたりの中央に設置されていました。

ちなみに、ブロワーには排気口排気方向がありますが座面ファンはドア側(外向き)に、背面ファンは助手席側に向いていました。背面ファンはバックパネルなどでシート自体が覆われているため通風抵抗が大きく座面に比べて吸引力は弱いです。座面ファンは排気が開放されているので吸い込みが強く感じられるはずです。MAZDA6と同じであればシートベンチレーションを作動させて座面横外側パネルの隙間に手をかざすと風を感じられると思います。

輸入車では背面ファンの通風抵抗を減らすために空気取り出し口または取り入れ口を設けているモデルがあります。見てすぐにわかるのはメルセデスベンツで、バックパネル肩甲骨あたりにメッシュ状の部品が付いています。この通気口が無い場合で通風抵抗を減らしたいときはバックパネルの収納内部に穴を開けメッシュ状のスピーカーカバーなどを取り付けるといった方法もあります。もし、どの程度の風が出てこようとしているのかを確認する場合はヘッドレストを抜いて穴に手をかざしてみてください。本来通り抜けようとしている圧力ロス分の風が吹き出してきます。

長文でスミマセン
m(__)m

コメントへの返答
2020年4月23日 21:24
ご丁寧な返信ありがとうございます。

オナラの行方がよく尋ねられるんですか。なるほど。

座面はドア向き、背もたれは助手席向きですか。勉強になります。
使うようになったら確かめてみます。

思いがけずシートベンチレーションについて詳しく知ることができて、感謝しております。

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