
ゴールデンウィーク中のブログネタが消化できずにまだ1本残ってるんですが、先に旬のものを優先しましょう。旬を逃すと何の意味も無くなりますからね。
言うまでも無く、サンコウチョウのその後ですが、先週の土曜日(16日)に様子を見に行くともう巣を作っていました。昨年の自分のブログをたどってみると6月14日にサンコウチョウの巣を話題に書いてますね。ですから昨年に比べると1ヶ月近く早い。サンコウチョウを追いかけるようになってこれで5年目ですが、その中でも一番早い巣作りですね。
昨年は舗装された登山道の真上に張り出した枝に巣をかけ、おかげで数mの距離で巣を撮ることができました。今年も森を分け入るような場所でないのはありがたいのですが、とにかく高い。どうやって測ったのか分かりませんが、他のカメラマンの方が巣まで18mあるとおっしゃってました。しかも見通せる場所は巣の真下付近のみ。つまりカメラは真上に近い角度になります。
巣のありかを教えてもらう前に見つけたオス。ピンとまっすぐに伸びた尾が印象的。
16日はお昼前に現地に着きました。お天気は曇り。撮影条件はあまりよくありませんが、不鮮明ながら巣作りの様子が分かりました。サンコウチョウの巣の材料はスギやヒノキの樹皮。そしてその表面にウメノキゴケを蜘蛛の糸で貼り付けます。このメスが咥えているのは樹皮と言うより、何か綿状のものですが、なんでしょうか?
今度はオス。ウメノキゴケを咥えていますね。これを巣の外側に貼り付けるわけですが、これって装飾ですよね。だとすればどんな意味があるんでしょうね。
しかし、オスもメスもマニュアルも読まずによく巣を作れるなと思います。巣をかける場所の選択、巣の材料の選択、そして巣の設計図、それらの全てが遺伝子の中に用意されていると考えるより他にありません。つまりこれも本能の一部。
16日の土曜日はこんな具合で満足の行く写真は撮れませんでしたが、巣の周辺の枝ぶりを見て、ハハンとひらめきましたね。これは朝がいいと。
そして翌17日の日曜日。現地に6時に到着。我ながら早起き。いや、年を取ると朝が早くなって・・・・。
思惑通り、朝日が直接巣を照らしています。こんなに明るい巣を見るのは初めてかも。
巣を離れるオス。SSは1/250ですからこんなもんかな。ISOを3200に上げてもっと早いSSにしておけばもうちょっとマシに撮れたかな?
メスも明るく撮れました。
上の写真をトリミング。プヨプヨしたアイリングの感じが分かります。
ひょっとしたらもう抱卵か? 明日も早起きせねば。 おやすみなさい。
Posted at 2015/05/23 01:56:35 | |
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