先々週の日曜(14日)と、先週の良く晴れた土曜日(20日)、また松尾池に行ってきました。さすがに秋も深まり、紅葉も進んで、いろんな意味で実りの多い撮影ができました。
前回の日記「秋の松尾池」で、合掌造りの民家に無粋なブルーシートが掛けられていることをお伝えしましたが、まずはそれからご覧いただきましょう。
せっかくの風情も台無しなのがお分かりいただけると思います。しかもそのブルーシートがずり落ちかけてるし、このままでは屋根の老朽化は止めようが無さそうです。既に屋内に雨漏れしている可能性もありますね。何とか復旧させて維持して欲しいものです。
で、秋の松尾池の風景、14日分から。
水面に紅葉が写りこんで多彩な美しさを見せています。
曇っていて、急に気温が下がったためか、丸まって寒そうにして浮いている鳥が多かったですね。しかし、これから来る冬本番を考えたらこんな寒さで縮こまってちゃいけないだろうに。(余計なお世話か)
続いて20日。この日はお天気もよく、カメラマンも手近な紅葉見物の観光客も、今まで松尾池で見た中で最高の人出。
運良く、またカワセミが現れてくれました。
今回はテレプラスを持って行ったので、手持ちでしたから歩留まりは良くありませんが、前回よりは寄れてますね。
ここからの数枚は、遊びと思ってご覧ください。
ブログに貼り付けるほとんど写真は、画像処理ソフトで弄ってからアップしています。Adobe Photoshop Element 2.0 という古くて安いソフトなんですが、これで事足りてます。寝ぼけた写真をシャキッとさせるために、「自動レベル補正」という操作を多用するんですが、撮った写真に「自動レベル補正」をかけるだけで、上のような水面が得られます。
1枚目なんて、モネ風というか印象派風の水面でしょ。2枚目以降の水面はいろんな色を混ぜた練り飴のよう。これをやりだすと面白くて止まらなくなっちゃうんですよ。いささか現実離れした感も無きにしもあらずですが、意外な絵が飛び出す期待感に勝てません。もう鳥なんてどうでも良くなっちゃいます。水面である証拠に置いてあるようなもんです。
でもこの色の豊富さもやはり紅葉の時期ならではなんですよね。
この日の紅葉。
同じような写真ばかりで、もう少し絞り込んでお見せした方がよかったかな。
今回の日記、まだ続きます。サンコウチョウなどの野鳥を本格的に撮り始めたのは、みんカラで知り合ったBirderさん(既にみんカラ退会)という人の影響であることは前にお話したような気がしますが、そのBirderさんから同僚のジョンさんて方がもっと熱心なバードウォッチャーであり、カメラマンであることを聞いていました。
あ、Birderは日本人の方のハンドルネームですが、ジョンは本名で、県内で働くイギリスの方です。
この日、写真を撮ってると、メガネをかけた白人男性が歩き回って写真を撮っているのが目に留まりました。ひょっとして・・・?と思いながら注目してると、他のカメラマンの方が「ジョンさん」と呼びかけているのが耳に入ってきました。間違いないようです。彼がしゃがんでカメラを構えているときに、思い切って話しかけてみました。もちろん、日本語で。
「コレハメズラシイ」を連発する彼につられて、そのとき撮った写真がこれ。
確かに、一枝に連なって5羽もとまったオシドリは珍しい。来年の年賀状はこれで決まりかな? 因みに一番下の鳥もオシドリですよ。メスです。派手なオスに比べてなんて地味なこと。
ジョンさんの話に戻りますが、彼は半端なカメラマンじゃありません。彼の撮った写真は
ここで見れます。
松尾池で撮ったと思われる写真もあります。ちょうど、最新の写真は上の私の写真と同じときに撮ったもの。比べてみてください。ちゃんと鳥の表情が出た瞬間を選んでますね。
他の写真も見てください。早いシャッタースピードで見事に鳥の動きを止めて捕らえています。早いものだと1/8000秒! まるで彫刻された鳥を見ているようです。
鳥以外の写真も構図が決まっている。私から見ればプロの領域。プロフィールを読むと、何とバードウォッチも写真も日本に来てからとのこと。才能なんでしょうね。
ジョンさん、日本に来て何年かは知りませんが、まだ日本語の方は達者とは言えないけど、通じないことは無い。
「オオタカ、ミマシタカ?」と聞かれ、「見てません。」と答えると近くの小高い山の中腹を指差します。でも目をこらしてもそんなもの分かんない。仕方なく、彼のカメラで撮った画像で教えてもらいながら、私もやっと見つけて撮りました。それがこれ。
この写真の中央にいるんですが、分かりますか?
そこをクローズアップしたのがこれ。
今年は例年に比べるとオシドリの数が少ないんだそうです。このオオタカの餌食になったんじゃないかと彼は言ってました。
また、新たな目標ができてしまいました。しかし、簡単には撮らせてくれないだろうなぁ・・・。
Posted at 2010/11/23 12:33:59 | |
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野鳥 | 日記