
私がこんなブログを書く日が来ようとはねぇ・・・。
8月19日のこんな記事を読まれた方はどれくいいらっしゃるでしょうか?
相場低迷でウマ味 三菱UFJの配当金は普通預金利息の5000倍
三菱UFJ銀行の普通預金口座に100万円を1年預けると、利率は0.001%なので1年後に受け取る利息は10円(税引き前)。一方、その100万円で三菱UFJ銀行の株を買うと1年で配当は5万円(税引き前)。何と5000倍の開き!
もちろん株価が1年後も下がらなかった場合の話ですが、多少下がったとしても配当の方が利息を上回る可能性はかなり高い。逆に株価が上がれば5万円以上の利益が得られるってことです。
この記事には衝撃を受けましたが、同時に「まあ、やっぱり、そうだろうな。」と納得してしまう気持ちもありました。銀行なんてほぼ0金利ですからね。
当面使う当てのない金は預金口座で寝かして置くほどバカなことは無いってことです。
そう、私の場合は退職金をどうするかです。健康で働ける今は給料もいただけてるし、退職金に手を付ける予定はない。できることなら、それを元手に少しでも増やしたい。
私が若い頃は、中期国債ファンド(通称「チュウコクファンド」)なんてものがあって、645だったか745だったか、盛んにテレビでもCMを流してて、私も少しやってました。あ、645とか745ってのは、年利率が6.45%とか7.45%ってことです。そんな商品が今もあれば、間違いなくそこに預けてたと思いますが、今はせいぜい退職者限定で3%で半年だけとか、そんな商品しかありません。それでもさっきの0.001%に比べたら雲泥の差なんですけどね。
退職金の運用については、退職前から考えてはいました。その一つがみん友のnonchan1967さんも時々ブログのネタにしていらっしゃるロボアドバイザー。AIが勝手に運用してくれるってヤツですね。ロボアドも今やかなりの数がありますが、任せるならやっぱり国内最大手だろってことで、選んだのはウェルスナビ。
タイトル画像はネット上に転がってた人様のウェルスナビのスマホアプリの画像です。
このブログを書くにあたって、最初は生の金額を全て公開してしまおうかなとも考えていましたが、やはりそれは無防備過ぎるかなってことで、利率についてのみ公開します。
これが私のスマホのウェルスナビのアプリ画面の一部。金額の桁数だけは分かるようにぼかしてみました。
運用成績は+7.29%。運用開始が5月13日でしたから、ほぼ6か月での数字です。
まあ、いい数字ですよね。
元手が3桁万円ですから、そこそこの金額が増えてるってことですが、解約するまでは確定じゃありませんから。
上のグラフの真ん中あたりに大きくくぼんだところがありますが、その時には-7万円を記録しています。元本を7万円割ったってことです。この時には解約を真剣に考えました。トランプが中国との貿易摩擦についてツィートしたときです。
この時は株価の下落と共に円高が進みましたが、ネット上で「今こそ追加入金のチャンスだ!」てな書き込みを見て、解約を思い留まっただけでなく、追加投資をしました。それでグラフに段差が生じてるわけです。
そしてこれがポートフォリオ。↓ ま、運用の内訳ってことですね。
リスクヘッジのためにいろいろな分野に分けて運用してるわけですね。私は5段階あるリスク許容度の内、中途半端な3にしてますが、一番割合が大きいのが米国株、次が米国債券。
ウェルスナビはドル建てで運用しているため、株価などの変動だけでなく為替の影響も受けます。その為替レートによる変更は夜中の1時半に、米国株などは朝の5時とか6時に更新されます。ウェルスナビを始めてからと言うもの、起き抜けにこれを確認するのが日課に。毎朝、一喜一憂しております。
なかなかいい数字が出てるとは思うんですが、ふと気になって調べてみると・・・
上はニューヨークダウ平均のグラフです。
ウェルスナビを始めた5月13日は、底ではないものの株価は割と低い水準のときで、始め時としては悪くない。ところが、ご存知のようにニューヨーク株は連日史上最高値を更新する勢いですから、前週末の株価は5月13日の株価と比べると10%以上伸びています。つまりニューヨークダウに連動するような金融商品を買っていればもっと儲かっていたかも?ってことなんです。
ウェルスナビに関しては、米国株のウエイトが高いと言っても具体的にどの企業の株を運用してるのかは非公開ですし、AIと言っても人がやってることと大差ないとか、手数料が年間で運用金額の1%なんですが、それがボッタくりだと常に批判を浴びていることを付け加えておきます。
ウェルスナビに投じた金額の半分以下ではありますが、日本株でもそこそこの金額を運用しています。
株は30代の頃から細々とやってはいましたが、いや、何のかんので累計額は細々とは言えない金額を溶かしてますね。当時もさすがに電話注文ではありませんでしたが、今のようにスマホでどこでも株価をチェックして売買できるなんて環境ではなく、一度買うと関心が薄れ、株価が下がってしまうと放置、塩漬けとなることが多かったですね。
今はと言うと、ちょっと空いた時間ができると簡単にチェックできますから、一日に何度もチェックして、お昼休みに売買なんてこともよくやってます。
5月末に、それまで持っていた株を全て売り払い、退職金の一部のまとまった金額を入金しました。そして半年近く経った今の運用成績は、12.1%。
退職金の運用を始める前は、年10%を達成できれば上々と考えていましたが、半年足らずでこの数字ですから御の字? 俺もなかなかやるじゃん。やっぱり、農作物と一緒で、よく耕してやらないとダメなんだなと悦に入っていましたが、これも日経平均と比較してみると・・・
こちらも運用開始をもうちょっと遅らせば、一つの底がありますから、その時に始めればもっと高いパフォーマンスが得られたわけですが、まあ、始め時としては悪くはなかったかな。ところが日経平均も¥23,000を超えて次の壁に挑もうとしている勢いがありますから、5月末と現在を比較すると11.2%の伸び。
要するに、私の運用成績も日経平均に毛が生えた程度。日経平均に連動する金融商品を買っておけば、自分で気をもみながら運用しなくても、それに近い成績を得られた可能性はありますね。
このように二つの方法で運用してるわけですが、二つとも株価の動きに大きく影響を受けます。気になります。いつか〇〇ショックと呼ばれるような大きな暴落が来たらと。明日にでも奈落の底に落とされるのかも知れません。当面の不安材料は米中貿易摩擦と英国のEU離脱の行方でしょうか。株価はそういうのに敏感に影響されちゃいますからね。
しかし、かと言って0金利の銀行に戻る気もないんだよなぁ・・・。
Posted at 2019/11/17 08:24:11 | |
トラックバック(0) |
定年後のお金 | 日記