
二つ前のブログ「
晩秋から年末にかけての鳥さん」でニコンの新しいミラーレスカメラを発売日前に予約したのに、発送は4月中旬になると知らせを受けたと書きましたが、嬉しいことに1月17日に発送され翌々日に届きました。発売日は昨年の12月13日でしたから、ほぼ一月遅れ。
購入したのはタイトル画像のZ50Ⅱです。上記のブログでも書いたように、そろそろミラーレス機が欲しいという希望はありましたが、Z50Ⅱにするのに決して迷いが無かったわけではありません。

↑ニコンのマニュアルの抜粋
野鳥撮影モードや飛行機撮影モードなどもあってしかも比較的安い。こんな私が欲しい機能テンコ盛りで私のためのカメラかのようなのに何を迷ったかと言うと・・・。Z50Ⅱのパンフレットをご覧ください。
キャッチコピーが「本気で遊ぼう。」
一眼レフカメラは学生時代から使ってました。もちろん当時はフィルム機です。野鳥撮影を始めたのは40代でそこからデジタル機に移行。最初の2台はペンタックス。そして今回でニコンが2台目。デジタルカメラ歴で20年以上、デジタル一眼カメラ歴だけでも4台目になるわけです。
Z50Ⅱの発売日が近づくと、インフルエンサー達が発売日前にニコンから借りたZ50Ⅱを使ってYouTubeなどでその機能をあれやこれや言うわけですが、誰の番組であろうと必ずと言っていいほど出てきた言葉が「入門機として最適」とか「サブ機に最適」。
自分のことをカメラのベテランだなんて思ってませんよ。納得のいく写真が撮れることは稀だし、うまい人がたくさんいることも知ってます。ただ、この歳で、この経験年数で入門機とかサブ機とか言われるカメラを買ってよいものか? ひょっとしたら野鳥撮影の知り合いにバカにされるのではないか?
そして、上にも書きましたが、Z50Ⅱはハッキリ言って安いです。これまで使ってきたD500よりも安い。もちろん安いに越したことはありません。ただ、この安さがまた気になってしまうわけです。こんな安物でいいのか、バカにされるんじゃないか・・・なんてよけいな心配をしてしまうんですよ。いやらしい話なんです。
迷っていたところを最後に背中を押してくれたのはプリキャプチャーとフォーカスシフトの二つの機能。
プリキャプチャーは、シャッターボタンを半押しして対象にフォーカスを合わせておくと、シャッターを押してから最大1秒間分遡った写真が撮れる機能です。「今だっ!」と思ってシャッターを切っても、人間の反射神経には限界があるので、撮り逃していることがほとんど。この機能でこれぞと思う瞬間が撮れている確率が上がるってことですね。
そしてフォーカスシフトとは、手前から奥まで全てフォーカスの合った画像を得たいときに、カメラが自動的に手前から奥までフォーカスをずらしながら何枚かの写真を撮り、後でソフトでそれを合成して画面のすべてでフォーカスの合った写真ができあがるって機能です。これは模型を撮影するときに役立ちそうな機能で、これまでも一部の高級機には搭載されていました。
これらは最近のニコンの画像処理エンジン(=プログラムと言っていいかな)EXPEED7がZ50Ⅱにまで搭載されたってだけのことなんですが、逆に言えば機能的に上級機に見劣りしないということでもあるわけで、一部の機能は上級機を上回る下剋上も起きているとのことです。ま、というわけで、くだらないことに捕らわれることなく、買えってことだと判断し、予約したわけです。
で、手元に届いたのでD500と比較。
大きさが分かるように並べてみました。いずれも左がZ50Ⅱで右がD500です。
Z50Ⅱ 127㎜×96.8㎜×66.5㎜ 550g
D500 147㎜×115㎜×81㎜ 860g
一回りどころか二回り違うと言ってもいいくらいの差があります。当然ですが重さも、Z50Ⅱが300gほど軽い。
実際に手に持ってみると、私の場合、グリップから小指が下に出てしまいます。
まあ、山にも持って行くつもりですから、この軽さと小ささは明らかにメリットではありますが。
因みに撮像素子はどちらも2千万画素程度で、同じものではないかと言われています。つまりZ50Ⅱの撮像素子はかなり以前からあるものだということです。
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2025/02/08 23:14:53