
変なタイトルだと思われると思います。
2019年1月8日の私のブログで、その日、絶好の条件でオオワシが撮影できた私は「
たぶん、これ以上のオオワシは撮れないと思う」と題してその成果を上げたわけですが・・・前言を撤回します。もっといい、おそらくベストと言っていい条件で撮れちゃいました。
11月のある日、今年も山本山にオオワシが飛来したことがネットのニュースになっていました。以前にも書いた気がしますが、ここに来るオオワシは、いつ来なくなっても不思議ではないくらいの高齢のお婆ちゃん。「今年も来てくれたか」と安堵の気持ちでニュースを目にしました。
ご存じのように失業中の身ですから、行こうと思えば時間はありましたが、親父のこともありましたし、やっと行けたのは年が明けた1月4日。まだ年末・年始のお休みの方も多かったんでしょうね、現地に着くとかなりの数のカメラマンが。
車を降りてカメラを用意していると、すぐ近くの枝にジョウビタキのオスが。今までで一番鮮明に撮れたジョウビタキじゃないかな。
オオワシの方はというと、山本山の中腹の枝にとまってほとんど動きはありません。
麓の道路から撮ると、D500に200-500㎜ズームの最大望遠側で、ノートリミングでこんな感じ。
過去にはここまで来ながら一度もシャッターを切らずに帰ったこともありますから、また、いつものことかと車に戻ってスマホを弄ったりして時間を潰しましたが、相変わらず動きはなし。その内に小腹がすいてきて、いつものお汁粉でもと道の駅に向かいましたが、お汁粉はやってなくてタコ焼きで小腹を満たし、どうせ変化はないだろうと、ゆっくりと戻りました。
結果的にこれで出遅れました。現場に戻るとカメラマンが移動してカメラを構えてる。私も慌ててカメラを向けると・・・
地上から10mかそこらの枝で魚を食べています。まだ食べ始めたばかりのようす。2019年1月の時と同様の展開。でもあの時は琵琶湖で獲った魚を両足で掴んで戻ってくるところから撮れたのに。もうちょっと早く戻って来てたらと悔やまれます。
下は上の写真をトリミングしたものです。シャッターチャンスには違いありませんが、邪魔な枝が多い。
見通しのいい場所はないかと動き回りますが、枝被りでない場所がない。
動き回るうちに、オオワシの真下と言ってもいいような場所がオオワシに近い上に比較的枝被りが少ないことに気づき、そこで粘りました。
お天気も味方してくれて、この頃から雲も切れて晴天をバックに順光の文句のないコンディション。
ちょっとグロさも感じますが、オオワシの食事シーンを。眼下には私達が大勢たむろしているのに一心不乱に食らう、食らう。
下は上の写真のトリミングですが、条件がいいのでこれだけ拡大しても見られます。しかし、オオワシ、怖い顔してますね。
そして最後の一口、尾びれを一気に飲み込みます。
「ふ~ッ、食った食った、ごちそうさま。」ってところ。
2019年の時は、食べ終わる前から数羽のトビが寄ってきて、おこぼれを狙っていました。今回もそれを期待していましたが、今回はわずかにカラスがいただけで追いかけっこも無し。
この後、腹ごなしに近くを旋回しながら飛ぶことを知っている私は、カメラを抱えて急いで真下から離れます。で、枝からの飛び出しも撮ってはいるのですが、ピンボケ。カメラは修理から戻ってきたばかりだというのに。撮影頻度が落ちているからでしょうか、私、撮影が下手になったような気がしてます。
やっとどうにか見れるようになったコマから御覧いただきます。
この後、2019年のときと同様に山本山の裏側に消えていきました。
こんなことがあった以上、これ以上のコンディションが絶対に無いとは言い切れませんが、そう簡単にこれを超えるコンディションが訪れるとは思えません。
やっと来週には再就職(再々就職?)するので、いつでも行けるわけではなくなりましたが、今シーズンもう一度行ってみるかどうか? 行っても今回を超えることはできない気がしてますが。
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野鳥 | 日記
Posted at
2021/01/16 21:30:30