
毎年、一つは3,000m級の山に登ることを目標にしており、今年も9月に立山に登る予定を立てておりましたが、生憎の悪天候で断念。
先月末から今月にかけて、日帰りでしたが、やっと二つの山に登ることができました。
一つ目は先月25日に行った熊野古道&便石山(びんしやま)。
以前の職場の同僚のYさんに誘ってもらい、Yさんが参加している登山のカルチャースクールの山行に混ぜてもらいました。
熊野古道は以前から興味があって、一度は訪れてみたいと思っていました。やっと念願叶ってと言いたいところですが、今回はその一部、登山口から馬越峠(まごせとうげ)までだけです。
十数人のグループでの登山。軽登山のカルチャースクールですので女性もいます。
石畳が続きます。かつては熊野三山の信者がこの道を登ったんですね。
馬越峠で熊野古道を離れ便石山に向かいます。馬越峠には、かつては時代劇で見るような”峠の茶屋”があったそうです。今もあればお茶とお菓子で休憩できたのに。
登山道から見えた風景。
木々の間から見えた尾鷲市街。
目的の便石山。あそこまで登るのか! 御覧のようにお椀を伏せたような形の山で登山道はほとんどが急な階段。低い山ですがそれなりにしんどい。
そして山頂。
便石山の山頂のお楽しみは”象の背”。
馬の背と呼ばれる登山道はあちこちにありますが、像の背はここだけ。しかし、うまいこと言うなぁ。実物を見ると確かに象の背中。
山頂から少し降りた海側に突き出した岩がそれ。上の写真は恐る恐るその先端に向かう私の後ろ姿。
そして、その先端でこちらを向いて記念写真。うまい具合に強い影で顔が分かり難くなってるので、モザイクをかけずにUPしましょう。
みんカラで自分の顔をさらすのは、これが初めてじゃないかな?
引いて撮ってもらうとこんな感じ。いかにも象の背中でしょ?
象の背から撮った尾鷲市街。
これ以上望めない晴天の眺望をスリル満点で楽しめました。
もし、滑り落ちたら命の保証はありませんが。
続いて今月3日に登った御在所岳。
御在所岳の登山ルートもいくつかありますが、今回は中登山道。例年一緒に登山している元同僚二人と登りましたが、中登山道は三人とも登ったことがない。
因みに、名前はちょっとアレですが、初心者向けのルートは上の地図で緑で描かれた「裏道」。延長距離は長いですが、その分なだらか。
登山道から見る御在所岳の山腹。紅葉が始まっていますが、見頃はもうちょっと先か。
道中には幾つかの名前が付けられた奇岩がありますが、一番はこれでしょう。地蔵岩。
地震でも上の岩が落ちないことから、受験にご利益があるとか。
しかし、どうしたらこんなことになるのか?
段々と山頂に近づきます。
ロープウェイを横に見ながら。赤いロープウェイのキャビンが映えます。
そして山頂。
ちょっと風がきつめではありましたが、好天に恵まれ、風景は存分に楽しめました。
しかし、この中登山道、風景と奇岩はいいものの、足元はずっと岩だらけで途中には鎖場が幾つもあるし、足だけでなく両手も使って登る場面もあるし、とにかくきつい。
てことで下山はルートを変えようってことになり、選んだのは「一の谷新道」。看板には”中級者以上”の文字が。
確かに岩はなかったものの、こちらは高木の林の中を進むルートで景色は全く見えず、滑りやすい木の根だらけ。登りの中登山道もそうでしたが、この一の谷新道も次にどこに足を置くかを考えながら、一歩一歩降りるルートでした。つまりこのルートもきつい。
まあ、いい運動にはなったわけですが、もう少し楽に降りたかった。
さて、来年はどこかな?
Posted at 2020/11/04 21:14:13 | |
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