カメラを新調し、150-500㎜の望遠ズームを買う気になったのは、ひとえに昨年、サンコウチョウをまともに撮れなかった悔しさからだったりします。
昨年のサンコウチョウ関係のブログを振り返ってみると・・・
2010年05月28日 「撮ったど~~!・・・なのか?」
2010年06月13日 「ヘルパー」
2010年07月10日 「その後のサンコウチョウと副産物 」
昨年の今頃は、既に2回もサンコウチョウの写真をアップしていたわけです。ところが今年はまだ1枚も・・・。
今年も既に昨年と同じところに渡って来てます。こちらの道具の性能は上がったわけですから、早く撮って皆さんにご覧に入れたいところですが、肝心のサンコウチョウがいまだに巣が定まらない様子。昨年も何が気に入らなかったのか、途中で巣を放棄したり、蛇にヒナを食われたりして巣を転々としたものの、今頃は卵を抱いていてもおかしくない頃。常連のカメラマンさん達の間でも「今年はダメかも・・・」なんて声が聞こえます。
サンコウチョウの鳴き声はするんです(私もサンコウチョウの鳴き声くらいは聞き分けられるようになったってこと)。でも高い枝の上を飛び回る姿を垣間見るだけ。巣に入ってじっとしてくれないと、私の腕じゃ撮れません。
ま、手ぶらで帰るのも癪なので、その辺をブラブラ。すると聞いたことの無い、美しくてしかも長いさえずりが。レンズを通して声のする方を見回し、重なり合う枝の中に見つけました。初めて見る鳥です。

(トリミングしてあります)
家に帰って調べてもいいんですが、必ず名前が調べられる保証はありません。こんなときは、やはり詳しい人に聞くのが手っ取り早い。戻って常連カメラマンの爺さんに聞くことにしました。
モニターの画像を見せると、「ああ、キビタキだね。うまく撮れとるがね。」
キビタキ! 予想もしない答。
以前、ルリビタキはご紹介したことがありましたが、瑠璃色があるのなら黄色があっても不思議はない? しかし、ルリビタキは一声も鳴いてなかったのに、キビタキはホントにきれいな声で鳴いてました。同じヒタキでも違うもんですね。
爺さんの話の続き。
「ワシらね、もう珍しい鳥はええんだわ。これからはスズメを撮ろうかな。スズメに始まりスズメに終わるって言うからな。」
どっかで聞いたことあるようなセリフを吐く爺さんに、「あんた達もサンコウチョウのお出ましを待ってるんじゃないの?」と突っ込みたいのを我慢して、適当に相槌を打って、お礼を言ってその場を後にしました。大人ですから。
その時撮った、その他のおまけ。
タンポポにとまるモンシロチョウですが、以前の銀残しの設定が残っていて、こんな渋めの写真になってしまいました。
以前、みん友の ささいっち さんが望遠レンズをマクロレンズ的に使うってことをしていらっしゃいました。私も真似して、上の写真をクローズアップ。
モンシロチョウの口の管が、タンポポの花に刺し込まれているのがよく分かります。
最後に、季節物のアジサイ。つぼみにいろんな色が詰まってるのがきれい。
Posted at 2011/06/20 23:44:10 | |
トラックバック(0) |
野鳥 | 日記