
みん友の皆様、たまたま立ち寄られた皆様、今年もよろしくお願いします。
それまでは週一のブログアップを心掛けていた私でしたが、昨年のいつ頃からかその頻度が著しく低下してしまい、それに伴って日々のPVも徐々に下がっていきました。ところが、新型コロナ禍によって”Stay Home"が呼びかけられるようになると、逆にPVが伸びるジャンルがありました。それは模型ジャンル。特に多かったのが「
F-15J 'MSIP Configuration Ⅱ Aircraft' 製作記」と「
タミヤ 1/72 F-16CJ BLOCK50 制作記」。F-16は現在の私のPVトータルの4位、F-15は9位と急上昇してきました。
どちらも「ずっと家にこもるなら、たまには模型でも作ってみるかぁ。」なんて方には定番のアイテムでしょう。
風が吹けば桶屋が儲かる的な繁盛ではありますが、斜陽産業である模型業界がいくらかでも持ち直したのであれば、どんな理由であろうと歓迎したいところです。
で、上記のようにF-16とF-15は既に製作記をアップしており、F-14も製作記としては上げていないものの、それらしいもの(「
暑中見舞い申し上げます」)を合成画像とともに上げております。
となると、どうしても「F-18は?」てことになりますよね。
で、そのF-18も昨年9月のブログ「
残暑お見舞い申し上げます」で合成写真だけは御覧いただいております。この時は何とか残暑見舞いに間に合わせることを目標にしていましたので、脚なども取り付けてありませんでしたが、ここに来て時間はたっぷりとありましたので、簡単な製作記とともに完成した姿を御覧ください。
まず実機についてですが、正直なところ、あまりよく知りません。
厚木基地のCAG機(「Commander Air Group」の略で「航空団(群)司令」機)のようですが、どうしてこんな派手な塗装になったのかは分かりません。でもとにかく最初に見た時からそのカッコよさに惹かれて、いつかは作りたいと思いつつ今日になってしまいました。タイトルにあるように1995年の機体ですから、それから実に25年の歳月が!
人気機種とあって、1/72のF/A-18Cのキットは多くのメーカーから出ていますが、その中で現在のところ最後発のキットは韓国のアカデミー社のキット(2008年発売)。そしてこれが決定版と言っていいでしょう。国内メーカーでもハセガワとフジミから出ていますが、発売は前世紀ですから現在の目で見ると苦しいものがあります。
Chippy Ho! 1995 に限定するとアカデミー、ハセガワ、レベル、の3社から出ています。

左から アカデミー、ハセガワ、レベル
私はハセガワとアカデミーを持っていますが、キット本体もですがデカールも明らかにアカデミーに軍配が上がります。今回は当然、アカデミーのキットを作ります。
このキットはヤフオクで落札しましたが、出品者は韓国在住の日本人の方でした。
細部の表現など明らかにアカデミーのキットが勝っていますが、問題が無いわけではありません。まず機体表面が棃地仕上げです。そしてパーツの合いがイマイチ。
胴体と主翼や垂直尾翼との間の黒い部分がパテを盛った箇所です。新しいキットの割にはこのようにパーツの間に隙間ができるのでパテで処理します。
両翼端のミサイルランチャーには押し出しピンの窪みがあるので、これも埋めます。
機体の左右側面でコクピットから主翼に繋がるストレーキと呼ばれる部分の下面のパーツもピタリとは合わないのでパテで埋めています。
垂直尾翼取り付け部の側面です。
キャノピーのクリアパーツはΩ型に整形しているため、中央にパーティングラインが走っています。番手の細かいペーパーで消してコンパウンドで磨きます。
キャノピー後部と機体との間に隙間ができるので、機体側にプラ板を接着しましたが、それでも機体とキャノピーの納まりがしっくりしませんでした。これは私の腕の方の問題。
コクピット前方の5列の筋状のものは、敵味方識別用のIFFアンテナですが、この機体にはありませんので削り取ってペーパーで均しておきます。
例によって別売のアクセサリーパーツも使っています。今回はエジェクションシート。
全て,F/A-18Cに使われている、マーチンベーカー Mk14 Ejection Seat らしいのですが、どうしてこんなに大きさが違うのか?
左から、キットのシート、整形色から判断してパブラ(Pavla)、クイックブースト、アイリス(AIRES)。アイリスのパーツにはエッチングのシートベルトが付属してます。
で、今回はこのクイックブーストのシートを使ってます。
塗装後のシート。左が今回使用したクイックブースト、右がパブラのシート。
製作記らしいのはここまで。塗装は特別なことはありません。指示通りに塗るだけ。このキットの山は機首のデカール。私はこの山を越えられませんでした。
機首のあちこちにアンテナフェアリングの膨らみなどがあり、マークソフターを使いましたが、うまく貼れない。仕方なく一番強力な軟化剤であるグッドスマイルレーシングの”デカール剛力軟化剤”を塗ってみました。それも表に。そしたら・・・溶けました。
しばらく頭の中が真っ白になりました。慌てて同じキットが出品されていないかオークションを漁りましたが無い。
別売のプラッツのデカールがあるのを思い出し、ポチリました。このデカールだけでキットが買えるお値段します。実はキットのデカールもこのプラッツのデカールもイタリアのカルトグラフ社製。でもキットのデカールの方が情報量が多くて良質でした。惜しいことをしたなぁ。悔やんでも仕方ありません。
あとはダラダラと完成後の姿を御覧ください。
結局、機首の鷲(でいいのかな?)の頭部の大判デカールは6分割してはりましたが、絵画的なので継ぎ目は目立ちません。そして下面は特に細かな凸凹が多いのである程度まで貼ってからデカールをカットして吹き付け塗装でごまかしています。
あとは、実機写真を見て、細かいアンテナの形状等にご注意ください。前脚扉周辺やコクピット後方のアンテナは、この機体では斜めではなく、垂直に立った長方形の形状になっています。
Posted at 2021/01/03 23:10:46 | |
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