
久し振りにたくさん降りましたよ。10年振りと言っていい降雪量。久しぶりに雪かきをしました。
さて、昨年末に「
63の手習い」と題して、フュージョン360と言う名の3DCADソフトを習い始めることをご報告しましたが、16回の受講を先月末に終えました。受講を終えた率直な感想は、「もったいなかったかな?」です。確かにフュージョン360の一通りの機能は知れましたが、上っ面だけ。テキストがソフトの最新バージョンに即してなくて戸惑う場面も多々あったし、その場に質問に答えられる講師もいない状況で二桁万円は割高感が半端ない。評価は100点満点で60点てとこかな。これから習いたい人にどうかと聞かれたら勧めはしません。評価できるのは途中を端折ることなく最初から最後まで細かく進んだことかな。
こんな状況ですので、まだまだ自由自在に立体をデザインできるには程遠い。で、YouTubeで参考になる動画はと探してみると、山のようにある。当然無料でかなり親切でもある。その中の一つをご紹介すると・・・
上の動画で紹介されているロフトと言う機能をちょっと解説させてもらうと・・・
空間に並んだ丸、六角形、四角。それを順番にクリックしてロフトで繋ぐと・・・
全ての頂点を通る自然な立体を自動的に作ってくれます。これを応用すれば断面が分かってる船の船体なんてできちゃいますね。これを見た時にはたまげました。でもこんなのは機能のほんの一部。フュージョン360は奥の深いソフトなんです。
今でも時間さえかければ直方体や円柱などの基本的な立体を組み合わせたパーツならデザインできるとは思いますが、問題は複雑な曲面と能率でしょうね。もう少しYouTubeや書籍で勉強してから、3Dプリンターを購入して自分の欲しいパーツを作ったり、あわよくばそれを売って小遣いを稼ぐとか・・・夢は膨らみます。そうなると当然、先人が売りに出してる3Dプリンター出力パーツが気になってきます。これまでにも企業が販売しているものなら購入したことがありますが、最近は個人が製作したパーツもチラホラと。
最近、目についてヤフオクで購入したのがこれ。

1/24 ジャガーEタイプ for Revell ワイヤーホイール4個セット 3Dプリント
(右端にチラッと写っているのは10円玉です。)
私は発売されたばかりのレベルのジャガーEタイプは欲しいのを我慢して購入しておりませんが、タミヤのジャガーMk.Ⅱ(↓)にも使えるとのことでそれ用に購入。

因みに、みん友の
simuk さんがこれにお乗りです。羨ましい。
受け取った箱を開けてこれを見た時にはワイヤーの繊細さに驚嘆しました。
ここで比較。左が今回の3Dプリントパーツ、右がタミヤのキットのホイール。真ん中はエッチングのワイヤーホイール。エッチングのワイヤーホイールはキットのパーツで満足できない人が購入したりするアフターパーツで、これだけでも4本で2,000円くらいします。昔のフェラーリのミニカーなどによく使われてたりします。
タミヤのパーツもキット付属のパーツとしてはよくできてる方だと思います。エッチングは繊細ですが、しょせんは細い平面。しかもワイヤーの本数が少ない感じ。やはり3Dプリントパーツの再現度は圧倒的です。これで送料込みで2,200円。まあ、安いとは思っていませんが、その価値はあるでしょう。
そしてワイヤーが繊細なだけではありません。
上は実車のワイヤーホイールですが、リム側のワイヤーの付け根が盛り上がっているのがお分かりいただけると思います。これを再現できているのは3Dプリントパーツだけ。
次は戦車の履帯(最近はキャタピラとは言いません。履帯と呼ぶのが一般化してきました)。

1/72 パンターG 履帯・起動輪・遊動輪セット[結合タイプ・2両分セット]
これもこのスケールでガイドピンの穴が抜けてるという精密さ!(みんカラではこれを分かってくれる方は少ないかな?)
2両分ということとオマケのパーツも同梱と言うことで、お値段は送料別で3,960円。はっきり言って高いとは思いましたが、参考に購入。
どちらの出品者の方にもメッセージを送ってみました。ワイヤーホイールの方は3Dプリンターの使用機種は「お答えできない」とのこと。履帯の方は教えていただけましたが、内緒にしてほしいとのこと。機種がばれるとまずいことでもあるんでしょうか?
いずれの商品も私がこのレベルに到達するのは無理に近いのでは?と思えるレベル。ただ、私が見る限り、次々と売れているとは思えません。元々模型人口なんて知れてますし、いくら出来栄えが良くなるとは言え、キットと同額程度の出費をいとわない人がどれだけいるのか? やはり趣味の範囲は超えられないってことなのかな?
Posted at 2022/02/06 22:42:05 | |
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