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成田のオッサンのブログ一覧

2021年08月30日 イイね!

最近のクルマのココが気になって仕方ない

最近のクルマのココが気になって仕方ない女房が車を買い替えました。タイトル画像のヤリスです。この画像の通りの配色。下がアイスピンクメタリックと呼ばれる薄いあずき色で上が黒のツートン。人気があると見えて発注から3か月ばかり待たされての納車でした。
初代ヴィッツから3代目ヴィッツに、そして今回は3代目ヴィッツからヤリスへの乗り換えになるわけですが、その経緯は恐ろしい程似ています。初代ヴィッツから3代目ヴィッツへの乗り換えは、長女が女房の初代ヴィッツを運転していて事故を起こして廃車にしてしまったため。そして今回の乗り換えは次女が運転していた時に別の車と接触事故を起こして廃車にしてしまったため。「ママの車を廃車にするのはお前ら姉妹の伝統か?」と次女には言ってやりました。

女房としてはまだまだ乗り続けるつもりだったと口では言っていましたが、いずれの乗り換えも長い期間乗った後でしたので、新しい車が気になってきている時期ではありました。特に今回は私の車のブレーキアシストなどの先進安全装備を見ているので、自分の車の時代遅れを感じていたようです。

我が家は女房も働いているので、女房が自分の稼ぎでどんな車を選ぼうと私は口を出すつもりはありません。ただ、ヤリスにはどうしても気になるところがあるんですよねぇ
それはどこかって言うと・・・ココ↓



フロントバンパーの左右端にあるココって名前が付いてるんでしょうか?

みんカラの皆さんは視聴されている方も多いかもしれませんね。



carwow の昨年5月の配信 【ムカつく流行 Top14】最近の車に多い ムカつく流行を一挙紹介!
イギリスの自動車評論家マット・ワトソンはどんなメーカーのどんな車だろうが容赦ありません。”魔法の棒”と称してその辺で拾った木の枝を無造作に排気管に突っ込みトントンと音をさせて、ふさがったダミー(フェイク・イグゾースト)であることを指摘します。
上の動画の4分35秒当たりで今回の私が取り上げたい部分の話をしていて、その部分を「フェイク・ベント(fake vent)」と呼んでいるので、私もそう呼ぶことにします。
(しかし、ガソリンエンジン風の音をスピーカーで発しながら走るディーゼルエンジン車があるなんて、ホント、世も末ですな)

私はこのフェイク・ベントが気になって仕方ないんですよ。
通勤途上や仕事の移動中にサンプルを集めてみました。







フェイク・ベントに手を染めていないメーカーは、国内外を問わずほとんどないと言ってもいいでしょうね。

フェイク・ベントの起源、つまりフェイクでないベントについて、その機能はご存じですよね?



映画「フォード VS フェラーリ」の一場面。酷使したブレーキディスクが熱を持って真っ赤になっています。これを冷却するためにバンパーに開けられた空気取り入口が本来のベントの機能。ベントからブレーキディスクまではダクトが引かれていて、単にバンパーに穴が開いているだけではありません。

さすがにフェラーリともなると本来のベントを備えた車が市販されているようで↓

温度が高くなると開くんだそうな。

普通のドライバーでも、曲がりくねった急な山道をエンジンブレーキを使わずに一気に下ったら、ひょっとしたらブレーキ冷却を必要とする場面があるのかも知れませんが、普通に走ってる分にはまず必要ない。

しかしベントは、それがあると”速そう”だとか”高性能”を想起させる記号としてカーデザインに取り入れられ、機能を離れて一つのデザインアイテムとして一人歩きを始めたようです。ですから塞がっていても何の問題もない。

では、このフェイク・ベント、いつ頃からの流行りなのか?
今回集めたサンプルの中で一番古そうなのはこれ。



10代目U14型系のブルーバード。生産は1996年から2001年。
フェイク・ベントの位置にはフォグランプが納まることもあったようですね。

ここまで他人事のように語ってきましたが、実はかつての私自身の愛車にもあったことに気づいてしまいました。



バンパーと言うかチンスポイラーの左右両端にくぼんだ穴がありますよね。奥に空気を導いてるように見えて、実は塞がってます。そしてトランクの上にはリアスポイラーも。この当時はこれが流行ってましたねぇ。カローラやコロナでも付けてるのがあったくらい。重くなるだけで何の効果もないのにね。
上のギャランVR-4はギャランとして6代目に当たり、生産は1987年から1992年。少なくともこの頃には既にフェイク・ベントは存在したってことですね。

で、機能を離れ記号化したフェイク・ベントはどう発展していったかと言うと・・・









いやぁ、実に見事に成長しましたね。巨大化ここに極まれり。喜ばしい限り。
SUVやミニバンではフロントのデザインの自由度が高いためにデザイナーはやりたい放題。フェイク・ベントも完全にグラフィック化しています。そして、もはや空気の取り入れ口であった過去とは決別して塞がっていることを隠そうとしていません。



トヨタは最初の専用ボディーのミニバンであるエスティマでミニバンのフロントデザインの大正解を出しておきながら、20年かそこらでここまで理性を捨ててくるとはねぇ・・・。

デザインはそれぞれの方の好き好き。私の価値観で口を挟んでも仕方のないこと。でもね、そこにはコストもかかってるんですよね。フェイク・ベントなんてなくしてツルンとしたバンパーじゃダメなの? それで一万でも安くなるなら私はそっちを選びたいんだが。



この潔さを見よ。初代ゴルフの過不足のない美しさ。改めて偉大だと思う今日この頃です。








Posted at 2021/08/31 22:39:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | カーデザイン | 日記
2016年04月07日 イイね!

電気自動車のフロントデザイン

電気自動車のフロントデザイン先日、4月1日に行われたテスラのスペシャルイベントで、低価格帯モデルとして3万 5000ドル(約390万円)の電気自動車「モデル3」が発表されました。(タイトル画像)

私はかねてよりテスラには注目しておりました。電気自動車の燃費はガソリン車の1/10程度とか。その内にハイブリッドをも追い越し、自動車の主流になるのではないかとすら思っています。
また、電気自動車は異業種からの参入障壁が低いとも言われており、実際、テスラ社のCEO、イーロン・マスクはPayPal の前身を作った人としても知られています。

電気自動車の普及のスピードはイマイチの感もありますが、蓄電池の低廉化と蓄電量の高密度化の努力は続けられるはずであり、技術革新で一気に普及に弾みが付く可能性もあるでしょう。
テスラ社の本格的な電気自動車の第一弾はクーペタイプのテスラ・モデルS、続いて発表されたのがSUVのモデルX。いずれも日本では1000万円を超える価格。テスラ社が高級車としての電気自動車から販売に踏み切った戦略にはちょっと解せぬものも感じますが、実用に足る航続距離を持つモデルに仕立てようとして蓄電池を搭載すると高級車の価格帯になってしまい、止む無く取った戦略なのかも知れません。

例によって前振りが長くなりましたが、今回のテーマは電気自動車のフロントデザイン。



上の画像はテスラ社のラインナップを左から発売順に並べたもの。一番左がモデルS、中央がモデルX、そして一番右がシルエットになってますが今回発表されたモデル3で、これがタイトル画像の車です。
そのデザインをどう思われますか? 私は「やっちまったなぁ」と思ってるんですが。

ただ、フロントグリルのデザインの変遷を見ていくと興味深いですね。
モデルSはフロントグリルらしきものがしっかりとある。もちろんデザインとして貼りつけるようにあるだけで、フロントグリルの機能である、外気を取り入れてエンジンを冷却する役割はありません。
モデルXになると、フロントグリルの輪郭の上辺だけを残したようなデザインに。実は、モデルXも初期のデザインではモデルSのようなフロントグリルを持っていました。
そしてモデル3。ついにフロントグリルはなくなりました。なくなりましたが、フロントグリルの形だけは残りました。これが私には不自然に見えてならない。「変」と言ってもいいくらい。

電気自動車には当然のことですがエンジンはありません。ですからそれを冷却する必要もない。しかし、多くの消費者はフロントグリルのあるデザインに慣れ親しんでいる。この3台は、その慣れを徐々に解体するする手順として並べられているように思えてなりません。

他社の電気自動車はこの辺をどう処理しているか? 



以前に丸一日試乗したBMW i3。モデルSと同じような手法ですね。デザインとしてのフロントグリルが張り付けてあります。まあ、BMWはこれがアイデンティティ―ですから、これしかないとも言えますが。



ご存じ、日産リーフ。最初からフロントグリルを再現しようとしていません。その意味で潔い。電気自動車のフロントデザインの方向性を示していると言えるのかも知れません。ただ、これをカッコいいという声を聞いたことがありませんが。
これを見ちゃうと、フォルクスワーゲン・ビートルだとかポルシェ911だとかのリアエンジンの車のフロントデザインやミッドシップ車のフロントデザインが電気自動車にも応用できそうだと思えてきます。

テスラのチーフデザイナーは、フランツ・F・ホルツハウゼン。テスラの前には北米マツダで「流」や「風籟」など、漢字のついたコンセプトカーをデザインしたほか、RX-8にも関わり、マツダの前にはGMに所属してポンティアック・ソルスティスなどを手がけたそうです。
おそらく彼はいきなり電気自動車としてのデザインを目指すことを避け、消費者を慣らす道を選んだんでしょうね。
テスラ社の次の車種のフロントデザインが気になります。


Posted at 2016/04/07 18:20:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | カーデザイン | 日記

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何シテル?   08/06 21:31
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