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成田のオッサンのブログ一覧

2012年11月29日 イイね!

喪失

喪失職場に着いて、席に座って朝一番の動作がPCの電源ONと言う方も多いと思います。私もそうです。
今朝、いつもの通りPCの電源を入れると、黒い背景に白い文字。強制終了して再起動したときなどに出る画面です。あれ? 昨日、帰るときは普通に終了したはずだけどなぁ。何度やっても同じ。Windowsのロゴが出て走り始めるのですが、すぐに元の画面に。Safe Modeでも立ち上がらない。

これは、自分でどうにかできるレベルの問題ではなさそう。電算室(我社のPCやLANを管理する部署)に相談に行くと、暫く預かるということで本体を外して持っていかれました。デスクの上には真っ黒なモニターとブラブラしたケーブル。

午前中はまだ現場に行く用事があったので間が持ちましたが、午後になると今後の段取りがあれこれと気になってきます。でも、何も、本当に何もできない! 身の置き場がないので、社内をウロウロ。自分の仕事がいかにPCに依存しているか痛感させられました。

暫くして電算室から呼ばれて様子を見に行くと、復旧は難しいのでハードディスクを取り替える、中のデータは諦めてくれと・・・。

冗談じゃない! 

明日、業者に渡すはずの図面のデータも、お客さんや業者さんの名簿も、得意先の履歴も、数々の書類の書式も・・・・ああ、もう考え出したらきりが無いくらいの貴重なデータが入ったままなのに消されてたまるか!

そんなに大事なデータならバックアップをという声が聞こえてきそうですが、人様のPCでHDがクラッシュしたという話は時々聞きますが、交通事故と同じで自分には起こらないと慢心ししてたんですね。残念ながらバックアップは取ってありません。しかし、いざ自分の身に降りかかってみると、これ程の喪失感を味わうものとは。

同僚から、3万円くらいでHDを復旧してもらったという話を聞き、もう自腹でもいいからそれに賭けるつもりで壊れたHDをくださいと申し出たら、それもダメ。まあ、考えてみたら分かることですが、壊れたとは言え個人情報などが詰まったHDを社外に持ち出すわけには行かないってことです。

結局、私のPCには新しいHDが移植され、OSも入れなおされましたが、壊れたHDの復旧も専門業者に依頼してみて復旧の見込みを調べてもらうことにはなりました、たとえ成功しても戻ってくるのは何週間も先。それでもできるだけ多くのデータを吸い出したい気持ちは変わりませんが。

とりあえずの目前の仕事の分だけでも、思い出しつつデータを作り直さなければなりません。
ああ、土日も出勤だ。
Posted at 2012/11/29 23:33:42 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2012年11月25日 イイね!

好日

好日3連休、いかがお過ごしでしたでしょうか? 土曜日の特に午前中はあいにくの天候でしたが、昨日・今日は気持ちのいい秋晴れで、みん友の皆様のブログにも紅葉ネタがいくつか上がっておりますね。紅葉も盛りは過ぎたようですが、落ち葉まで含めた風情はむしろ今頃の方がいいような気もします。
ということで、私もいつものところではありますが、昨日、仕事に出るついでに撮影に行ってきました。

まずは、いつもの松尾池。松尾池の紅葉は既に2010年11月23日のブログ「 秋の松尾池(2)」でもご覧いただきましたが、それはそれってことで。





松尾池の水位が堤の保全のために下げられたことはお伝えしたような気がします。それによって冬になると渡ってくるカモ類やオシドリは激減して寂しい池になってしまいましたが、紅葉はいつもどおり。いや、例年より見事だったかも知れません。

野鳥の数が減ってカメラマンの姿も消えたかと思っていましたが、昨日はそこそこの数のカメラマンや紅葉見物(?)の客が見られました。

環境の変化で生息が気になっていたカワセミはちゃんといるとのことで、カメラマンのほとんどはそれ狙い。だからカワセミが現れるまでは手持ち無沙汰。そこで一時は自粛されていたヤマガラの餌付けが復活していました。ホントは野鳥に餌あげちゃいけないんですけどね。



ここのヤマガラは警戒心が薄く、すぐに手乗りヤマガラに。紅葉見物のお客さんたちも手のひらに餌を乗せて楽しんでましたけどね。

カメラマンの一人が殻付きの落花生を与えると、上手に殻を破って中の豆を取り出して食べるってんで、見せてくれましたが、確かに。





なかなか賢い?

私もカワセミを待ってみましたが、なかなか現れず、場所を移しました。

お次は雄日ヶ丘公園。ここも2009年11月23日のブログ「 雄日ヶ丘公園」でご紹介したことがありますが、それはそれってことで、今年の紅葉をご覧ください。











遅目の七五三を祝う家族が紅葉を背景に娘さんの晴れ姿を写真に納めようと公園に来ていました。娘さんは3歳、いや、数え年なら満2歳かな? なかなか期待するようなポーズを取ってくれず、大人たちは悪戦苦闘していました。
娘さんと両親、更に双方の祖父母。少子化を象徴するような光景ではありました。
Posted at 2012/11/25 23:45:28 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2012年11月11日 イイね!

危険なメソッド

危険なメソッド先週は二日連続で映画を観ました。二本ともノンフィクション。













1本目は「アルゴ」。内容はご存知の方も多いかも知れません。1979年に起こったイラン革命の時、暴徒がアメリカ大使館になだれ込み、大使館員60人以上を1年以上に渡って人質に取るという事件がありました。その時、危うく難を逃れ、カナダ大使私邸に身を隠した6人の大使館員がいました。発見されれば間違いなく殺されてしまいます。
CIAはこの6人を何とかして無事に出国させようと頭をひねります。自転車で国境まで走るなんて奇策まで真面目に検討される中、採用されたのはニセの映画製作をでっち上げ、そのロケハンに来たカナダ人の映画スタッフになりすまして帰国するという荒唐無稽な案。CIAはこの作戦に使えそうな映画の脚本を探し、見つけたのが「アルゴ」というタイトルのSF映画の脚本。
これが、フィクションじゃなくて事実だと言うから、正に「事実は小説より奇なり」! 18年間の機密扱いが解禁されて、晴れて映画化されたのが本作。
スリリングではあるんですが、「ホンマかいな?」と思うようなギリギリの展開があったりして、100%ノンフィクションかどうかは疑わしい部分も。

2本目がブログのタイトルにもした「危険なメソッド」。この映画に関しては何の前知識もありませんでしたが、偶然通りがかった小さな映画館のポスター(タイトル画像)に引き寄せられました。

ユングとフロイト!?

精神分析界の2大巨人が登場する映画! これは見ないわけには行きません。

精神分析関係の本を読み始めたのは浪人時代に読んだフロイトの「精神分析学入門」が最初でした。有名なハンナ・Oの症例に見られるように、意識で蓋をした無意識に光を当て、患者がそれと真正面から向き合って受け入れることができると病状は劇的に改善する。読者としての私も、まるで推理小説の謎が解けたときのような開放感を感じました。
フロイトを読めば当然のようにユングにもたどり着き、ユングを解説した本も何冊か読みました。日本人では なだいなだ、「モラトリアム人間の時代」で有名になった小此木圭吾、(心理学の分野ですが)唯幻論の岸田秀、それぞれのそこそこの数の著作を読んできました。

この映画の主人公はユング。フロイトの本を読んでフロイトの治療法に強い関心を持っていたユングは、病院に運び込まれたロシア系ユダヤ人の若い女性患者ザビーナに、フロイトの対話療法を用いて治療を開始します。治療が進んでいくうちに、ザビーナの症状の原因が、子供の頃に父親から受けた虐待にあることが分かっていきます。彼女は虐待に悦びを感じる症状を持っていました。
やがてユングとザビーナの間に恋愛感情が芽生えます。

精神分析において、治療者と患者との間に「転移」と呼ばれる擬似恋愛が芽生えやすいことは、その時点で既にフロイトが警告を発していました。
なだいなだ の短編小説にも、転移に関する、おそらく自分自身の体験をモチーフにした「れとると」という作品があります。若いモデルの患者と接するうちにお互いに恋愛感情が芽生え、治療者自身がこれは転移に過ぎないと自分に言い聞かせつつも・・・・なんて話だったかな?

もちろんユングも自分を抑えようとします。ユングには妻も生まれたばかりの子もいました。が、ユングは結局ザビーナと関係を持ってしまいます。

このスキャンダルは私にはちょっとショックでした。ユング関係の本も何冊か読んだと書きましたが、そんなこと、私が読んだ本のどこにも書いてなかったからです。映画を観終わって買ったパンフを読んで理由が分かりました。1977年にジュネーブで偶然にザビーナの手紙が発見され、ユングとの関係の詳細が明らかになり、それが世間に知られるのに時間がかかったからです。

ザビーナはユングと別れた後、医師となりフロイトの研究を手伝ったりしてフロイトにも影響を与えました。その後、同じユダヤ系ロシア人医師と結婚しました。

映画の最後の場面は、湖畔の優雅なユングの邸宅の庭でのおだやかなティータイム。招かれた大きなおなかのザビーナがユング婦人から懇願されます。「夫を分析してやってほしい」と。患者と治療者の逆転です。ユングは、またユダヤ系ロシア人の女性患者を愛人にしていました。

ユングがフロイトの汎性欲主義(様々な症例を何でもかんでも性欲の抑制と結びつけて考えること)を批判したり、逆にフロイトがユングの神秘性やオカルト的な面への傾倒を危険視したりする場面は、精神分析史の教科書的でもあり、そういった意味でも全編を興味深く観ることができました。

動画部分が終わり、テロップで登場人物のその後が説明されます。
悲しいのは、ザビーナが二人の子と共に、ソ連に侵攻したドイツ軍によって虐殺されてしまった事実。ザビーナは児童心理学で有名なピアジェの師でもあったようです。
Posted at 2012/11/11 14:51:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ

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何シテル?   08/06 21:31
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