
ネットのニュースで”
「伝説のシルバーウルフ」が戦死”の見出しを見た。記事の内容を読んでみると、「シルバーウルフ」と呼ばれるウクライナのトップガン(最優秀パイロット)オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54)がロシア戦闘機との空中戦で死去したと、ウクライナ軍が明らかにしたとのこと。
記事の冒頭で「空中戦で」と書いておきながら、読み進むと「ロシアS-400対空防御システムに撃墜された」とある。S-400はロシアの地対空ミサイル。ミサイルに撃ち落されるのを空中戦とは言わないと思うが。
ここまでは「まあ、戦争なんだから撃墜も戦死もあるわな」くらいの気持ちだった。
ところが更に記事を読み進むとRIATの文字が。えっ、あのRIAT?
そう、私が2018年7月にイギリスまで行って観てきた航空ショーのRIATだ。彼は2017年のRIATに第831航空戦術旅団代表として参加し、最優秀賞を受賞したとのこと。そして翌2018年(つまり私がRIATに行った年)の後半に現役を引退したらしい。だから私が観たウクライナのSu-27のデモンストレーションが彼の操縦だったかどうかは正確には特定できない。でも、彼であった確率はかなり高いと思っている。迫力のあるデモンストレーション飛行でしたから。
改めて・・・
YouTubeからその時の動画も。
第一線から退いていた彼ですが、ロシアの侵略から国を守るために現役に復帰。首都キエフを守るため迎撃に出て、ロシア空軍の戦闘機を迎え撃つも・・・
ということのよう。
私がその飛行を観たかも知れないパイロットが戦死したことを知ってしまった後は、何だか距離感が違って見え始めた。
既に双方で数千人規模の死者が出てるようだ。戦争は戦死者が増えれば増えるほど終わらせにくくなるとどこかで読んだ。
意外とウクライナが持ちこたえてることを歓迎する向きもあるが、私個人としては、あっさりと負けるものと思っていた。それでいいとも思っていた。
長引かず、戦死者が少ないうちに終戦を迎えるのが一番ではないかと。
まあ、その後のウクライナの体制を考えると、どうしてもしこりは残って内戦が続くなんて可能性もあるから、あっさり終戦がいいとも限らないが。
しかし、当初はプーチンの目的はロシア系住民が多い地方を独立させることかと思われていたが、キエフまで攻め込むということはそれだけでは満足できないってことか。
いつぞやのどこかの国じゃないが、ちゃんと終戦と戦後をイメージした上で戦争始めなきゃ。とりあえず攻めてみましたじゃ済まないよ。
Posted at 2022/03/03 23:23:33 | |
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