今日は二つのヘリコプターのキットをご紹介します。スケールは二つともいつもの通り1/72で、二つともチェコ製。小さなキットです。
まずは、AZmodel社製、陸自の川崎OH-6D。
チェコ製のキットの箱にも、ついに日本語が書かれる日が来ました。箱の右上の日本語が見えるでしょうか? 「このキットに接着剤は入っていません。」と書きたかったんだと思います。惜しいですね。「に」がなぜか、左側しかない。てか、こんな活字あるんでしょうか?
今度は左上の方の「2 in 1」にお気づきでしょうか?
そう、1箱に2機分のキットが入ってるってこと。お値段は1785円。さすがに1機だけで1000円とかで売ってたら流通経費が出ないんでしょうね。
ワイヤーカッターなどの薄いパーツはエッチングで、コクピットなどはレジンで再現。これで2000円未満なら文句はありません。
塗装例が箱裏に4つ載ってますが、右下のは南極観測船に積まれている機体でしょうか、ペンギンの絵が描いてあります。もちろん、そのデカールも入ってます。
もう一つは、PROFILINE社製のMD 520N。ノーター(nortar)ってご存知ですか? No TAil Rotor system の略なんだそうです。つまり、通常のヘリならあるはずのテイルローターがないってこと。それじゃ、メインローターの反力はどうやって打ち消すのかというと、テイルブームの付け根付近から吸い込んだ空気を噴き出して反力を打ち消します。
正確に言うと、ブーム途中の片側側面から噴き出す「サーキュレーション・ジェット」と、ブーム末端部から噴き出す「ダイレクト・ジェット」と呼ばれる二つの力によって打ち消しているらしい。「サーキュレーション・ジェット」の説明は単純にできないので、興味のある人は独学してね。
ま、とにかく、これで地上の事故が減らせたり、騒音が減らせたりできるらしい。
上でご紹介したOH-6Dと兄弟のようなへりですし、発売時期も重なるので、同じキットのバージョン変えかと、模型店の店主も思ったと話してました。チェコの模型会社なんてみんな親戚のようなもんですから、実際、ありそうなことです。しかし、上のキットとは全くの別物でした。
画期的なのは、キャビンを全てクリアパーツで構成したこと。右の写真は某模型屋さんのサイトから頂いてきたキットを組んだ状態の画像です。確かにこうすれば、クリア部とそうでない部分を段差無しで仕上げられるし、クリアパーツを接着するときに接着剤で曇らせてしまうこともない。ただ・・・パーツの平滑度がイマイチで、クリアでない。磨いてから使うしかないですね。
こちらのお値段は1943円で1機だけ。高くはないと思いますが、上と比べると損した気がしますね。でも、こちらはこちらで奢った部分もあるんです。
全部で10種類の機体のデカールが入っています。ホノルル警察やベネズエラの交通警察など珍しい塗装ばかり。
さ、点検は済んだから積んどくか。
Posted at 2011/08/30 00:23:42 | |
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