他府県ナンバーのクルマもたくさん停まる駐車場に愛車を停め、博物館のエントランスに向かうと、エントランスの脇に停めてあったのがこの
マッハ号。
♪風も震えるヘアピンカーブ、怖いものかと、Go、Go、Go
今でも主題歌を歌えます。
若い人には、「マッハ Go Go Go」と言うより、近年上映されたアメリカ映画「Speed Racer」の方が通りがいいんでしょうか?
原作は吉田竜夫。既に1977年に46歳の若さで亡くなっています。「マッハ Go Go Go」の他には「宇宙エース」「ハクション大魔王」「ヤッターマン」「みなしごハッチ」などを手がけていると言えば、お分かりでしょうか?
吉田はこの「マッハ Go Go Go」のアニメを製作する際に、最初からアメリカへの進出を考えて作りました。主人公は三船剛。おそらくアメリカでも知名度の高い三船敏郎の姓をもらったんでしょう。登場人物は垢抜けしてて、モダンリビングな生活をしてました。
吉田の期待通り、「Speed Racer」は70年代に全米ネットで放映され、その後も日本国内同様に、何度も再放送されました。そのため、現在のアメリカでは、20代~60代の一般市民のほとんどが、この作品の存在を知っているそうです。
この展示車は映画のレプリカで、実走でき、時間を決めて展示走行していましたが、私は走りっぷりには興味がないので写真だけ撮ってパス。
館内に入り、企画展示コーナーに入ると最初に出迎えてくれるのがDino206GT。これは私も好きな車です。
これが「名探偵コナン」に登場したとのことですが、そんなこと知らん。でもDinoに会えただけで幸福。
この企画展示全般について感じたことですが、漫画と車の結び付けに無理がある。たまたま1話に出ててきただけの車を強引に漫画と結びつけている感が拭えません。
大人向けですが、実はその名も「DINO」という 柳沢きみお の漫画があるんです。私ならそれを選びます。
この漫画ですが、Dinoを乗り回す主人公の復讐の物語。作者(柳沢)もどうやらDinoが好きらしいということは伝わって来るんですが、如何せん、絵がヘタ! せっかくのDinoが不細工にしか描かれずにがっかりな作品ではあるんですが。
お次は、ロータス・ヨーロッパ。登場する漫画は説明するまでもなく「サーキットの狼」。
後ろに、チラッと豆腐屋の車も見えますが、興味ないのでパス。
なんでこの車が? トライアンフ TR2。
ちび丸子ちゃんの一場面に出てきたんだそうです。花輪君の運転手が夢想する丸ちゃんとのドライブシーンで。強引でしょ。因みに右側にある絵は、花輪家のロールス・ロイスの大きさを示しています。
さらに分かんないのがこれ。シトロエン 2CV。
「タンタンの冒険旅行」という海外の児童小説に出てくるんだそうですが、知るか!そんなもん!
これは説明の必要がないでしょう。フィアット500。最近、新型も出ましたね。
「ルパン3世 カリオストロの城」ですな。私も「オッサン」ではなく「おじさま」と呼ばれたい。
これは手配するのも簡単だったでしょう。トヨタ2000GT。
なんとこれが「クレヨンしんちゃん」の一場面に出てるらしいんですよね。それで?って感じ。でも見れたからいいか。
車が出てくる漫画本もたくさん展示してありましたが、ガラスケースの中。読ませろよ、そのくらい!
ボリュームはイマイチで、ご覧の通り強引な結びつけの展示ですが、確かに貴重な車を見れたのも事実。っま、良しとしよう。
クローズアップ写真なども撮って来ました。フォトギャラリーもご覧あれ。
マッハ号
Dino 206GT
ロータス・ヨーロッパ
トライアンフ TR2
シトロエン 2CV
フィアット500
トヨタ 2000GT
Posted at 2010/01/17 02:39:35 | |
トラックバック(0) |
トヨタ博物館 | 日記