
今日、勤務先のWeb会議でいきなり発表されました。
70歳の定年時点で人手が足りていなければ、73歳まで雇用延長できると。
私は大学卒業後に就職した会社に60歳の定年まで勤め、定年後もそこに嘱託員として残ることもできましたが、思うところあって転職して、現在の職場は定年後の二つ目の就職先になります。主にアパートなどの建設工事の現場管理をしています。建設業法で一定金額以上の工事費の現場には有資格者を置かなければならないと決められており、その仕事をしています。現役時代に比べれば収入は低いものの、60歳以降の賃金としてはまあまあかなと思っています。現役時代に勤めていた会社に残って嘱託員をしていた場合の1.5倍程度になるでしょうか。これも資格のお陰です。
しかし、我社では私と同様の仕事をしている人が慢性的に不足していて、事あるごとに知り合いに有資格者がいたら誘って欲しいと言われています。(因みに知人を紹介して就職が決まれば紹介者が10万円もらえる制度になっています。)悪くない条件だと思うんですが、それでも人が集まらない。
そして苦肉の策として打ち出されたのが、73歳までの雇用延長だったわけです。
これは希望すれば自動的に73歳まで働ける制度というわけではなく、その人が70歳の時点で人手が足りていたり、景気が悪くなったりして現場の数が減ってきたり、仕事の評価が低ければ延長はなくなり、雇用は70歳までということになります。
それにしても73歳までかぁ・・・。
その時になってみないと分からないことばかりですが、まず70歳の私の健康状態がどうかですよね。いや、ひょっとしたら生きてさえいない可能性もあるわけだし。今でも生活習慣病やら腰痛・膝痛などを抱えているわけですから、70歳の私が無病息災の訳が無い。ただ、これはどうやら他の方々も同様らしいのですが。しかし、その歳で仮設足場に登れるのか? 登っていいいのか? 登らせていいのか?
次に気になるのが健康寿命の残り時間ですね。何度もブログで書いてますが、私は今生で作り切れないほどの数のプラモデルを抱えています。完全にリタイアしたら好きなだけプラモデルと向き合い、できる限りストックを減らしてやろうと考えています。まだ撮れていない鳥さんもいっぱいいるし、最近はブルーベリー栽培にも力が入って来て毎週のように実家の畑に通っています。それも健康であればこその話。人生の残り少ない健康寿命の3年間を仕事で潰してしまっていいものか?
一方で経済的な安定のことも考えるわけですよ。私、今も現役時代と金の使い方が全く変わっていません。何年後かには収入は年金だけになるわけで、それに向けて生活のダウンサイジングを計らなければならないのに全くそれができていない。女房も同様というか、女房は自分で食事の準備をしたくないこともあって以前にも増して外食したがります。その支出がバカにならないんだよなぁ・・・。
女房も今年度末で定年退職し、暫くはこれまでと同じ職場で嘱託員として働くようですが、世帯年収としては減りますよね。普通のご家庭だと主婦の方から節約を提案するもんだと思うんですが。
で、73歳まで働けば想定より更に3年間は一定の所得が見込めるというメリットは確かにありますね。年金のカットは70歳以降も続くようですが、厚生年金の支払いは70歳で終わりますから、実は70歳以降の方が収入が少し増えることになります。そして73歳まで社会保険が使えるってのは大きいかもしれませんね。特に大病を患ったときなどは。
あ、タイトル画像は今年73歳になる有名人の方々。松田優作は生きていればってことですがね。
矢沢の永ちゃんもそうなのか。まあ、有名人ですから松田優作以外は現役って感じの方々ばかり。
9年後か。さて私はどうなっていることやら・・・?
Posted at 2022/12/07 22:00:48 | |
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定年後のお金 | 日記