
先週の快晴の日曜日、2年ぶりに岐阜基地航空祭に行ってきましたので、その様子をお伝えします。
当日は、我が家の最寄りのバス停から6時45分発のバスに乗り、岐阜駅で名鉄電車に乗り換え、基地の最寄りの三柿野駅へ。おそらく今までで一番早く会場に着いたと思います。
一昨年までだと、駅からは陸橋を渡って会場に向かいましたが、それが会場までつながる長蛇の列になっていました。それが交通安全面で問題があるようで、昨年からは三柿野駅から一旦基地の北側にある川崎重工の敷地内に入り、岐阜基地に入るというルートになっています。
結果的に、ブルーインパルスが来ないこともあって、人出は多くはなかったんですが、この時点では川重の中の人の列も長く、例年並みの混み具合かと思われたほどでした。
心配したほどの時間もかからずに会場には入れましたが、今度は手荷物検査。60㎝以上の長い物は持ち込み禁止ということで、長い三脚を持った人が引き返す場面も見ました。60㎝以上、即危険物でもないと思うんですが、どういう判断なんでしょうね。
そんなこんなで会場に入って、まずのお目当ては、タイトル画像の岐阜基地60周年記念塗装の黒いファントム。ここでまとめてご紹介しておきましょう。
フライト前のチェック中。
なかなかカッコいい塗装なんですが、垂直尾翼のデザインが洗練されていない。いっそ佐野研二郎にでもデザインを頼めばよかった? おそらく来年あたり、ハセガワからこいつのキットがでるでしょう。
ついでに、この黒いファントム周辺のグランドクルーさん達の様子も。
観客の求めに応じてポーズをとる若い隊員さん達。
人様の肩越しにしか撮れないくらいには混んでたってことです。
最初は女性かと思いました。髪が長いだけでなく、染めてますね。自衛隊でもこんな髪が許されるんだ。
現在の主力戦闘機であるF-15も。
以前岐阜基地航空祭のブログでも書きましたが、メインの会場は滑走路の北側にあり、飛んでる飛行機はどうしても逆光になります。それを考慮して露出を上げて(最大+1.7)撮ったんですが、そのせいでシャッタースピードが遅くなったせいか、加齢で重いレンズが支えきれなくなったせいか、見るに堪えないボツ写真を量産しました。ま、いつものことではあるんですが、今年は特にひどい気がして、モニターを見てちょっと落ち込んでしまいました。画像が粗い写真も多いんだよなぁ。ISOは400固定なんだけどなぁ・・・。
よその基地からの応援は例年通り。上は三重県の陸自明野基地のAH-1。マニアの方向けに顎下のガトリング砲のクローズアップ。
小牧基地に展開する輸送部隊所属の給油機KC-767の応援も例年通りで、実際に給油していないことはもちろんですが、例年に比べると割と接近して、臨場感がありました。
2011年の航空祭では、低空で翼を振って観客をどよめかせた同機ですが、今年も低速で低空をゆっくりと旋回し、観客を沸かせていました。
今回のもう一つの目玉は、XC-2の初の展示飛行。ま、正式な配備前で試験段階の機体を展示飛行させるわけにはいかないようで、名目はあくまでも飛行試験。この辺がお役所。
こいつも初飛行からかなりの時間が経ってますが、いつ正式採用になるのかな?
さて、気が早いんですが、来年の岐阜基地航空祭はどうなるか?
引退するF-4ファントムの後継機としてステルス機F-35が、来年度には来ることにはなってます。航空雑誌によると既に日本向けの機体の胴体は組みあがっているらしい。そして、間違いなく最初に来るのは岐阜。ところが調べてみると来るのは12月の予定。ですから航空祭には間に合わない。

(写真は百里基地で公開されたモックアップ)
F-35を間近に見るのは再来年までお預け。
もう一つ気になるのは日本が独自に開発している実証試験機ATD-Xが見られるかどうか?
9月にも岐阜基地で初飛行なんて噂が飛んでましたが、地上滑走すらしていない状態ですから初飛行はかなり先でしょうね。上の写真は小牧の三菱で完成後に公開されたときのものですが、既に岐阜に来ている可能性はありますね。来年の航空祭で見られるかどうかは・・・・??
Posted at 2015/11/01 00:30:05 | |
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