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成田のオッサンのブログ一覧

2016年09月29日 イイね!

ご褒美は山頂にあった

ご褒美は山頂にあったやっと「君の名は」を観てきました。観客はほとんどが若い人たちばかりで、オジサンは隅の方の席で、いかにもオタクって感じの太ったお兄ちゃんの隣の席で、ひっそりと気配を消して観てきました。
しかし、今も混んでますよ。こりゃ動員数では「シン・ゴジラ」も太刀打ちできませんわ。
よくできたSFファンタジー。評判通り、景色がきれいです。特に彗星を見上げるシーン。
男女が入れ替わるというと「転校生」を思い出しますが、全体の雰囲気は「時をかける少女」の方が近いかな。

さて本題。シルバーウィークの24日の話になります。
またしても奴らは(奴らってのは女房と次女)、USJに乗せて行けと私に命じます。奴らはUSJのパスポートなんてものを持ってますからね。元を取るのに余念がありません。
もちろん私は入園しません。奴らを降ろしてから前日に調べておいた大阪の野鳥撮影ポイントの一つである妙見山に向かいました。初めて行く目的地まで、車のナビとスマホのナビを併用して向かいましたが、どっちもバカですね。どうバカだったのかはまた別の機会に書きたいと思います。
とにかく、かなり時間をロスしながらやっと妙見山の麓にある妙見山駅に着き、そこの駐車場に停めて登山靴に履き替えて出発。野鳥の撮影ポイントは初谷渓谷らしいが、売店でもらった地図を見ると、それを登っても妙見山の山頂に行けるらしい。



田んぼの畔に生えたヒガンバナがきれいでした。

ほどなく渓谷に着きます。





ヒガンバナ以外はiPhoneによる撮影です。何せ野鳥を撮るつもりで望遠レンズしか持ってませんでしたから。

結論から言いますと、鳥さんはエナガがいただけ。2・3枚撮りましたが、アップする気にもなりません。わざわざ岐阜から来たというのに・・・。
そして目的を登山に切り替えました。

渓谷沿いの登山道の勾配は緩くて、重い望遠レンズ付きカメラを抱えていても楽な登山です。途中、雨で増水した沢を何度か渡ります。ま、増水と言ってもせいぜい登山靴が水没するかどうかくらいの水深ですが。それがちょっとスリリングでもあり、飽きずに登ることができました。
しかし、肝心の鳥さんには出会えずいささか不満のまま山頂へ。下調べでおそらく、いわゆる霊山なんであろうとは思っていましたが、やはり山頂には寺院があり、参拝客が大勢いました。コンビニで買った昼食を食べる場所を探して一巡りするとこんな建物が!







周辺の古めかしい寺院群から離れて屹立していました。予想もしていなかった、あまりに意外な建築物の出現に何枚も写真を撮ってしまいました。これが今回の登山のご褒美でした。

帰ってから調べると高松伸の設計による、妙見山の信徒会館で「星嶺」と名付けられた建物のようです。残念ながら内部には入れませんでしたが、内部の写真を検索すると厳かな気持ちになれる空間のようです。

ところで、高松伸てご存知ですか? 一頃は建築関係の雑誌への露出度は安藤忠雄と肩を並べるくらいでしたが、最近はさっぱり噂を聞きませんね。この人も一度だけですが講演を聞いたことがありますね。
一番有名なのはこれかな。



KPOキリンプラザ大阪。通称「ひっかけ橋」と呼ばれる心斎橋筋の戎(えびす)橋のたもとにあったビルです。松田優作が出演したハリウッド映画「ブラックレイン」にも登場しています。
いかにもバブリーでしょ。高松伸にはこんな、金物で装飾された仏壇を思わせるような商業ビルの作品が多い。そしてこのビルのように廃れて壊されてしまったビルも・・・。
決して過去の人ではなく、現在もご活躍だとは思いますが。とにかく思いがけない出会いではありました。



Posted at 2016/09/30 01:04:48 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月12日 イイね!

落語二題

落語二題落語も私の趣味の一つですってことは前にも書いたかな?

KAT-TUNというジャニーズのグループが”充電”という言い訳めいた名のもとに、事実上の解散状態になってしまったことはご存知の方も多いのかな? ま、そのKAT-TUNに女房も娘達も入れ込んでいたわけで、これで私のコンサートアッシーも卒業かと胸をなでおろしていたんですが、奴らは凝りもせず、節操も捨てて、今度は関ジャニとかキスマイとかに乗り換え、また東京ドームに乗せて行けとぬかしやがります。要するに奴らは何でもいいんですね。

奴らがコンサートに行っている間、私は秋葉原の模型店巡りをしていることが多かったんですが、ゴールデンウィークに行ったばかりだし、欲しいキットもないし・・・と時間つぶしの方法をあれこれと考えて思い出したのが寄席。そう言えば本場東京の寄席に行ったことがない。
もちろん生の落語は何度か聞いています。春風亭小朝、桂枝雀、古今亭志ん朝などですね。桂枝雀と古今亭志ん朝はすでに鬼籍の人ですから、見といてよかった。特に志ん朝は、最近になってその聞きやすさと安定感から私の一番のお気に入りの落語家です。63歳で亡くなりましたが、もっと活躍してほしかったですね。
志ん朝は名古屋の大須演芸場で聞きましたが、経営難の大須演芸場を立て直すために「俺にできることなら、なんでもするよ」と一肌脱いでの出演でした。
途中の奇術などの色物などの幕間に私らも飽きて劇場の外に出ると、志ん朝もそこにいて、ほんの数mの距離で本人を見られたのは貴重な思い出です。

で、話は戻ります。
東京の寄席はいいんだが、さてどこに行くべきか? よく聞くのは、新宿末廣亭か浅草演芸場。出演者の顔ぶれをネットで調べて今回は末廣亭に。
いつもは奴らのコンサートが終わるのに合わせて私が迎えに行きますが、末廣亭の夜の部の終わるのが9時。奴らのコンサートの終了より遅い。ま、たまには待たせるのもよかろう。
奴らを東京ドームで降ろして私は新宿へ。車ですから駐車場を探さなくてはなりません。近くの駐車場というと、伊勢丹しかない。買い物もせずに停めると高額になると分かってはいても他にないので仕方ありません。
そこから歩いて末廣亭(タイトル画像)へ。思ったより建て込んだ街中にありました。入場料(昔風に言うと木戸銭)は三千円。ま、こんなもんかな。中に入ると思ってたより狭く席数も少ない。建物は古そうで、造りも安っぽい。客の入りはそこそこでしたが、徐々に増え、最終的にはほぼ満席に。出演者も「今日は多い方だ」と言っていましたから、そうなんでしょう。
色物も含めて16人もの芸人さんが出演したはずですが、ほとんど覚えていません。その中で一番テレビで露出が多いのは林屋ペーかな。ジャージを着た嫌味なおっさんでした。このペーもですが、学歴の話をする芸人さんが多かったですね。「この話は中卒では分からない」とか、「この落ちは大卒レベルだ」とか。彼らには学歴コンプレックスでもあるんでしょうか? もう一つ、複数の芸人さんが話題にしてたのが、宗教法人のS学会。これも恨みでもあるのかな。まあ、いいけど。
トリは古今亭菊之丞。客席から「待ってました!」の声がかかります。



因みにこの人の奥さんは、NHKアナウンサーの藤井彩子。NHK-BS「お好み寄席」で、大喜利の解答者と司会者として共演したのがきっかけらしいです。うまいことやりやがったな。
演目は「酢豆腐」。知ったかぶりばかりする若旦那に腐った豆腐を、舶来物の珍味だと騙して食べさせる話です。
これが8月7日。

今月に入って、フェイズブックで高校時代の同級生(女性)に誘われて、もう一つ落語を聞いてきました。それがこの二人会。



何といっても風間杜夫が落語を?って驚きですよね。結論から先に言いますが、うまいです。演目は「湯屋番」。因みに出囃子は「鎌田行進曲」。
遊びが過ぎて勘当された大店(おおだな)の若旦那が、出入りの職人の家にやっかいになりますが、おかみさんに邪険にされて、風呂屋で奉公することになる。番台に座った若旦那の妄想が際限なく膨らむところが見どころの噺です。

もう一人の三遊亭歌武蔵は、岐阜市出身で角界引退後に落語界に入ったいう変わり種。見ての通りの巨体で声も大きい。角界をやめた理由として、足のケガの他に「角界はバカばっかり」を強調してました。
声が大きいというのに、この人の落語を覚えていません。正直、眠かった。実は本題の噺よりマクラ(本題に入る前の小ネタ)が面白かった。会場の本巣市民文化ホールは田舎のホールとは言え収容人数は500人。そのホールに200人くらいだったかな。彼はそれに驚いてましたね。

今、歌舞伎座は例の小林麻央の闘病報道効果で連日満席だそうです。歌舞伎座は1万五千円とか2万円の席もあるようですが、それが連日満席。それに比べてこの会場の入場料は2,500円!(私は前売りで買ったので2,000円) それなのにこの入り具合! 
それに歌舞伎座に来る人は、タンスの引き出しを開けて一番いい服を着てやってくる。皆さんは、それ寝間着じゃないですよね? ユニクロですか? しまむらですか?

てな具合。実際、私はユニクロでした。

さて、お後がよろしいようで。





Posted at 2016/09/13 00:11:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2016年09月02日 イイね!

「シン・ゴジラ」をめぐる批評

「シン・ゴジラ」をめぐる批評まさか、まだ「シン・ゴジラ」をご覧になっていない方なんていないですよね? 
タイトル画像は分かる方には分かるものになっております(ヘタクソですが、描いたのは私じゃありませんので)。

皆さんの会社にも社内LANなるものがあって、社員間でスケジュールを押さえたりメールをやり取りしたりするソフト(グループウェア)も導入されていることと思います。好ましいとは言えないものの、これで個人的なメッセージをやりとりしてる方も多いのでは? 例えば飲み会のお誘いとかね。

年齢が一つ下の同僚にT君という、かなり変わった人物がいます。彼は自分のことを右でも左でもなくアナキスト(無政府主義者)だとぬかしております。今時、変な奴でしょ? で、時々、彼が社内メールで議論を吹っ掛けてきます。文面には聞いたこともない文化人や超マイナーな映画が出てきます。彼のフィールドで戦うのはこちらの無知をさらけ出してしまって著しく不利なので、強引にこちらのフィールドに引きずり込みます。(あの、いつも仕事中こんなことしてるわけじゃありませんから。暇なときだけですからね。)
最近もわけの分からないことを尋ねられたので、いつものように「ところで、「シン・ゴジラ」はもう見たのか?」と話題転換。彼は観てはいなかったものの、彼に影響力を持つ名前も聞いたことがない映画評論家が「シン・ゴジラ」を国家礼賛だとか官僚礼賛だとか批判してるから、そんな映画は観ないと返してきました。
見どころはそんなところじゃない、観たほうがいいよと懐柔(ここシャレになってますから笑うように)したんですが、頑なな人物ですから簡単には観に行かないでしょう。
確かに、そのように観る人もいるのは確かで、先日の日曜の朝日新聞の社説が「シン・ゴジラ」に触れてまして、作品として評価しつつ、「政治映画」と書いてました。

確かに官僚も頑張るんだけど、なんか違うんだよなぁ~。

ネットで「シン・ゴジラ」の批評は数々読みました。2ちゃんねるも含めて。あの、ディスって当然の2ちゃんねるですら「シン・ゴジラ」の評判は概ね好評。中に「シン・ゴジラ」には中毒性があるとの書き込みがあって、私も激しく同意。
そんなネットの批評の中で、一番私の感想にしっくりくる批評が現れました。

私のブログに時々登場する小田島隆のコラム「巨災対の諸君、お家に帰ろう」がそれです。

読むのには、ひょっとしたら登録(無料)が必要なのかな?
まあ、登録が必要ないとしてもわざわざリンク先までいかない人も多いと思われますので、一部を引用すると・・・。

 「シン・ゴジラ」は、個人的には、ふだん見慣れている東京の街が破壊される映像を味わうためだけにでも、もう一度見る価値のある映画だと思っている。

 ブルーレイが発売されたら、必ず買うつもりだ。それほど、あの破壊の場面は美しい。

 幾人かの人が、ゴジラの無目的な破壊の様子を、3.11の津波の記憶にオーバーラップさせた視点で語っている。私自身は、特にそういうふうには見なかったが、そういう見方もできるだろうとは思う。

 というよりも、「シン・ゴジラ」はおよそ多様な見方を許す映画で、この、「簡単に要約できないディテールの豊富さ」こそが、この作品を特別な映画にしているのだと思う。

 でなくても、優れた映画は、脚本に書かれている本筋のストーリーとは別に、観客の脳内に眠っている物語を再稼働させることができる。

 そして、あるタイプの観客の心情を最も深い部分で揺さぶるのは、実は、映画の中の主人公が演じているドラマではなくて、映画の中に仕掛けられたフックに触発される形で観客自身の心の中によみがえる私的な物語の記憶だったりする。

 今回の場合でいえば、会議と調整と調達と徹夜を繰り返すチームの面々が味わう苦闘のディテールが、われら平成の日本人の中に呼び覚ます感覚こそ、おそらく脳内の物語の湧出源になっている。

うん、うん、と頷きまくりですよ。

一般的に、ゴジラを退治する手法がフクイチを連想するとの指摘がありますが、そこについては監督も意識しているようで、その通りだと思います。

Posted at 2016/09/03 00:35:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 映画 | 日記

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「スポーク張替え後、塗装完了。」
何シテル?   08/06 21:31
昔、メルマガで漫画のコラムを書いてました。
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