
「絶滅種なんて撮れるわけないだろ。絶滅危惧種の間違いだろ。」って声が聞こえてきそうですが、タイトルに偽りはございません。もちろん、剥製を撮ったわけでもありません。
タイトル画像の鳥、何だと思います? コウノトリです。
今日はいつものように朝から松尾池に。そこで耳にはさんだのが、近所にコウノトリが来てるって話。午後に教えてもらった場所に行くと、なるほど三脚の上に大砲レンズのついたカメラを乗っけたカメラマンが10人ほど。ただ、来てるのはカメラマンだけじゃありません。カメラを持たない子供連れも数組。情報は野鳥ファンの範囲を超えて広がっているようでした。
私が着いた時には肝心のコウノトリの姿は見えず、カメラマンさん達も手持無沙汰の様子。ところがコウノトリは全く突然に飛来し、上空を通過して行きました。慌てて撮ったものの、撮れたのは一連射だけ。しかも設定が午前中のカワセミ用のままだったことに気付いたのは、撮り終わった後。
一番大きく撮れたものをトリミングしてあります。ISO3200で撮ることはなかったのに・・・。
暫く待ってみましたが、コウノトリは戻っては来ませんでした。
とにかく珍しい鳥が撮れたんだから、さっそくみんカラにアップとパソコンを立ち上げると・・・・、何と既に ほほうほう さんがこんなブログを・・・
え!!・ほんとに!!?飛んできた!!?で、行ってきた!!撮ってきた!!
先を越された・・・。しかもあっちの写真の方が近くて鮮明だし、サギやウもいて面白い。_| ̄|○
他にも調べて見ると、1日の岐阜新聞に載ってたんですね。↓
コウノトリ悠然と 岐阜市に兵庫から飛来
我が家は岐阜新聞じゃないんで全く知りませんでした。写真をよく見ていただくと足環が付いていることがお分かりいただけると思います。放鳥された鳥の印ですね。岐阜新聞によると個体番号まで分かっていて、こいつはJ0073。
Wikipediaによると、国内のコウノトリは1986年に絶滅し、今回飛来した個体はハバロフスク産かあるいはその子孫ということのようですね。
絶滅前の国内のコウノトリは留鳥だったようですから、この個体は渡ることはないと考えていいのかな? 季節によって国内を移動してるんでしょうか?
もし、明日もいたら、もう少しマシな写真を残したい。おそらくこれ以上個体数が少ない種を撮影する機会なんてありえないはずですから。もちろん、近づき過ぎないようにはしますよ。
Posted at 2014/07/05 20:58:46 | |
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野鳥 | 日記