
時間は遡り、実は今回のネタの撮影は5月18日だったりします。
ながらく野鳥カテゴリのブログアップができていませんでしたが、何もしていなかったわけではありません。公私ともに時間に余裕がなく、特に「私」の方は予想もせぬクリティカルな局面を迎え、今のところ解決のめどが立っていません。これについてはいずれ話せる日を迎えることができるのかも知れませんが、そうでない可能性も・・・・。ま、今、現在はヒマですから、こうしてブログアップをしております、はい。正確に言うと、撮影の時間はそこそこあっても、それをアップする時間や、人様のブログにコメントする時間はなかったというところが実態です。
17日にいつもの松尾池でカワセミを撮影。この日はめぼしい成果なしでしたが、顔見知りの人が翌日(18日)馬飼(まかい)大橋へコアジサシを撮りにいくという話をされていたので混ぜてもらうことに。18日は、ちょうど羽島の実家から野良仕事を手伝うように言われていたので好都合。実家から馬飼大橋までは車で20分ほどでしょうか。
18日9時頃に馬飼大橋に着くと、顔見知りの人は既に撮影中でしたが、何だか雰囲気が聞いていた話と違う。その人の話だと数十羽のコアジサシが乱舞しているとのことだったのに、そこに飛んでいたのは数羽だけ。簡単に数えられる数です。群れの大半はどこかへ移動してしまったと考えるよりありません。
それでも私には初めての鳥。一生懸命飛んでるところをAF-Cで追うのですが、カメラがバカなのかレンズがアホなのか(多分、両方。それら+私の動体視力+私の反射神経)、ピンボケ写真を量産。でも200枚以上も撮れば中にはジャスピンのもあるわけで、そいつをご覧いただきましょう。
ただ、単にピントの制御の問題だけでなく、この時は痛恨のミスをしていたことに後で気付きます。実は前夜にオークション用の物撮りをしていてカメラの設定が200万画素のまま。つまりピントが合っていたとしても激しくトリミング耐性の低い写真しか撮れなかったということなんです。
コアジサシはなかなかシャープな顔つきの鳥です。
コアジサシもカワセミ同様に水中に飛び込んでアユなどの小魚をキャッチします。当然、私もそれを狙うわけですが、上に書いたような事情で納得のいく瞬間は撮れず、次回への課題を残しつつこんな写真を出しておきましょう。
切れていますが、左端が飛び込んで出てきたところ。コアジサシの口をよく見ていただくと何かを咥えているのがおわかりいただけるはず。
一つ言い訳をさせていただくなら、コアジサシはカワセミと違って、飛び込んだ場所からすぐには出てきません。暫く水中で移動しながら小魚を追って加えてから飛び出すので、どこから飛び出てくるかはヤマを張るしかありません。
で、私は初めてだからこんな飛びまわってるところも狙いますが、同行の方々はこんなものには目もくれません。狙うは「餌渡し」。コアジサシもカワセミ同様に、オスが求愛の印としてメスに獲った小魚をプレゼントします。数羽しかいないんですから、はたしてその日にその場面があるかどうか、心配していましたが、一度だけありました。
木曽川に打ち込まれた杭の上での餌渡し。距離が遠い上に200万画素ですからトリミングしてもこんなもんです。何をしてるのか分かんないですよね。想像力で補ってください。こんな落ち着いたプレゼントの受け渡しばかりではなく、中には空中での餌渡しもあるとのことで、それをうまく撮るのが腕の見せ所だそうです。
小魚を受け取ったメスはプレゼントをもらった後に飛び立っていきました。そこで私には一つの疑問が。こんな数羽しかいない状況なら誰からプレゼントを受け取ったか分かりますが、数十羽もいる状況の中で、メスは誰から(どのオスから)プレゼントを受け取ったか特定できて、尚且つ、後程訪れる交尾のときまでその記憶が保持できるの? 誰か教えて。
オマケ。アオサギが日向ぼっこ(?)でもしていたんでしょうか? 寄生虫を日光消毒していたのかも知れません。とにかく、珍しい恰好をしていたのでパチリ。
野鳥には関係ない話ですが、馬飼大橋は、橋と言うよりも河口堰でして、長良川河口堰が建設されることになって反対運動が盛りあってる頃は、よくサンプルとしてニュースでもここの写真が出てました。つまり川幅の大半は堰で大きな落差がある流れになっていて魚が遡れないので、脇の方に魚道が設けてあります。そこで魚が何匹通過するのかカウンターを持って数えてる人達がいるんですよ。国交省の人が。ヘルメットをかぶって作業着の上にベストを来て、カウンターを手にして、ずっと魚道を見てるんですよ。大の男が1日中。もちろん、一人だけじゃないですよ。
これも我々の税金なんですよね。やっぱ作らない方が良かったんじゃない?
Posted at 2014/05/24 19:07:43 | |
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