• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

成田のオッサンのブログ一覧

2010年12月30日 イイね!

撮り始めが撮り納め

今日(と言っても29日ですが)は朝から雪。まあ、雪と言ってもみぞれ混じりで積もるような雪ではありませんでしたが、近くの山の上の方は薄っすらと雪化粧。



岐阜市のシンボルである金華山山頂の岐阜城の今朝の様子です。
麓から撮りました。トリミングしてません。なぜこんなに大きく撮れるのか?

10月の「○欲の秋」という私のブログを覚えておいででしょうか? そのときに欲しいものを4つ挙げましたが、実はそのうちの二つを買ってしまいました。
PENTAX K-5 という新しいデジタル一眼レフカメラと、シグマ APO 150-500㎜ F5-6.3 DG OS HSMという望遠レンズです。

今までも試し撮りのようなことはしていましたが、本格的に外に持ち出すのは今日が初めて。
最初に撮ったのが上の岐阜城です。自分でもこんなに大きく撮れるとは思っていませんでした。
ISO感度を800に上げてありますが、シャッタースピードは1/250で手持ち撮影でこの結果です。ブレは見られないでしょ? カメラとレンズで2kg近くありますが、手振れが出ないのはレンズの手振れ防止効果装置のお陰でしょう。 メーカーの謳い文句では「4段分」の手振れ防止効果なんだそうです。
一方、ISO800に上げても画像に荒れが感じられないのは、K-5の性能のお陰です。
この二つの組み合わせで、撮影範囲が一気に広がった(ような)気がします。

用事で出かけたついでに、このレンズの目的である野鳥撮影能力を試してみました。
いきなり大物、アオサギです。











(最後の2枚はトリミングしてあります。)
いきなり現れたもんですから、センターに捕らえられてませんが、前のカメラでとレンズでは撮れなかった絵だと思います。
連射速度と合焦速度の向上、そしてレンズの手振れ補正のお陰です。

今日は他にもいろいろな鳥がいました。



シギ、おそらくはハマシギだと思ってるんですが、自信がありません。ネットで調べてもみたんですが、シギも種類が多くて・・・。



↑セグロセキレイ・・・だと思います。これも、ちょっと自信が・・・・。



↑チドリの一種だとは思うのですが・・・・?

【2011年1月2日追記】
野鳥に詳しい人に見ていただいたところ、ありふれたハクセキレイの幼鳥と分かりました。
チドリなんて言って恥ずかしい・・・・。



↑左のふっくらとした小さめの鳥・・・・・まったく検討がつきません。これもチドリの一種か? 誰か教えて。

【12月30日追記】
上の写真の鳥ですが、調べた中ではハジロコチドリが一番近いように思います。
Wikipediaによれば、

グリーンランドからスカンジナビア半島、ユーラシア大陸の北極圏で繁殖し、冬期は西アジアからアフリカ中南部に渡り越冬する。
日本へは旅鳥または冬鳥として渡来するがまれである。越冬記録もある。

だそうです。「まれ」な鳥を撮影できたんでしょうか?

【追記終わり】

【2011年1月2日写真追加】
野鳥に詳しい人に種類を判断していただくために、上の鳥の写真を追加します。








鳥の種類の特定はともかくとして、カメラとレンズの性能は期待通りのものがありそうで、これから楽しめそうです。
新しい機材での撮り始めが、今年の撮り(鳥)納めでした。

皆様、良いお年をお迎えください。













Posted at 2010/12/30 02:33:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 野鳥 | 日記
2010年12月24日 イイね!

「日高の遺書」-another story

くどい・・・・ですか? 「まだやるのか?」て声が聞こえてきそうです。

もう旬は過ぎたのかも知れませんね。
でも腐りかけが一番おいしいと、かの海原雄山先生もおっしゃってることだし・・・。
こんな弄りがいのあるおいしいネタは、じっくりとしゃぶりつくさないと。
もう一つの読み方に気づいちゃったんですよ。


【女性の社会進出促進からの視点】

> 私のような学歴もなく手職もない人間に何万もする給料を払ってくれるところがありましょうか。たとえ就職することが出来ましたところで、弁済金と家賃を払ってしまうと生活費にまでまわすことは出来ないのでございます。どうして親子三人生活すればよろしいのでしょうか。罪のない子どもたちと生活だけは近所の子供たちと同じようにしてあげたいと願うのは母として当然のことではないでしょうか。

読み返してみると、この妻は就職の努力もせずに始めから諦めていたようですね。
この部分を逆に考えると、学歴とか手に職とかあれば、弁済金を返しながら生き続けることもできたってことですよね。別に交通事故でなくても不治の病で一家の大黒柱を失うことも、ままあることだし、そうしたリスクを分散するためにも亭主の収入だけに依存するのではなく、妻も仕事を持つことを勧める物語としても読むことができます。

そこで、一本作ってみました。


「こんばんは。」
「はい。えっ! 笹森さん、どうして・・・。」
「驚いた? このアパート見つけるのに苦労したわ。」
「あ、あの、今月分は先日ちゃんと・・・、届いてませんか?」
「いえ、ちゃんと届いてますよ。」
「じゃ、どうして。」
「返しに来たの。」
「返しに・・・?」
「そう。もういいって言いに来たの。終わりにしましょうよ。」
「でも・・・。」
「保育園で働いてるんですって?」
「はい。結婚前に働いてた保育園に頼み込んでパートで復職することができまして。」
「そう。私はあの人が死んでから保険の外交やってんの。」
「はあ。」
「お母ちゃん、このオバチャン誰?」
「これっ!」
「坊や、お名前は?」
「信吾。」
「幾つ?」
「6歳。」
「じゃ、あの時の赤ちゃん! 大きくなったわねぇ。
正直ね、事故の後にあなたが上の子の手を引いて、この子を背負ってうちに来たときには、同情を引こうとして子連れでやって来たんだと思ったわ。わざとらしいことしやがってと、もう腹が立って腹が立って、私もあなたに随分ひどいこと言ったわね。でも、あのときはそれでも気持ちが治まらなかった・・・。
でも、暫くして気持ちが落ち着いてくるとねぇ、今度は怖くなってきたの。
一家心中でもされたらって・・・・。」
「シンジュウって何?」
「あ、子供の前でする話じゃなかったわね。」
「あんたはあっち行ってなさい。」
「ハーイ。」
「・・・・・正直、考えたこともありました。」
「・・・・やっぱりね。追い詰めてたのね。」
「・・・・・そう言えば、上のお子さんは?」
「今、夕刊の配達に・・・。」
「そう。大変ね。
あの事故の後、親戚や隣近所はもちろん、見知らぬ人からもたくさんお見舞いをもらったわ。家のポストにお札が入った封筒が入ってたことまであったわ。そのくらい世間から同情されてたの。
でもそんな同情なんて一時のもんだし、私も二人の子供を抱えてこれからどうして生きて行こうって途方にくれたわ。毎月1万円もらったって、何の足しにもならないってね。
でもね、もしあなたの一家が心中でもしたら、今度はうちが世間の袋叩きにされる。私があなたの一家を追い詰めたってね。世間てそういうもんでしょ。それを考えたら眠れなくなる夜もあったわ。
でも、あなたは毎月きちんと1万円送ってきてくれた。一度も滞ることなく。小さい子が二人もいるのに。
先月の分でね、ちょうど60万になるの。分かってた? ちょうど60万だからってわけじゃないけど、もうこれ以上はいい。あなたの気持ちはよく分かった。元々あなたが弁済金を支払う義務なんてないんだし。」
「でも・・・・。」
「保険だって変よね。事故が2年後だったら、ちゃんと保険金が降りて、あなたも苦労することなかったし、私だって・・・それでもあなたを責めたでしょうけどね。ハハ。
とにかく、もう、お互い、忘れましょ。
それと・・・・、ボク、こっちいらっしゃい。さっきからこれが気になってたんでしょ。」
「そんな、いけません。」
「大丈夫、大丈夫。この近所のパン屋の店先で売ってた安物だから。はい、ケーキ!」
「わーい、ケーキだぁ!」
「メリークリスマス! 信吾!」
「メリークリスマス、オバチャン! ありがとう!」
「じゃ、帰ります。もう来ることは無いと思うけど、元気でね。」
「ありがとうございました。」
「お母ちゃん、あのおばちゃん、赤い服着てサンタさんみたいなオバチャンだったね。
・・・・お母ちゃん、泣いてるの?」



生きてれば、こんな「一杯のかけそば」風味のエンディングも繋ぐことができるってことです。
飲酒運転抑止効果はイマイチかも知れませんが、それなりの物語として成立するでしょ。





Posted at 2010/12/24 23:26:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月20日 イイね!

「日高の遺書」の読み方

「日高の遺書」ってご存知でしょうか(一部では「妻の遺書」とも言われているようです)? 私もさっき知ったばかりなんですが、飲酒運転防止の教材としてにあちこちで配布されてるようですね。

昭和45年に北海道日高で起こった飲酒運転による事故の話で、飲酒運転のドライバーが追い越しをかけて対向車と衝突。そのドライバー自身と対向車のドライバーは死亡。残された加害者の遺族が被害者の遺族から賠償金の支払いを迫られるが、貧しい加害者遺族は払うことができず子供を道連れに一家心中するという話で、そのとき死亡した加害者の妻が残した遺書が「日高の遺書」とされるものです。

私を心の貧しいヒネクレ者とののしっていただいて結構です。

【事実なのか?】
まず、そもそもこれが事実なのかを私は疑います。時も場所も大まかではありますが特定されているので、いかにも事実であるような顔をしていますが、疑わしい・・・。でき過ぎの感がします。私には、かつてはやった「一杯のかけそば」と同様の都市伝説臭がしてなりません。それに、昭和45年の事故なら昔から語り継がれているはずなのに、ブログが比較的新しいのしかないのはなぜなんでしょう?
(事実かどうかの疑いについて、私にも根拠があるわけではありませんから、事実であることがはっきりと示されれば、ブログ1回分をそれに当てて謝罪いたします。)

フィクションだとしても、飲酒運転防止に役立つならそれでいいという視点もあるのかも知れません。しかし、「日高の遺書」を読んで泣いたという人達は、これがフィクションだと知ったら怒り出すんじゃないでしょうか?

この「日高の遺書」について触れたブログはたくさんありますが、皆さん、疑ってない。世の中擦れた人ばかりかと思ってましたが、純粋な人がこれほど多いとは。(皮肉です)

以下は事実だったという前提での批判になります。

【保険からの視点】
「日高の遺書」にも加害者は保険に入っていなかったという前置きが書いてあるバージョンもありますが、大半の例は保険について触れていません。
加害者遺族は、今の金銭感覚からすれば死亡賠償金と言うにはあまりにもわずかな金額を被害者遺族に渡そうとします。
加害者は自賠責保険にも任意保険にも入っていなかったんでしょうか? 昭和45年当時でも、自賠責だけでもっと多くの金額を払えたんじゃないでしょうか? この辺も嘘臭さを感じる部分です。
つまり、双方の遺族に苦労をかけないように保険にはちゃんと入りましょうと言う教訓とも読めます。もちろん、そう読むときには泣けません。

【心中美化の視点】
昭和45年の心中に対する価値観は、もう分かりません。当時はこれもそれなりに人々の共感を呼んだのかもしれません。でもこれを読むのは今なんです。
「日高の遺書」を丸ごと事実と受け止めたとしても、私には飲酒運転の怖さよりも、子供を道連れにした母親の独善が先に胸につかえます。
法的には彼女に何の義務もありません。母親としてみれば、「死んだ主人のしたことは私達には関係ない!」と開き直る図太さこそが求められるのではないでしょうか? この母親は被害者遺族の重圧に耐えかねて子供に手をかけた殺人者じゃないでしょうか? この遺書のどこで泣けと言うんでしょう?

忘年会、新年会のシーズンですが、みなさん、くれぐれも飲酒運転はしないようにね!

拙い創作ですが、「日高の遺書」-another story も併せてお読みいただければ幸いです。
Posted at 2010/12/20 23:20:41 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月04日 イイね!

嵐の嵐

嵐の嵐家族の足となって日夜ハンドルを握る成田のオッサンです。

今日は、家族を乗せて名古屋ドームまで。目的は嵐のグッズ購入。そう、あのジャニーズの嵐です。
コンサートのチケットを申し込んでいたのか、どうかは知りませんが、とにかく今回はグッズ購入のみが目的とのこと。
土曜日にしては早起きして、ナゴヤドームを目指しました。ドームから1kmほど西にあるJR大曽根駅付近に着いたとき、早くも三菱電機の工場の北側の道に並ぶ長蛇の列が目に飛び込んできました。
大学生の姪から徹夜で並ぶ人もいるらしいとは聞いていましたが、まさかここまでの列とは!
列は分離帯の反対側で、車を反対側に着けるわけに行かず、仕方なく大回りして反対側に行くことにしました。名古屋ドームに続く長蛇の列を眺めながら車を進めると、一旦列が消えたかと思ったら、新たに別の列が! 列が二つあるのか?
回っている間に最後尾らしきところを見つけました。ドームからはかなり離れたところで、一体どのように列がつながってるのか見当も付かないところでしたが、とりあえず女房と次女を降ろし、私と長女は漫画喫茶で時間を潰すことに。まあ、お昼まではかかるだろうと読んでいましたが、お昼が過ぎてもたどり着いていない様子。仕方なく、私と長女だけで昼食。昼食中にやっとドームが見えるところまで来たとのメールが届きました。後で女房に聞くと、このときはもう少しで着けると思ったそうです。
昼食が終わった私と長女は、ドームから離れたコンビニの店員の目に付かない駐車場でお昼寝などして時間潰し。長女は自分達だけでも帰ればよかったとぼやきます。

結局、迎えに来て欲しいとのメールが来たのは4時過ぎ。女房と次女はざっと7時間も()並んでいたことになります。しかも昼飯抜きで。よ~やるわ、ほんまに。
女房の話から再現した列を地図に落としてみました。名古屋の地理に疎い女房の話ですから当てになりませんが、大体はあってると思います。この地図から距離を測ってみたところ、並び始めからグッズ販売所まで4kmほどでした。女房達が並んだ後もさらに後ろに並んでましたから、最長時はもっと長かったはず。

世の中バカばっかですね。
しかし、これで周辺のコンビニや駐車場、名古屋圏のホテル、タクシーは潤ったでしょうね。不況脱出はジャニーズに期待?

ただ、周辺の住民の皆さんにとっては、嵐が起こした迷惑な嵐に過ぎなかったと思います。
あ、明日もあるんだっけ。ジャニーズはご迷惑をおかけしてる周辺のみなさんに菓子折りぐらい持って行くべきだな。
Posted at 2010/12/04 22:43:43 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2010年12月02日 イイね!

自然を撮るということ

先日の土曜日、ソフトテニス部に所属する次女の対外試合があって、朝早くから各務ヶ原市の中学校まで送ってやりました。
私の娘ですから運動関係のセンスはまるでありませんが、せっかくだから試合の様子でも撮ってやろうかと聞くと、

「頼むから絶対に止めて! 終わったら携帯に電話するから、それまでどっか行ってて!」

と、えらい剣幕。
まあ、友達に親を見られたくない年頃というものに、私自身、記憶がないわけでもないので、あっさりと引き下がりました。これも想定内の出来事。

こんなこともあろうかと、時間をつぶす場所も前もって考えておりました。前回にも触れました、私の鳥撮りのきっかけを作ってくれたBirderさんから、各務ヶ原市の蘇原自然公園にもカワセミが来ると聞いていましたので、そこに行ってみることにしました。

駐車場に車を停め、カメラを抱えて公園に入ると、すぐに三脚をセットした5・6人のカメラマンが目に入りました。ちょっとした広場の中央に1mくらいの高さのモミジの切り株が立っていて、一枝だけ紅葉した葉をつけています。それを取り囲むようにカメラがセットされていました。
ああ、ここがカワセミの・・・? いや、待てよ。池も小川もないところにカワセミが来るわけない。他の鳥か? 
「あのぅ、どんな鳥が来るんですか?」
「ルリビタキ」
ルリビタキ? まあ、鳥に興味を持ち始めて日が浅いんですから、知らなくて当然ですが、その姿を想像すらできません。でも「瑠璃」。この響きには惹かれます。

瑠璃色(るりいろ)は、濃い赤味の青。名は、半貴石の瑠璃(ラピスラズリ、英: lapis lazuli)による。
(Wikipediaなどからの引用文は斜体で表示しております)

ところで、私以上の世代で瑠璃色と聞いて何を思い出すかと言えばこれ。



「ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団・・・」で始まる「少年探偵団の歌」。
なんで「勇気凛々、瑠璃の色」なのか? っま、悩んでも仕方ないですね。
当時は瑠璃色がどんな色かなんて考えもしなかったなぁ。
しかし、この動画、少年探偵団の姑息さが笑わせてくれます。

で、私もその姿をカメラに納めようと、カメラマンさん達に混ぜてもらってルリビタキを待つことにしました。
こういう集団て、どことなく排他的な雰囲気が漂うものですが、初対面の私を暖かく迎えてくれたようで、待ってる間に私にリンゴやガムまでくれました。
運が良かったのか、いつもこうなのかは分かりませんが、それほど待つことなくルリビタキ君は現れてくれました。







瑠璃色ってこんな色なんだと確認しながらシャッターを切りました。一時間ほどの間にルリビタキ君は二回現れてくれ、お陰でこのような写真が撮れました。
どうしてルリビタキさんじゃなくて、ルリビタキ君なのか? 例によって全身瑠璃色なのはオスだけ。メスは尻尾が瑠璃色なだけで、全体的には薄緑っぽい褐色でオスに比べるとかなり地味です。

ルリビタキがどんな姿かは分かったんですが、いつもここにいる鳥なのか? 調べてみました。

夏季はユーラシア大陸の亜寒帯やヒマラヤ山脈で繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部で越冬する。日本では基亜種が夏季に本州中部以北、四国で繁殖し、冬季になると本州中部以南で越冬(留鳥)する。

この「留鳥」って?

一年を通して、繁殖地(はんしょくち)と越冬(えっとう)を同じ場所で行う鳥のことを留鳥(りゅうちょう)といいます。
 日本で見られる鳥の多くは留鳥が多いです。キジバト、セグロセキレイ、ヒヨドリなどは留鳥の代表的な例です。ハシブトガラスやハシボソガラスなどのカラスも留鳥です。


ところで、私が撮ったこの写真、ピントが甘いことは置いといて、何かでき過ぎのような気がしませんか? いや、自慢じゃないです。
赤いモミジを背景に緑の苔の上に瑠璃色の鳥。
実は種も仕掛けもあります。これは人工のステージなんです。



鈍感な私はカメラを構えてから暫くして気づいたんですが、考えてみれば広場の真ん中にこんな切り株が残ってるはずありません。
切り株は、シャッタースピードが稼げるように、日の当たる広場の真ん中に置き、その上に苔を載せ、背景に紅葉したモミジの枝を取り付けてありました。そして苔の上に餌をセットすれば、お腹を空かせたルリビタキ君がステージに乗ってくれると言う寸法。
正直、これに気付いたときは「ここまでするか」と思いました。
でも、松尾池のカワセミやカモも餌付けされてるようなもんだし、森の中を歩き回ってもルリビタキと出会える確率はかなり低い・・・・。ましてや私のような俄かバードウォッチャーには。
このカメラマンさん達も全然後ろめたさを感じていない訳でもないんです。
「こんな風にして撮ったなんて、サークルのメンバーには言えないもんなぁ」なんて言葉も聞こえてきました。
作為的な絵作りはともかく、野鳥を餌付けしてよいものか? モラルなんて言葉が浮かんできましたが、彼らの仕込みに便乗させてもらっている私に彼らを責める資格はありません。

ルリビタキが飛び立つと、カメラマンの一人がピンセットで透明の容器に入った何かを苔の上に載せています。他の人に聞いてみるとミルワームというものらしい。帰ってから調べてみると・・・



お見苦しいものをお見せしました。

ミールワーム(mealworm)、あるいはミルワームは、幼虫を飼育動物の生餌とするために飼育・増殖されているゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫の総称。加熱して人間が食べることもでき、ピーナッツのような味がする。

「人間が食べることもでき」だと?
誰か本当にピーナッツのような味がするのか試してくださいよ。私は口に入れようとは思いません。

ルリビタキのまずまずの成果が得られ、私はカメラマンさん達に挨拶してその場を切り上げ、カワセミを求めて移動することにしました。
結果からいうと、カワセミには会えませんでしたが、代わりに撮れたのがこれ。






(最後の2枚はトリミングしてあります)

ハクセキレイです。我が家や実家周辺でも良く見る、気になってた鳥です。この固体は右の羽を痛めているようですね。
ハクセキレイについても調べてみると、こんなことが・・・・

日本では北海道、本州で繁殖し、冬に多く見られる。1950年代には本州では青森県、岩手県でしか繁殖していなかったが、以後次第に南下し、1960年代には山形県、1970年代には神奈川県、1980年代には兵庫県、広島県まで広がった。海岸地方に限られていたものが、1970年代後半に川沿いに内陸へ入り、1980年代には長野県で繁殖が記録された。

今では良く見る鳥ですが、確かに子供の頃には見なかったような気がします。
しかし、これって温暖化の証拠なんでしょうか?
ん? 逆か! 寒冷化の証拠??

Posted at 2010/12/02 22:36:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | 野鳥 | 日記

プロフィール

「スポーク張替え後、塗装完了。」
何シテル?   08/06 21:31
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2010/12 >>

   1 23 4
567891011
12131415161718
19 20212223 2425
26272829 3031 

リンク・クリップ

今年の年賀状 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/01/02 07:34:58
全日本模型ホビーショー 2015 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/09/30 22:59:15
 
クリーンでエコなnonchanとしては。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/06/06 20:04:24

愛車一覧

BMW 5シリーズ セダン BMW 5シリーズ セダン
E39の大人しさの中にもキリッとしまったところのあるデザインが好きです。アメリカでは不人 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation