
全国的な雪にタイムリーに反応しようと、先日の「雪とカワセミ」をアップしましたが、今回の内容は実はそれより前の事になります。
以前、kumiさんとのコメントのやり取りの中で、中日新聞に木曽川のコハクチョウの事が載ってたってことが話題になり、近くでもあるんで木曽川を訪ねてみました。
まずは岐阜県側から。笠松町(そう、あのオグリキャップで有名になった笠松競馬がある笠松町です)の木曽川橋の上流は木曽河畔遊園地としてきれいに整備されています。こういうきれいに整備された公園は、かえって野鳥、特に河原に巣を作る野鳥にとっては迷惑この上ないと思うんですが、とりあえず見た目はきれいで、人間のジョギングやペットの散歩には最適。平日の午前中でしたが、そこそこ人がいました。
カモなどの水鳥が多く集まっていました。笠松町は木曽川の西岸に当たり、撮影は午前中でしたので、どうしても逆光。
逆光は水の反射はきれいに出ます。
カンムリカイツブリ。カラーのままですが、波紋のコントラストが強く出て、モノクロのような色合いになりました。
画角を広げるとこんな感じ。私と同じようにコハクチョウの姿を見ようとここまで来た老夫婦に、コハクチョウはどこにいるのか尋ねられましたが、この時点では私も分からずに返事ができなかったんですが、今、この写真をよく見ると、上の方に小さく写ってますね。
地元の人にコハクチョウの場所を聞いたら、すぐ近く。とりあえず、岐阜県側から。
カメラを抱えた人達もいますね。
ここから愛知県側に移動して、時間も午後です。
私が着いた頃は、寒さのせいか、ほとんどジッとしていました。割と暖かい日だったんですけどね。
やはり、同じ白い鳥でもコサギなどとは迫力と言うか重厚さと言うか、美しさが異質のものがあります。白い衣を何枚も重ねて着ているような羽。
暫く眺めていると、人も増え、何だかジリッジリッとコハクチョウが寄って来るような気がします。ここでは餌を与えているようなので、餌がもらえるものと感違いしているのかも知れません。
ここからは羽ばたきを連続写真で。いずれもトリミングしてあります。
これをさらにトリミングしたタイトル画像。くちばしの白い物は、羽の毛づくろいをしていてくっついた羽毛です。
来年の年賀状はこれで決まりかな。
こんな場面もありました。これってケンカですよね。 最初から見てましたが、一体何が原因だったのか分かりません。
確かに美しいんですが、撮影難易度は低いです。ほどほどに近くて逃げないし、簡単に撮れてしまって、野鳥撮影としてあまり面白みが・・・・。
コハクチョウ、調べてみると面白くて、Wikipediaによると以前は和名がハクチョウとされていたようですが、1974年に発行された日本鳥学会のリストからはハクチョウ属他種との混同を避けるためにコハクチョウへ変更されたんだそうです。で、オオハクチョウという種もいて、コハクチョウはもちろん、それより小型なんですが、越冬地はオオハクチョウより北のシベリア奥地。つまり、より長い距離を飛んで渡って来るんだそうです。ご苦労なことです。
新聞にも載りましたから、カメラマンに限らず一目見ようといろんな人が来てるようですが、一日中付き添ってるお爺さんがいるんで、まずコハクチョウに危害が加えられることはないと思いますが。
新聞によると、ここにいるのは2月半ばまでだそうで、見たい方はお早めに。
Posted at 2014/02/11 12:20:34 | |
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野鳥 | 日記